小泉純一郎首相は10日朝、自身の靖国神社参拝をめぐる報道機関の論調について「メディアは公約を守らないと批判する。自分たちの意見に(公約の内容が)反対だと、守らなくてもいいのではないかと批判する」と指摘、その上で「日本のマスコミもちょっと目を覚まさないと(いけない)」と不快感を表明した。首相は2001年の自民党総裁選で8月15日の終戦記念日に靖国参拝すると明言したが、これまでは見送っている。首相はさらに「賛否両論があるのに、いつも首相を批判すればいい(のか)」と強調。「よくわたしを批判するテレビの評論家とコメンテーターに意見を聴いてみたい。首相を批判すれば格好良く見えるのだろうが、少しは冷静に目を覚ましてもらわないと」と重ねて指摘した。公邸前で記者団の質問に答えた。
「マスコミは目を覚ませ」 首相、靖国参拝報道を批判 (共同通信) - goo ニュース
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/seiji/20060810/20060810a1060.html
(今朝7時40分すぎ、首相公邸前)。
Q 8月15日の靖国参拝だが、総理は昨日「公約は守るべきだ」と発言した。一方、2001年8月13日に参拝したときには「幅広い国益をふまえ諸課題の解決にあたる」と、近隣諸国に配慮する談話を発表している。この整合性についてはどう考えるか?
A 「整合性というと面白いんですね。メディアは『必ず公約は守るべきだ』という。守らないと批判する。守ると、自分たちの意見に反対するのは『守らなくていいんじゃないか』と批判する。そうすると、今度は仮に公約を守らないとね、『何で守らなかった』と批判するんですね。
何でも批判するのはメディアだけども、そういう点についても今までメディアの人たちもどう判断するか、私は面白いと思っているんです。整合性とかありますけども、私は靖国神社参拝を批判するというのは自由だと思ってるんです、誰でも。
しかしね、どの国でもね、1つの問題、2つの問題、2、3の問題は意見の違いとか対立はあるんです。その1つの問題で意見が違うからね、首脳会談を行わないというのはおかしいと思いませんか?それについて皆さん、はっきり態度示さないね。もし私が1つの問題で対立する国とね、首脳会談を行わないと言ったら、私を『その通りだ』というか、おそらく批判するでしょうね。靖国参拝で小泉が参拝するなら首脳会談を行わないという中国、『その通り』と皆さん思ってるんですかね。
日本の首相が2度と戦争を起こさない、戦没者に対する哀悼の念を表明するために靖国神社に参拝する、これ私は当然のことだと思ってますし、8月15日ならず、いつ行っても批判しているんでしょう。いつ行っても同じですよ。そう思いませんか?」
Q それは8月15日?
A 「15日だろうが、13日だろうが、4月だろうが、10月だろうが、1月だろうが、いつ行っても批判してるじゃないですか。いつ行っても同じです。それは今までの積み重ねだ。経験ですよ。日本のマスコミもちょっと目覚まさないとね。ただいつも総理を批判すればいい、賛否両論あるんですから。公約を守った場合には批判する、守らなければ守らないで批判する。よく私を批判するね、テレビの評論家とかコメンテーターにね、そういう意見聞いてみたいね。何でも総理を批判する。それは総理を批判すればかっこよく見えるからいいんだろうけどね。少しは冷静に目を覚ましてもらわないと。
1つの問題で首脳会談を行えないのはいいのかどうか。私は日中友好論者ですよ、今まで。話し合いをしてきましたよ。他の閣僚、他の分野、交流は進まってますよ。経済関係も深まってますよ。そう思いませんか?
日本の首相がどこの施設に参拝しようと、批判されるいわれはないんです。戦争の反省をふまえて、戦後61年間、1回の戦争もせず、巻き込まれずに、平和国家として発展してきたんですから。まさにこれが過去の戦争の反省をふまえて日本が進んできた道です。現実が証明している。アメリカと協力すると『アメリカ追随』、中国と意見が違って協力しないと『アジアから孤立する』。全然孤立してませんよ。さまざまな国と交流が拡大、発展してます。中国と韓国も含めてね。
見方がみんな政治的な意図ばっかりでね、政府を批判すればいいというだけじゃ正確な戦略なり見通しは立てられませんね。そう思いませんか? メディアも冷静に考えていただきたい」
Q 総理の心はもう8月15日で決まっているか?
A 「適切に判断しております、いつも」
国を憂い、われとわが身を甘やかすの記-阿比留瑠比:イザ!
http://abirur.iza.ne.jp/blog/
水曜日発売の週刊新潮の記事
・8月15日「小泉靖国参拝をめぐる大暗闘」
記事によれば、小泉首相が8月5日に山口県萩市にある
吉田松陰を祀った松陰神社に参拝した際、
二礼二拍手一拝の神道形式で参拝したとのこと。
その際、記者から「これは靖国参拝の予行演習ですか?」との質問があり、
「私は神道形式で参拝しましたが、これは憲法違反ですか。どう思いますか。
どうして(靖国だけ言って、こっちは)憲法違反といわないの?」と逆に質問したと言う。
記者達は答えに窮したとのこと。
陛下のお言葉公表は「慎重に」 宮内庁長官が見解述べる
2006年08月10日19時11分
宮内庁の羽毛田信吾長官は10日の定例記者会見で、昭和天皇が靖国神社によるA級戦犯合祀(ごうし)に不快感を示したとされる富田朝彦・元宮内庁長官のメモについて、「長官という職にあるものとして言えば、こうした事柄を公表するには余程慎重でなければならない」との見解を述べた。そのうえで、「富田元長官も公表をお考えにならなかったと思う」「(公表されることになれば)陛下自身が長官にものを言いにくくなる」との考えを示した。
asahi.com:陛下のお言葉公表は「慎重に」 宮内庁長官が見解述べる?-?社会
http://www.asahi.com/national/update/0810/TKY200608100409.html
「マスコミは目を覚ませ」 首相、靖国参拝報道を批判 (共同通信) - goo ニュース
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/seiji/20060810/20060810a1060.html
(今朝7時40分すぎ、首相公邸前)。
Q 8月15日の靖国参拝だが、総理は昨日「公約は守るべきだ」と発言した。一方、2001年8月13日に参拝したときには「幅広い国益をふまえ諸課題の解決にあたる」と、近隣諸国に配慮する談話を発表している。この整合性についてはどう考えるか?
A 「整合性というと面白いんですね。メディアは『必ず公約は守るべきだ』という。守らないと批判する。守ると、自分たちの意見に反対するのは『守らなくていいんじゃないか』と批判する。そうすると、今度は仮に公約を守らないとね、『何で守らなかった』と批判するんですね。
何でも批判するのはメディアだけども、そういう点についても今までメディアの人たちもどう判断するか、私は面白いと思っているんです。整合性とかありますけども、私は靖国神社参拝を批判するというのは自由だと思ってるんです、誰でも。
しかしね、どの国でもね、1つの問題、2つの問題、2、3の問題は意見の違いとか対立はあるんです。その1つの問題で意見が違うからね、首脳会談を行わないというのはおかしいと思いませんか?それについて皆さん、はっきり態度示さないね。もし私が1つの問題で対立する国とね、首脳会談を行わないと言ったら、私を『その通りだ』というか、おそらく批判するでしょうね。靖国参拝で小泉が参拝するなら首脳会談を行わないという中国、『その通り』と皆さん思ってるんですかね。
日本の首相が2度と戦争を起こさない、戦没者に対する哀悼の念を表明するために靖国神社に参拝する、これ私は当然のことだと思ってますし、8月15日ならず、いつ行っても批判しているんでしょう。いつ行っても同じですよ。そう思いませんか?」
Q それは8月15日?
A 「15日だろうが、13日だろうが、4月だろうが、10月だろうが、1月だろうが、いつ行っても批判してるじゃないですか。いつ行っても同じです。それは今までの積み重ねだ。経験ですよ。日本のマスコミもちょっと目覚まさないとね。ただいつも総理を批判すればいい、賛否両論あるんですから。公約を守った場合には批判する、守らなければ守らないで批判する。よく私を批判するね、テレビの評論家とかコメンテーターにね、そういう意見聞いてみたいね。何でも総理を批判する。それは総理を批判すればかっこよく見えるからいいんだろうけどね。少しは冷静に目を覚ましてもらわないと。
1つの問題で首脳会談を行えないのはいいのかどうか。私は日中友好論者ですよ、今まで。話し合いをしてきましたよ。他の閣僚、他の分野、交流は進まってますよ。経済関係も深まってますよ。そう思いませんか?
日本の首相がどこの施設に参拝しようと、批判されるいわれはないんです。戦争の反省をふまえて、戦後61年間、1回の戦争もせず、巻き込まれずに、平和国家として発展してきたんですから。まさにこれが過去の戦争の反省をふまえて日本が進んできた道です。現実が証明している。アメリカと協力すると『アメリカ追随』、中国と意見が違って協力しないと『アジアから孤立する』。全然孤立してませんよ。さまざまな国と交流が拡大、発展してます。中国と韓国も含めてね。
見方がみんな政治的な意図ばっかりでね、政府を批判すればいいというだけじゃ正確な戦略なり見通しは立てられませんね。そう思いませんか? メディアも冷静に考えていただきたい」
Q 総理の心はもう8月15日で決まっているか?
A 「適切に判断しております、いつも」
国を憂い、われとわが身を甘やかすの記-阿比留瑠比:イザ!
http://abirur.iza.ne.jp/blog/
水曜日発売の週刊新潮の記事
・8月15日「小泉靖国参拝をめぐる大暗闘」
記事によれば、小泉首相が8月5日に山口県萩市にある
吉田松陰を祀った松陰神社に参拝した際、
二礼二拍手一拝の神道形式で参拝したとのこと。
その際、記者から「これは靖国参拝の予行演習ですか?」との質問があり、
「私は神道形式で参拝しましたが、これは憲法違反ですか。どう思いますか。
どうして(靖国だけ言って、こっちは)憲法違反といわないの?」と逆に質問したと言う。
記者達は答えに窮したとのこと。
陛下のお言葉公表は「慎重に」 宮内庁長官が見解述べる
2006年08月10日19時11分
宮内庁の羽毛田信吾長官は10日の定例記者会見で、昭和天皇が靖国神社によるA級戦犯合祀(ごうし)に不快感を示したとされる富田朝彦・元宮内庁長官のメモについて、「長官という職にあるものとして言えば、こうした事柄を公表するには余程慎重でなければならない」との見解を述べた。そのうえで、「富田元長官も公表をお考えにならなかったと思う」「(公表されることになれば)陛下自身が長官にものを言いにくくなる」との考えを示した。
asahi.com:陛下のお言葉公表は「慎重に」 宮内庁長官が見解述べる?-?社会
http://www.asahi.com/national/update/0810/TKY200608100409.html