永世中立国のえげつない生き方

2013-03-31 15:27:58 | 経済

          中立国のえげつない生き方

 

  

 スイスと聞いてイメージするのは、世界最高峰の山並み、永世中立国、世界中が信頼して莫大な金を預けるスイス銀行、時計などの精巧な製品、牧歌的な風景、世界中から押し寄せる観光客など良いイメージがありますね。

昔からこのイメージは変わらない。スイスが一目置かれる国であり得るのもこんな特色があるからだと誰もが思う。

夢の国、スイスのイメージを壊します。

スイス銀行のあこぎなまでの独占欲、世界中から資金が集まり、預金者以外には口座の情報を絶対漏らさないことは銀行として立派だが、時と場合によっては悪害にもなる。

預金者本人が犯罪で捕まった場合、預金した金がマネーロンダリングだったら、返金しないのだ、スイス銀行がずっと所有出来るように規定になっている。

これこそネコババである、スイス銀行はこのあくどい方法で生き残ってきた。

ユダヤ人たちが戦後、身内が預けた資産を調べようとしたら、スイス銀行は拒否した、これこそがユダヤ人の莫大な資産の多くはスイスにネコババされっぱなしだった。

90年代になり、国際世論の批判もあり米政府の圧力と介入で返還に応じるようになったそうです。ヤミ金融の58億円をスイスの銀行に預けたら「犯罪者の資金洗浄」と決め付けて全額没収した、あまりの阿漕だと交渉してやっと返してもらったが、半分しか戻していない。ヤミ金の上まえをはねるのがスイスなのである。

悪のやから、北朝鮮の隠し口座だろうと犯罪組織の汚い金だろうと国際世論の開示要求には一切応えていない。

あの有名なサウンドオブミュージックの歌とミュージカルになったオーストリア軍将校の家族、トラップ家がナチの魔手から逃れるため、スイスの厳しい山越えをしてスイス国に逃げた。

あの美しい人道主義の永世中立国スイスの実態が必ずしも、すべて美名の行為をしているとは限らない。

紳士の国、イギリスも「中国のチベット領有、植民地化」を公式に認めたのである。

えげつない交換条件があった、中国はあり余るドルを持っている、イギリスの経済危機を救う約束が両者であり、そのためにイギリスはチベットを売ったのである。

チベットとイギリスの関係は昔から古い、近代の戦争におけるイギリス軍の戦闘ではチベットの傭兵が活躍してきたのである、今のイギリスが大英帝国としての面子を保ってこれたのもチベット傭兵の影ながらの支えがあったからこそのものである。

イギリス兵が尻込みする戦闘場面でもチベット傭兵は勇敢に敵情視察、破壊工作などが得意だったそうです。

そんな忠実なチベットを売るなんて、紳士の国でも金の為には恥じる行為を簡単にやってしまう厚顔は凄いですね。

 

今日のブログはしばらぶりに書きました。過去の歴史を見れば未来が見えてくるようです。

今の世で起こっていることは過去に問題を解くカギがありそうですね。歴史は繰り返すと云うが、なぜ繰り返すのかと考えてみれば、繰り返す人間や国が同じ国民、いわゆる同じ血や民族、遺伝子を引き継いでいるからではないだろうか。

人は同じことを繰り返す、かく言うtiger60も同じ繰り返しで失敗や小さな忘れ物などが多くなっている、年のせいなのか、性格的な問題なのか、さっぱり判断がつきません。こんな時は、自分に言い聞かせます、「華の中高年、万歳!」。

tiger60

 

 

 

 

 


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