米良美一(チャッキー人形でも可)に、きれいなジャイアン操作でレオナルド・ディカプリオ。そろそろ単なる色男路線は限界の模様です。
「アカデミー監督賞も主演男優賞も作品賞も逃してガッカリ」についてはさておき、観終ってまず思ったのは「3時間では収まらないハワード・ヒューズの人生」だった。
「頭の回転が速くて、弁も立つ。エネルギッシュで実力もあって、アッチの方もお・盛・ん。でも実は少年っぽいトコもあるのよ彼ウフフフ・・・」(エロ文才ナシ)と、フランス書院あたりによくいる「やり手起業家」を地で行くハワード。
特濃人生ならではの盛りだくさんなエピソード(大まかに分けたら「事業/女(明サイド)」「サイコ」「査問委員会」か)を、何とかかんとか時間内にまとめてつなげてあるあたりに、関係者の苦労が垣間見えます。ってことで、上映時間は長いけど、個人的には予測よりはダレなかったかも。
ただし、とにかくいただけなかったのは、全編通しで観ても結局、「八ワードがなにで儲かったのか全然わからなかった」ことだ。(以下ネタバレかもなので自粛)「親から莫大な遺産を受け継いだ」かもしれんが、そのあと会社抵当に入れてまで映画撮ってたし。しかもあとで「あれは酷評だった」とか言ってるし。飛行機まともに売ってるエピソードもロクに出てこなかったし。なんであんなに金持ってるんだハワード。説得力なさすぎて許せません。
説得力といえば後半「命にかかわる大怪我をして、健康面に問題のある初老の紳士」のくせに、エナジーみっちみちに満ち溢れるデカプーのオールヌード(リアリティ<サービス)も、それはどうなの、と正直思った。
あちこちの寸評みてるとわりと「後半一時間がだるい」って書いてあるけど、観賞前の心構えとしては”「強迫神経症を知る会(発端が幼少期の一事件のみに収束されてて不満が残るが)」と「査問会における、ハワードの大屁理屈を聞く会」だと思っておけば、どうにか乗り切れるかもしれません。
脳内リミッターを外して”NIGHTHEAD”を有効活用した結果、情報量を処理しきれずフリーズするハワード・ヒューズ。脳ってほんとミラクルです。
おまけ:個人的ビックリポインツは「1946-47年の間で飛行機の形態が、マジ飛躍的に進化してたところ」と「デカプーの飛行シーンのBGMがバッハだったところ」。
特に後者、はじめのうちは、レトロでセコハンなセンスだけにギリギリアウトかと思いきや、意外といいシーンでした。
しかし、そのひきつづきの展開を、あまりの派手さからてっきり笑いどころかと思い、ひとり大爆笑していたら、一転とんでもない結末に。周囲はドン引き、「ものすごくイヤな人」になってしまった。鑑賞時は要注意。
「アカデミー監督賞も主演男優賞も作品賞も逃してガッカリ」についてはさておき、観終ってまず思ったのは「3時間では収まらないハワード・ヒューズの人生」だった。
「頭の回転が速くて、弁も立つ。エネルギッシュで実力もあって、アッチの方もお・盛・ん。でも実は少年っぽいトコもあるのよ彼ウフフフ・・・」(エロ文才ナシ)と、フランス書院あたりによくいる「やり手起業家」を地で行くハワード。
特濃人生ならではの盛りだくさんなエピソード(大まかに分けたら「事業/女(明サイド)」「サイコ」「査問委員会」か)を、何とかかんとか時間内にまとめてつなげてあるあたりに、関係者の苦労が垣間見えます。ってことで、上映時間は長いけど、個人的には予測よりはダレなかったかも。
ただし、とにかくいただけなかったのは、全編通しで観ても結局、「八ワードがなにで儲かったのか全然わからなかった」ことだ。(以下ネタバレかもなので自粛)「親から莫大な遺産を受け継いだ」かもしれんが、そのあと会社抵当に入れてまで映画撮ってたし。しかもあとで「あれは酷評だった」とか言ってるし。飛行機まともに売ってるエピソードもロクに出てこなかったし。なんであんなに金持ってるんだハワード。説得力なさすぎて許せません。
説得力といえば後半「命にかかわる大怪我をして、健康面に問題のある初老の紳士」のくせに、エナジーみっちみちに満ち溢れるデカプーのオールヌード(リアリティ<サービス)も、それはどうなの、と正直思った。
あちこちの寸評みてるとわりと「後半一時間がだるい」って書いてあるけど、観賞前の心構えとしては”「強迫神経症を知る会(発端が幼少期の一事件のみに収束されてて不満が残るが)」と「査問会における、ハワードの大屁理屈を聞く会」だと思っておけば、どうにか乗り切れるかもしれません。
脳内リミッターを外して”NIGHTHEAD”を有効活用した結果、情報量を処理しきれずフリーズするハワード・ヒューズ。脳ってほんとミラクルです。
おまけ:個人的ビックリポインツは「1946-47年の間で飛行機の形態が、マジ飛躍的に進化してたところ」と「デカプーの飛行シーンのBGMがバッハだったところ」。
特に後者、はじめのうちは、レトロでセコハンなセンスだけにギリギリアウトかと思いきや、意外といいシーンでした。
しかし、そのひきつづきの展開を、あまりの派手さからてっきり笑いどころかと思い、ひとり大爆笑していたら、一転とんでもない結末に。周囲はドン引き、「ものすごくイヤな人」になってしまった。鑑賞時は要注意。
私は26日見に行こうと思っています(^o^)丿
あれだけ話題になった映画なので、
検索で来ましたが、どのページを見ても
ほとんど「時間が長く感じる」とコメント
されていますね。
ちょっとビックリしました。
私は個人的には、そんなに退屈しなかったん
ですが、同行の友は終わった後けっこう
眠そうだったかも。
後半けっこう、だらーっとした展開なので。
一見の価値はあると思うのですが、
個人的には「アカデミー取れなかったのも
まあ妥当?」と思った部分も・・・。
TBありがとうございました。
「きれいなジャイアン効果」に大爆笑。
我が友人の間でも、
「最近のディカプリオって臼みたい。
昔は可愛かったのに…」と
目下の所大評判です。
まあ、いつまでも色男路線で売ろうとしている
宣伝戦略にも問題あると思うのですが。
鑑賞前の心構え、正にそのとおりだと思います。
そう思ってないと前半はともかく
後半がしのげないですよね。
TBありがとうございます。
私もさせていただきました、今後よろしくお願いします。
あの脳、私も少しは見習いたいぐらいです。
私の脳は退化しすぎ・・・
すごい人でしたね~
あのオールヌードのシーン、私はちょっと気持ち悪かったです。
そうか、サービスだったのですね(笑)
ぎゃははは!!臼!!
いいですね!私も使おう!
一緒に行った友達は、
「笑うせえるすまんの髪型に、
アンタッチャブルのデブの方の具
(顎割れだから?)が入った顔」と
言ってました。
私はあの髪型、「福助人形?」と思いましたが。
みんなボロカスですな(笑)
>ミカさん
私も友達も、あのヌードは「キモい」と思った
のですが、
「一般的にはあれは”嬉しいシーン”なんだ
ろうねえ」なんて話しながら帰ってたんですよ。
ミカさんも同志ですね~。うふふ。
そうなんですよね。
実際は、どのくらい後遺症が残ったのか
かな~り気になるところです(笑)
それにしても「あの体」はないですよね・・・
でも脅迫神経症の部分は興味深かったですしディカプリオも頑張っていたと思います。
ヒューズは波乱万丈ですね~って感じでした。
ヒューズは本当にとってもお金持ちだったんですねぇ。雲待ちで8ヶ月とか・・・
お金に興味ないってちょっと理解しがたいです。
>ちょこっと微妙
ですよね~。アカデミーがらみで前評判が
かなり良かったため、結構期待してたんですけど
期待ほどじゃなかったって言うか。
デカプーは気合入ってましたけどね(笑)
返事遅くなりましてすみません。
>「査問会における、ハワードの大屁理屈を聞く会」だと思っておけば、どうにか乗り切れるかもしれません。
このシーンはよかったです。でも他はやはり……。退屈でした。残念。