写 真 散 歩

特別じゃなくて、普段の散歩のときに見つけた
モノを写真で綴る、ページです。

Tamron SP500mm F8 (2)

2008-03-09 | Tamron SP 500mm
非常に個性的なレンズですね。
まず一番の特徴は、反射光学系を採用していること。
一般のレンズは、レンズを使って光を屈折して像を結ぶ訳ですが
このレンズは、レンズのマウントに近い方の主鏡と反対側の対物レンズに相当
する部分に有る副鏡で反射により光を2回曲げることで、大幅なコンパクト化を
成し遂げています。
反射により光を曲げることで、レンズで光を曲げるときに屈折により発生する
色収差が根本的に発生しないのが最大の強みです。
このことは、天文台とかで使っている大口径レンズのほとんどが反射望遠鏡で有る
ことが証明しています。
欠点としては、構造的に絞りを組み込めないこと、
主鏡と副鏡を同軸に配置したために、アウトフォーカスのボケがドーナッツ状に
ボケることが知られています。(この、写真の様に全く目立たない時も有りますが・・・)

まあ、講釈はこの辺で置いておいて・・・
色収差が少ないということがレンズの切れ味を増しているような気がします。
とても古いレンズの描写とは思えない切れ味だと思います。

換算1000mmF8の軽量・超望遠レンズです。
オリンパスがE-3/E-510のファームアップの更新をしてくれたおかげで、このレンズでも
手ぶれ補正の恩賜が受けられます。手持ちで1000mmが振り回せるなんて・・・
凄い事だと思います。
重量も、見た目のずんぐりした大きさからしたら拍子抜けするぐらいに軽いです。
レンズ重量も600g程度とE-3と組み合わせても、約1.5kgと割と軽快です。
組み合わせたときの重量バランスも良い感じです。
このレンズを使うときは、マニュアルフォカスが大前提と成りますので、
E-3のファインダーの倍率の大きさは、ありがたいですね。
E-510とかだとピント合わせが辛いです。

E-3
Tamron SP 500mm F8 (55BB)
500mm F8 1/250 ISO800(ノートリミング)

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