中国でNHK放送が中断 カーディルさん来日報道で

2009年07月28日 | news
中国でNHK放送が中断 カーディルさん来日報道で
2009.7.28 21:28
成田空港に到着した「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル主席=28日午後
 中国で28日、ウイグル人亡命組織「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル主席の訪日を報じていたNHKの海外放送が中断された。カーディルさんの訪日をめぐっては、中国外務省が27日、日本政府に対し「強い不満を表明する」との談話を発表していた。
 一方、中国政府は28日、カーディルさんの訪日に合わせ、新疆ウイグル自治区ウルムチ市内で5日に起きたウイグル族による大規模暴動を記録した日本語版のビデオ「7・5暴力事件とラビア氏」を日本メディアに配布。カーディルさんらによる「統制と画策」の下、暴動が発生したとあらためて非難した。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/china/090728/chn0907282133008-n1.htm

62 :名無しさん@十周年:2009/07/28(火) 22:27:13 ID:ApxzxP7v0
またかよw

NHK国際放送中断事件
小泉総理が靖国神社参拝の時に、中国が勝手にNHK国際放送を遮断、その後2ヶ月間中断された。これに対してNHKは抗議もせず。
http://www.youtube.com/watch?v=2NWHJJUfjys



【ウイグル暴動】ウイグル世界会議の議長が来日へ 中国反発も
2009.7.23 00:21
6日、ワシントンでの記者会見で、ウイグル暴動への関与を否定する世界ウイグル会議のラビア・カーディル議長(山本秀也撮影)
 【ワシントン=古森義久】中国の新疆ウイグル自治区で起きた暴動で中国当局から「扇動役」と非難されている在外ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長(米在住)が来日する予定であることが分かった。
 同会議が明らかにした。カーディル議長は「暴動」の真相は中国当局によるウイグル人弾圧と主張しており、訪日には中国政府の反発も予測される。
 カーディル議長は日本国内の人権活動家らの招待を受け、28日ごろに来日、29日に日本記者クラブで会見が予定されているほか、30日には東京都内で支援者団体らが主催する講演会にのぞむ。講演では中国領内のウイグル人に対する弾圧の実情、とくに7月5日に起きた「暴動」の実態について語るとみられる。ウイグル族の窮状を国際社会に訴えるため、日本での講演を議長自身が強く希望していたという。
 カーディル議長は2007年11月に国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」日本支部などの招請で初めて来日、全国計8都市でウイグルの実情について講演したことがある。

 しかし、今回はウイグル暴動をめぐり、中国政府から「暴動扇動の黒幕」と名指しされたなかでの訪日となり、中国側が不快感を示すのは確実。日本政府に抗議してくることも考えられる。外務省の担当者はカーディル議長の来日について「ビザ(発給の)申請があったとは聞いていない」としている。
 カーディル議長に対しては、中国への配慮から入国を拒否してきたトルコも最近、査証発給を決めていた。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090723/chn0907230024001-n1.htm




【ウイグル暴動】世界ウイグル会議議長来日で中国内に反発広がる
2009.7.27 19:52
 【北京=野口東秀】世界の亡命ウイグル人組織を束ねる「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長(62)=米国在住=の28日からの日本訪問をめぐり、中国外務省は27日、「日本政府は中国が何度も申し入れたことを顧みず、カーディル(氏)が日本を訪問し反中分裂活動を許したことに強烈な不満を表明する」とする報道官談話を発表した。
 中国政府は新疆ウイグル自治区で5日に起きた暴動でカーディル議長を「扇動の黒幕」と名指しで非難、各国のビザ(査証)発給に神経をとがらせているが、この件で反日感情が広がることも懸念しており、激しい批判は控えている。
 中国共産党機関紙・人民日報傘下の「環球時報」は27日、インドの地元紙の報道を引用する形で、ウイグル暴動前にカーディル議長がインドにビザ(査証)を申請したが、「インド領土内で反中的政治活動は許可できない」(インド外交筋)として「拒絶」されていた事実を挙げ、日本の対応は「非常に非友好的だ」との学者の声を紹介した。
 記事には外交学院アジア太平洋研究センターの蘇浩主任の「(日本政府が)ビザを発給したのは、中国の台頭を抑えるためであり、西側諸国への追従でもある。中日関係に大きな障害をもたらすことになる」との批判も掲載された。
 この報道を受け、インターネット上の掲示板には「日本を地球上から抹殺せよ」「日本製品の不買運動をしよう。中国は強大になった。打倒、小日本(日本への蔑称)」「日本の野心は永遠に変わらない。核兵器でつぶせ」などの書き込みがあふれた。

http://sankei.jp.msn.com/world/china/090727/chn0907271954004-n1.htm




【ウイグル暴動】ウイグル族12人を射殺 当局が認める
2009.7.19 00:52
 ロイター通信によると、中国新疆ウイグル自治区のヌル・ベクリ主席は18日、ウルムチ市内で5日に起きた大規模暴動に参加したウイグル族のうち12人を警官が射殺したことを明らかにした。
 ウルムチでは13日に傷害事件を起こしたウイグル族2人が警官に射殺されているが、暴動参加者の射殺を当局者が認めたのは初めてとみられる。主席は空中に向けた威嚇射撃を無視してウイグル族が住民を襲うなどしたためで「当然の行為」だったと語った。
 12人のうち3人は現場で死亡、残りの9人は病院への搬送途中や搬送後に死亡したという。
 中国当局はこれまで、暴動による死者数が197人に上ったと発表。多くは襲撃された漢族側とみられるが、世界の亡命ウイグル人を束ねる「世界ウイグル会議」(本部・ドイツ)などは警察の取り締まりで多数のウイグル族も死亡、死者数が最大3000人に及ぶ可能性があるとの見方を示している。   (共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/china/090719/chn0907190052000-n1.htm


【ウイグル暴動】中国が豪映画祭でのウイグル映画上映中止を要求
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090716/chn0907162113006-n1.htm
【ウイグル暴動】ウイグル作品に抗議 中国が豪映画祭を辞退
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090723/chn0907231814005-n1.htm





ウルムチ暴動の真相究明を 亡命ウイグル人組織のカーディル議長
2009.7.29 21:06
産経新聞との単独インタビューに答える在外ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長=29日午後東京・千代田区で(大西史朗撮影)
 在外ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長は29日、都内で産経新聞のインタビュー応じ、中国・新疆ウイグル自治区ウルムチで起きた暴動について「(中国政府は)一般市民の生活を一夜で奪い、平和的なデモを暴動にすり替えた。責任は中国政府にある」と批判。今後、国連などに働きかけ、事件の真相究明へ向けた調査の実現を目指していく考えを強調した。
 今回の訪日が実現したことについて、カーディル氏は「ウイグルの主張を世界に伝える道が開けた。対応が冷たい欧米へのメッセージにもなり、日本の政治決断に感謝したい。中国が各国に外交圧力をかけるなか、日本は独立主権国家としての意思を国際社会に示した」と評価した。
 中国は、7月5日に起きた暴動で197人が死亡し、このうち半数以上が漢族であり、「ウイグル族による暴動」だったと規定している。これに対し、カーディル氏は「中国は都合が悪い情報は流さない。中国のメディアは報道機関ではなく、宣伝機関だ」と反論。「はっきりしているのは事件当夜、デモに参加した約1万人がウルムチから消えたという事実だ。中国は死者数、拘束者数など詳細を明らかにすべきだ」と要求した。
 カーディル氏は、今回の来日で日本に(1)日本独自の調査団のウルムチへの派遣(2)国連調査団の結成に向けた外交努力(3)不当に拘束された者の即時釈放の中国に対する働きかけ-などを求めたという。
前の

 今後の活動については、中国が建国60周年を迎える10月に向け、「民族の自決権」を求めるチベットやモンゴル、さらには台湾との連携を強化。イスラム諸国にも働きかけ、世界各地で「中国による民族弾圧を糾弾する集会を開く」と語った。ただ、「武力を使う中国とは異なり、われわれは口とペンで戦う」とし、中国首脳部との直接対話を実現させ、あくまで問題の平和的な解決を目指していくと力説した。
 中国政府はカーディル氏らを「民族分裂分子」と非難し、国際テロ組織アルカーイダとの関係も指摘している。この点についても「結びつきはない。根拠がない誹謗(ひぼう)中傷を受けるわれわれこそアルカーイダの犠牲者だ」と強く反論。ウルムチ暴動の「首謀者」とされていることにも、「国際社会に証拠を示してほしい」と関与を否定した。

http://sankei.jp.msn.com/world/china/090729/chn0907292118008-n2.htm









スキー交流続けよう 中国吉林省から長野に訪問団
7月28日(火)
長野市教委を訪ねた中国吉林省のスキー関係者ら
 中国吉林省の体育局やスキー協会の訪問団6人が27日、長野市役所を訪れ、立岩睦秀教育長を表敬訪問した。訪問団は中国のスキー場の様子などを説明。互いに技術向上を目指して交流を続けることを確認した。

 県スキー連盟(長野市)は来季、同省で合宿を予定しており、訪問団は事前の打ち合わせのために来日している。同連盟は、同省の選手やコーチを受け入れて技術向上を支援したり、県日中友好協会などと協力し国内で使わなくなったスキー板を送ったりする活動を続けている。

 訪問団の李〓団長は「長野と吉林省のスキー交流は長い。スキー人口は増えており、技術を上げるために交流を続けたい」とあいさつ。立岩教育長は「お互いに素晴らしい選手の育成ができるよう交流を続けたい」と話した。訪問団はこの日、県教育委員会も訪れた。

(〓 竹カンムリに青の月が円)
http://www.shinmai.co.jp/news/20090728/KT090727SJI090012000022.htm








【対馬が危ない!】「対馬は韓国」の絵馬も… 地方議連が現地視察
2009.7.31 19:16
 長崎県対馬市の海上自衛隊対馬防備隊の隣接地が韓国資本により買収されている問題で、保守系議員で作る「日本会議地方議員連盟」(団長、松原成文・川崎市議)の市議や県議ら59人が31日、対馬を視察した。

 視察団のメンバーは買収されたリゾートホテルなどさまざまな地点を視察。自衛隊幹部からは、対馬が国防上果たしてきた役割などについて説明を受けた。島内の和多都美(わたづみ)神社では、ハングルで「竹島は私たちの領土」「対馬は韓国」などと書き込まれた絵馬があるのを見つけ、宮司の許可を得て取り除く一幕もあった。

 視察団は1日、一連の問題について韓国人観光客や島民から意見を聞く予定。
 同議連としては今後、外国資本の不動産取得規制や国境離島の経済支援を盛り込んだ新法制定を、国に働きかける方針だ。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090731/plc0907311917005-n1.htm




【対馬があぶない】“裏技”釜山ルートの募集始まる 
2009.8.1 20:15
 韓国との国境に近い長崎県の対馬に、関西国際空港から韓国・釜山経由で訪れるという“裏技の国内ツアー”の募集が始まった。福岡経由に比べ、競争の激しい安価な「国際便」を利用することで安上がりなツアーが実現するという。韓国資本の進出が著しい対馬だが、企画する旅行代理店「サンケイツアー」(産経新聞開発、大阪市浪速区)は、日本の観光客にももっと対馬を知ってもらおうと意気込んでいる。
 ツアーを企画したのは同旅行代理店の吉田雄一さん(60)。産経新聞に連載され、単行本にもなった「対馬が危ない」を読んで発奮し、6月下旬に下見を行ったという。
 関西地区から対馬を訪れる場合、一般的には伊丹から福岡経由の空路を利用する。福岡から対馬への航空便は1日4往復があり、片道で1万4200円。また同じ区間を高速船に乗船した場合は、7700円ながら片道2時間15分と航空便の約4倍の時間を要する。競合のない福岡-対馬線の航空便は割引率が低いため、ツアーは通常、2泊3日で7万円前後が相場だ。
 だが、今回、サンケイツアーが企画したプランは従来の対馬2泊を釜山に2泊、対馬1泊の計3泊4日に組み替え、数社が競う関空-釜山便を利用して7万円前後の旅を実現した。国外の旅程も入れて、満足度を引き上げる作戦だ。
 関西空港から1時間半で着く釜山は人口350万人超と韓国第2の都市。釜山から対馬への航路は、文化渡来の足跡をたどる旅でもある。
 元対馬市教委文化財課長の小島武博さん(60)は「対馬は大陸との窓口であり、文化交流の拠点だった。今秋からNHKドラマとして放映される『坂の上の雲』の舞台ともなる艦船が出撃した軍港跡や運河など、日本海海戦ゆかりの史跡も多い。ぜひ、多くの日本人に知ってもらいたい」と話している。

http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090801/kor0908012019009-n1.htm







ホテル業界戦々恐々…プリンスホテル当然の全面敗訴も
日教組使用拒否

プリンスホテルは「やむなく集会を断った当社の主張に触れられていない」と控訴した(クリックで拡大)
 グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)が昨年2月、日教組集会の会議場使用や参加者の宿泊を拒否して日教組から訴えられていた問題で東京地裁は28日、プリンス側に請求通り約3億円の支払いなどを命じた。プリンス側は翌日控訴したが、大量の右翼街宣車が抗議に押しかけ、周辺への深刻な影響が予想されても、「集会の自由」によって契約見直しは許されないとした今回の判決に、ホテル業界は内心、戦々恐々だ。

 日教組は一昨年3月、旅行代理店を通じ、毎年数千人規模で開催する「教育研究全国集会」の仮予約をプリンスに申し込み、5月に正式契約した。しかし11月に入り、プリンスは突然、会場使用などの拒否を通告。日教組の申請を受けた東京地裁は12月に会場使用を認める仮処分を出したがプリンスは従わず、昨年の集会は57年目にして初の中止に追い込まれた。

 「契約後、前回開催地の大分・別府の状況を調べた結果、街宣車が約150台集まり、開催1カ月前から抗議活動が始まるなど、想定を大きく超える内容だと分かった。当ホテルは品川駅に近く、周辺には病院や学校もあります。仮処分が出ても、絶対に会場を提供するわけにはいかなかった」(プリンス広報)

 実際、集会が予定されていた2月2~4日にはホテルから半径2キロ圏内にある北里大や聖心女子学院など12の学校で入試が行われており、「7000人超の受験生が騒音や交通規制に悩まされ、取り返しのつかない事態になりかねなかった」(同)という。

 それでも、ホテルには宿泊者が感染症にかかっている場合や暴力団など風紀を乱す恐れがある場合を除き、宿泊拒否はできないとする旅館業法が適用される。一度契約した宿泊予約は原則として解約できないため、今回の全面敗訴は当然ともいえるが、ホテル業界の“本音”はあくまで別だ。

 「実際に150台もの街宣車に騒がれては、ホテルの信用問題にかかわる。プリンスが3億円の支払いを覚悟してでも使用を拒否したのは当然。今回の判決が今後のホテル業界に与える影響は計り知れない」(大手ホテルチェーン営業部長)

 ホテル内では、婚礼や顧客企業の重要会議なども行われており、プリンスが集会を許可していれば失うものはさらに大きかっただろうという。今回の問題はプリンスが日教組と契約してしまったことが発端ではあるが、客室や会議場に余裕があれば、ホテル側はそもそも断ることはできない。各ホテルには何とも頭の痛い判決なのである。

ZAKZAK 2009/07/30
http://www.zakzak.co.jp/top/200907/t2009073035_all.html








世界初、ミナミマグロ種苗生産に成功 近畿大水産研究所
2009年7月29日
 近畿大水産研究所(和歌山県白浜町)は29日、オーストラリアの養殖業者との共同研究で、高級魚ミナミマグロ(インドマグロ)を人工孵化(ふか)させ、稚魚サイズまで飼育する種苗生産に成功したと発表した。同大学によると、世界初の成功。

 ミナミマグロはインド洋で生まれ、南半球を回遊。北半球を回遊するクロマグロ(本マグロ)に次ぐ高級マグロとされる。天然のミナミマグロが減少するなか、養殖や資源量回復につながることが期待されるという。

 水産研によると、オーストラリアの養殖業者が昨年1月、世界で初めて人工孵化に成功したが、孵化後間もなくで死んだ。同社は、クロマグロの完全養殖に成功している近大水産研に共同研究を依頼。今年2~4月に同社の養殖施設で人工孵化させた後、水産研の研究者が技術指導し、7月24日までに約40匹の稚魚が約250グラムまで成長したという。

 ミナミマグロは、クロマグロに比べて小型でおとなしいが、稚魚期の飼育法などについて不明な点が多かった。共同研究は今後も続け、完全養殖への移行をめざす。近畿大水産研究所の村田修所長は「クロマグロの完全養殖で培ったノウハウをさらに役立てていきたい」と話している。
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200907290042.html










世界遺産:日本人技師建設の台湾ダム、登録目指し署名運動 /石川

 ◇小学校から広げ、日本にも協力求める
 【台南県(台湾南部)大谷麻由美】金沢出身の水利技師、八田与一氏(1886?1942年)が日本統治時代の台湾で建設した「烏山頭ダム」を世界遺産に登録しようと、ダムのある台南県で署名運動が続けられている。

 署名運動は台湾大学や台南芸術大学など約20団体からなる推進連盟が始めた。台湾は国連とユネスコ(国連教育科学文化機関)にも加盟していないため単独で世界遺産への登録申請はできない。このため地元を皮切りに台湾島内で30万人を目標に署名を集め、運動を盛り上げ、日本にも協力を求める考えだ。

 ダムに近い台南県六甲郷の嘉南小学校でも、署名運動が続いている。嘉南小はもともと、ダム建設のため台湾に来た日本人技術者らの子供たちのために建てられた。このほど来校した地元在住の黄崑虎さんは、現在在籍する児童らに八田技師の生涯について説明し、協力を呼びかけた。黄さんは「ダムとゆかりのある小学校から署名を広げていき、台湾と日本を結ぶ八田技師の功績を一つの形にしたい」と話している。

 烏山頭ダムは当時、アジア一の規模を誇り、ダムと網の目に広がった給排水路のかんがい施設は干ばつに悩む嘉南平野を台湾最大の穀倉地帯に変え、農業文化を発展させた。現在も飲料水、農業用水、工業用水の供給源となっている。

 台湾人と日本人の分け隔てなく面倒を見た八田技師は今も「台湾農業の恩人」と敬愛されており、地元の小学校教科書にも紹介されている。

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 ■ことば

 ◇1920年に着工
 烏山頭ダムは台南県官田郷嘉南村にあり、ダム湖はその形から「珊瑚〓(さんごたん)」と呼ばれる。1920年に着工し30年に完成した。総工費5413万円。堤の長さ1273メートル、給排水路の総延長は約1万6000キロに及ぶ。八田技師は1942年、フィリピンに向かう船上で米軍の攻撃を受け死亡した。台湾に残った夫人は終戦後の45年9月、夫が築いたダム放水口に身を投げて夫の後を追った。
http://mainichi.jp/area/ishikawa/news/20090801ddlk17040658000c.html

台湾:日本統治時に建設のダム、世界遺産目指し署名運動

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