写 真 散 歩

特別じゃなくて、普段の散歩のときに見つけた
モノを写真で綴る、ページです。

最近思うこと・・・

2009-03-10 | 機材・E-System
最近のオリンパスは、E-620を見ても結構頑張っているなぁと感じます。
ただ、少しユーザーが求めているモノと少しずれているというか・・・
この辺のいらだちはメーカーサイドにはなかなか上手く伝わっていないのかも
しれません。
でも、レンズとかは設計して大量生産するとなると、ラインを整えて、
製造するには莫大なコストがかかるのでしようね・・・
もちろん時間も掛かるし・・

特に単焦点の場合は、種類も多くなるし、また数がそこそこ見込めないと
設計は出来ても商業ベースに乗せるのは難しいのでしょうね・・・
つまり、企業ですから売れる物を作らないと儲けが出ない、
また、儲けがでないと次の製品を開発することも出来ない・・・
安定して製品をリリースし続けるには、大変な努力が必要と思います。

私も昔はOMのユーザーだったので、今のE-SYSTEMを導入したときは、
いろいろと違和感を持ったのを覚えています。
その違和感というのは、主にレンズの事です。前のOMの時代は、私は単焦点の
レンズを主に揃えていました。
列記すると以下のように・・・
(24mmF2・28mmF2・35mmF2・50mmF1.4・50mmF3.5MACRO・85mmF2・
135mmF2.8・180mm2.8・300mmF4.5・70-150mmF4)
(300mmF4.5は、昔に処分してしまったのでこの写真に写っていません。)

ズームは1本だけで、単焦点中心のレンズを選んで揃えていました。
持ち出すのはこの中から、撮るモノによって3本~4本を選んで持ち歩いて
いました。こうしてみると昔使っていたカメラは、今のカメラと比べると
コンパクトだったなぁと感じずにはいられません、重量もその当時は広角から
標準域を使う場合はとてもコンパクトなセットで用を足せました。
最近、良く覗きに行くサイトで愛機とレンズに対しての願望を書いておられるの
ですが・・・単焦点のレンズを切望されている理由が私には、よく理解できます。

私も、ふと昔の撮影スタイルと、今の撮影スタイルを思い出してみると・・・
今の方が、装備が重装備でまたカメラそのものもごつく大きく成っている事に
驚きました。
いまは、撮るモノがMACROと野鳥が主になっていますから、
望遠を主体に使っているので大きく重い装備は、有る意味仕方がないとも
言えなくも無いのですが・・・

では、広角をチョイスして町中でスナップでもと思うと、コンパクトなボディは
確かに有ります。またコンパクトなレンズも有ることには有りますが、
写りを考えると、選べるのはそこそこの大きさのズームレンズしか選択肢は、
無いのですよね・・・
そういう意味では、帯に短し・タスキに長しで自分にフィットしたモノを
手にすることが出来ないと言うことで、ジレンマというかストレスが貯まる
というのも、私はもっともな意見として理解できます。

オリンパスからの回答は、広角スナップとか、携帯に向くスナップ向けの
カメラは、全てマイクロフォーサースで実現しようと企んでいるのでは
無いかと思うのですが、私はこの考えは、間違っていないと思います。

つまり、得意分野に応じてマウントで、望遠とMACROはフォーサーズで
広角・標準域はレンズの小型化が大いに見込めるマイクロ・フォーサーズと
いう風にカメラの棲み分けが進むのでは無いかと思うのです。

最近の自分の撮った写真を眺めていて、昔はこんな写真とてもじゃ無いけど
撮れなかったなぁと言うのも、また事実なんです。
望遠レンズも昔、所有していたレンズでは最大の望遠でも300mmで
とても野鳥なんか撮れるレベルでは有りませんでした。
当時も、大がかりで高価なレンズを導入すれば可能は可能でしたが・・・

今のE-SESTEMのボディが大きい重いと言ったところで、昔なら三脚に据えないと
不可能なレベルの焦点距離の超望遠を手持ちで振り回せるレベルにまで
小型化して、しかもボディ内の手ぶれ補正まで内蔵するなど大きな進歩が
有りました。

その機能の全てがE-3のサイズに収まっているのですから・・・
私は素直に、その技術の進歩が旧来から有った壁を壊して、昔では不可能だった
写真を撮ることを現実に可能にしてくれたと言う前提の前に・・・
いろいろと不満な点は有ってもE-3を、そしてオリンパスのカメラを肯定して
みようと思っています。
馬鹿なヤツと思われるかもしれませんが・・・>汗

結局は自分が撮りたいイメージの写真が撮れるかどうかが問題だと・・・
最近は感じるように成りました。
昔のカメラの場合と比較してデジタルカメラは旬の期間が短いですから、
作り込みも、コストを掛けると言っても限度が有るし、1台のカメラに全てを
求めるのは、無理があるのでしようね・・・

最近導入したSHGのレンズも、毒食らわば皿までと言いますか・・・
もう後戻り出来ない様にオリンパスのレンズ沼に沈んでみるのも良いかと思い、
清水の舞台から飛び降りた気で・・・踏ん切りました。>笑い
投資した分は、しっかりと写真を撮ることで回収したいと思います。

もちろん、アマチュアのカメラマンですから、回収すると言っても、
自己満足の世界なんですけどね。>笑い

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (くま日和)
2009-03-11 23:24:34
あの渡辺氏の発言は少なからずオリンパスユーザーの反感を買った様ですね。^^;
私はコンシューマ機なら1200万画素あれば充分だと思っているし、E-1の500万画素でさえそんじょそこらの500万画素とは思えないチューニングを施したオリンパスの技術者の方達を信じております。
ただ「2000万画素必要ならフルサイズに行った方が良い」的な発言はどうかと思いますよね。
いたずらに高画素競争に振り回されるよりも氏が言っている
「ダイナミックレンジの拡大」
「高感度時のノイズ対策」
あたりの方が有意義だと思いますし、裏を読めば噂の3層型素子の開発に成功して商品化に向けて始動したのかとも取れるんですが。。。
根拠はE-620をこの時期に投入してきた事なんですけど。。。
と言うのもE-30を前倒しにして年内発売したのも実はE-620を売る為の戦略なのでは?と思えるんですよね。
D90や50Dに比べても割高感が拭えないE-30ですが、この発表によってE-620が実に値ごろ感のあるお買い得な高機能入門機というインパクトを与えたんじゃないでしょうか?しかもPMA以前に発表してPIE前に発売。。。各雑誌のインプレさえ全然間に合っていないですよね。
この戦略によってE-620が「売れる」ボディになるんじゃないかと。。。
E-420/520の後継機種存続の話もE-620比でかなり値段を落として一気にD60,KX2の牙城に切り込み、その後鳴り物入りで3層型素子搭載のE-3後継機種の登場。。。
それに3層型素子だとベイヤー型の2倍以上の画素数に相当するならその新型素子搭載ボディのうたい文句に「従来型ベイヤー素子に換算して2400万画素以上に相当」とすれば1200万画素でも充分訴求力のある商品になり得るんじゃないかと。。。

ちょっと読み過ぎですかね?もうちょっとこう、、、表現を考えればそんなに反感を買わずに済んだのかなとも思えて来ますね。^^
まぁ、そんな所もオリンパスらしい感じです。(商売下手)
返信する
おはようございます、くま日和さん (Mura)
2009-03-12 03:48:24
今回の、渡辺氏の発言は各、方面でいろいろと反響が
有りましたが、ああいう風なコメントが有るときは、裏でとんでも無いモノを作っているのでは無いかと
深読みしてしまいますね。

E-620は、E-4XXのボディに手ぶれ補正が載ったならと
言う要望、E-5XXの背面液晶が可動式なら良かったのにと言う、要望をしっかりと叶えつつしかも最近の、
アートフィルターもしっかりと積んで来て、
密度の濃い良いカメラだと思います。>E-620
現時点での出し惜しみなしという感じが、良いと思いますね。

高感度特性・ダイナミックレンジの拡大は、私も
高画素化より優先して欲しいと感じているので、
私的には大賛成です。E-3後継機は、この辺は何か
あっと驚くようなセンサーを積んでくるのではと
期待しているのですが、商売ベタというか・・・
この辺の少し抜けた感じがオリンパスらしいとも
言えますね・・・>笑い

ただ、一言言いたいのは、レンズのロードマップを
早急に更新して欲しいですね。イメジャーAFの対応の
行方とか、新レンズの予定とか、フォーサーズの
レンズの今後が不透明すぎます。
レンズを安心して買えるようにして欲しいですね。
返信する
Unknown (ドボン)
2009-03-12 18:26:53
こんにちわmuraさん
ロードマップが更新されましたが、
残念ながら正直なのか計画がないのか、
その結果で某HPの管理人の逆鱗に触れたのでしょうね。
個人的には、HPの綺麗な写真で影響もあり
オリンパスのファンになった一人としては寂しい限りです。

個人的にはE-3もE-620は良いボディーです。
E-30の立ち位置は疑問となりましたが、
時期E-X機も期待できるものです。
じゃレンズは?となりますね。

今後のレンズロードマップでは
マクロの100mmのみということにユザーは受け取ります。

これは、カメラを売る商売としては下手どころではないと思われて仕方ないですね。

私には、オリンパスは今後マイクロに行きますよ。
と読んでしまいます。(T_T被害妄想か?
返信する
今晩は、dobonさん (Mura@管理人)
2009-03-12 21:13:26
私も、新しいロードマップ見ました。
思わず・・・・・黙ってしまいました。

イメジャーAFの対応レンズを塗りつぶしただけの
モノで、将来のことが全く不透明ですね。
将来の事が書かれているのは、
「望遠MACRO」2009以降って書いてあるだけ・・・
本当に残念な内容ですね・・・>汗

わたしは、全てマイクロに移行するとは、全く思っていないので、レンズの標準域から広角よりはマイクロの小型レンズとマイクロフォーサーズのボディで
カバーして、望遠とかマクロは光学ファインダーで
位相差AFの優位性を生かせるボディとで棲み分けを
するのでは無いかと思っています。
今年は、マイクロの立ち上げの年なので、フォサーズのレンズは、我慢の年と成りそうですね・・・
マイクロの発表の次の年は、何とか期待出来るのでは
ないでしょうか・・・わたしは、マイクロも期待しているので、楽しみに状況を伺いたいと思います。
返信する

コメントを投稿