沖繩チルダイの話し
昨今の商売の形は昔と大変わりである。変わり過ぎて昔の面影があまり見うけられないようになった。寂しいことである。
昔の商売は相対売り、人と人とが対面して、値段を決めたり世間話しに花が咲いたりと面白かった。
最近はそれがない、大型店舗で品物も豊富に出回り、たしかに雨降りでも濡れないで買い物が出来る、食事やショッピングまで出来る現代、40年前は誰も想像していなかった。
tiger60は大のドラゴンフルーツズ好きである。実りの良く、値段も手頃の年の夏場は嬉しい限りです。
先週、ある花や野菜を売る栽培農家共同の店に行った。
ドラゴンフルーツの苗を見つけたので、店員のおばさんに値段を聞いたら、分らないという。聞いておくからとのことで、また来ますと言って帰った。
それから1週間後、行ってみた、別の女性店員がいた、値段が分らないと、又同じ返事、前回のおばさんは何もしていなかったのである。怒る気持ちにならないのが不思議だったが、なんとなく沖繩的なのか適当ーなのか分からず気にしなかった。
その帰り道、無人販売の農家がドラゴンフルーツの果実を台に乗せてある。人がいない、
真っ赤なドラゴンフルーツひとかご、13個で500円、安い。
ぜひ買いたいが、人が居ないのでお金を置いてドラゴンフルーツを持って帰る訳にもいかず思案していた。
よく見ると、側に何やら船のドラかハーリー鐘のようなおおきな鉄の容器が下がっている、説明を読む。
「用事の方は、この鐘を叩いて下さい」、面白い、鐘を叩いたら年配の男性が杖を引きながら来た。農家の主だ。
ドラゴンフルーツを買い、試しに苗を売るかと聞けば、あるから持ってくると返事がある。嬉しい限りだ。
苗2本を安くゆずってもらった、やはり農家のやる気なんだと思った。
同じ年頃のようなので、いろいろ世間話しをして帰った。
いいですね、この雰囲気。なんだか落ち着いた、おっとりした気分になりました。これぞまさしく相対売りの良さだと思います。
時々チルダイすることもあるが、沖繩県民の特性か呑気さかも知れない。なんとかなるさー、適当ーな楽天主義もたまにはいいですね。
注解:チルダイとは沖繩の方言、意味は、がっかりする、落胆する。もともとあきらめて、又は期待しないで、やっぱりダメかとかの意味も含む。
チルは、筋のこと
ダイは、だれるから来た
今日のブログは沖繩の話し、日頃気がつかないちょっとした面白さを取り上げたつもりです。ドラのかねを叩いて畑で仕事中の農家を呼ぶなんて、面白いですね。どらを叩くと何だか気持ちがスッキリするもんですね。
沖繩のハーリーがねをうち鳴らす、旗頭を立てて街の祭りを行く、ドラの鐘をガンガン鳴らすのを見ますね。あれも一つの爽快感かも知れないと考えました。良く考えて作られたものですね。
中国系の人達もドラを叩いて爆竹の花火をバンバン鳴らして邪悪を祓う、今回の反日を見ていると、中国人民は生活の苦しさや失業、貧富の差が酷い社会状況にある。
共産主義は万人に等しく公平に生活の糧を与える立派な思想だが今の中国の現状はその逆になっている。人びとの不満が溜まるが、ぶつける対象が恐い、いきおい反日のきっかけがあったので、勢いがついたと考える。
ドラの鐘をたたいたり、爆竹を鳴らすだけでは気分転換が図れないくらいに生活の困窮があると見た。繁栄の陰に不幸あり。
米国防長官が訪中して、何やら話しあったのだろう、反日デモが禁止になった。これから収束に向うと思う。
やはり日米安保条約は必要と痛感した次第です。ブロガーの皆さんはどう考えますか?
今日もまたまた、テーマから大きくそれて結びになりました。tiger60の個性か支離滅裂と考えて、許してくだされ。
tiger60
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