写 真 散 歩

特別じゃなくて、普段の散歩のときに見つけた
モノを写真で綴る、ページです。

出口

2010-08-21 | 機材・E-System
最近カメラ関係では良い話が聞こえてきません。
E-3も発売されて秋に成れば3年に成ります。E-1との間も間隔が4年でした・・・
E-1からE-3に変わったときは大幅にスペックアップした部分も有りますが、機能を盛り込んだ事による
ボディの大型化を招きました。今ではあの重さにも慣れましたが、最初持ったときは本当にフォーサーズのボディとは
思えませんでした。何しろE-3の前はE-510を使っていましたから、一気に400gほど重量が増しましたから、
当たり前の反応ですよね。
でも、E-3は写真を撮っているときは快適ですね。撮っているときはあまり重さは気にならないものです。
光学ファインダーでフォサーズの中で一番大きな像倍率を達成しています。
視野率ももちろん100%です。ブリズムに大きなガラスのブロックを中に納めているのですから、E-1と比較しての
重量の増加は仕方が無い事かもしれませんね。

E-3で特に気に入っているのが、IS機能です。
私の撮影対象が夏場はマクロ冬場は野鳥撮影と、どちらもブレに対しては気を使います。
ピンぼけももちろんなのですが・・・表現意図以外のブレは即失敗写真と成ってしまいます。
ボディ内に内蔵の手ぶれ補正機構ですが、E-3が発売されたときは純正のレンズを付けたときにしか
この機能が有効に成りませんでしたが、ファムのバージョンアップにより途中から、レンズの焦点距離を手動で入力する
事で、マウントアダプター経由のレンズでもすべてISが働くように成りました。
昨日の記事で書いていたTAMRON 500mmF8の反射望遠レンズも、この機能が使える事に成ったことで、
急遽オークションで出物をいろいろと探して手に入れました。
後でこのレンズの製造していた年代を調べて驚きましたが、見事復活を遂げてくれました。

望遠レンズを使って換算600mm~1000mmの焦点距離で手ぶれ補正が効く上に、
手持ちで撮影が出来る重量とサイズに収まる事、

またマクロの撮影のときは、フォーサーズは非写界深度が深く絞らなくても深度が稼げる事、
そのため、絞らなくて良いので早いシャッターが切れる事、フィルムの時代なら蝶やトンボを撮ると本当に一部にしか
ピントが来なくて、絞るとシャッター速度が遅く成りすぎて、結局フラッシュを多用しないと
まともな写真が撮れなかったです。
それが、フォーサーズの場合は何の苦労も無く容易く、手持ちで、自然光のままで撮影が可能です。
本当に、マクロ撮影をする者にとっては、このフォーサーズと言う規格は本当に使いやすいと思います。
私が、最近良く撮る被写体においては、ばっちりです。

ところで、最近E-3の新しいファムウェアのバージョンアップも有りませんね・・・・。(Ver1.4が最新)
オリンパスとしては、E-3はこれで完成品という事なのでしょうか・・・
わたしは、まだまだAFの駆動アルゴリズムとかはまだまだ改善の余地は一杯有ると思うのですが・・・
この辺りの対応を見ても、現在オリンパスがどこに力点を置いているのかが見えてしまいます。
既に売った後の製品をいくらバージョンアップしても、直接の儲けには成りませんからね・・・
でも長い目で見ると、メーカーのサポートへの信頼はこういう地道な活動の積み重ねで得られると思うのですが・・・

最近のオリンパスを巡る情報は全てと言っていいぐらいうわさ話だけで、オリンパスから得られるのはどこかのリーク情報に
対する否定とも肯定ともとれない様な中途半端なコメントのみ・・・
E-3を開発していた時期だとこんな事はなく、前向きなコメントで・・・そのときは素直に信じられたのに・・・
今は、フォーサーズを止める事は無いと社長がコメントしても・・・今は素直に信じる事が出来ません。
わずか数年でこんなに変わってしまうなんて・・・

私は、フォーサーズという規格は悪い面も有りますが、良い面も数多く有る規格だと思います。
このままで、フェードアウトさすにはもったいないと思います。
まあ、どちらにせよこの規格のマウントを育てるのか、止めてしまうのかは、最後の決断はメーカーなのですが
今まで応援してくれたユーザーを路頭に迷わす様な事態はさけてほしいと望みます。

9月に成れば明るい出口が見えるのでしょうか・・・信じて待っていていいのかなぁ・・・

E-3
ZD 7-14mmF4.0
F4.0 1/60 ISO500

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