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松ちゃんの『やりっ放し やられっ放し』

あなたが気になりだしてから 世界が息づいてる(松任谷由実『緑の町に舞い降りて』より)

『細川家の至宝』展を視て

2011-11-01 22:35:59 | Weblog
先日、『細川家の至宝』展を視てきました。

京都は七条の、国立博物館の特別展で、
興味がある方は是非是非!(~11/23)

今回、あぁいうところに行ってみて
一番面白かったのは
自分の事なんですけど...

絵画、陶器、武具、甲冑、着物、能具等
色々ある中でも
自分が何に惹き付けられるか。
振り返ってみると、あからさまに区別されるんですね。

一言でいえば、自己分析なのですが。
絵画は全く興味が沸かないんです、
そもそも、絵の不出来が判らないので。
やはり、日常的に使う道具、
硯箱(すずりばこ)だとか、あるやこれや...、

そういったモノに機能的には本来必要のない装飾が
昔のモノは凄く凝ってあるんです。
働く農家の娘たちが金箔やらで彩られていて、
しかも、裏に!蓋の。
デザインは昔も今も...いや、
昔の方が凝ってると思います。

そういった
粒差なレベルからでも
人を楽しませようという精神に
涙するくらい感動するんですよね、
ガチで。
あと、昔の装飾は全て宗教(とりわけ仏教・神道)に起因して
その目的も宗教に帰される、って感じで、

そこらへんは
今でいえば、プロパガンダだが(今風の悪い意味でなくて)
今みたいに、宗教とか全く関係ないのない
デザインのためのデザインみたいなものは
視たところ、皆無に等しいですね。
当たり前か、

天皇をはじめ、昔の為政者は仏教等に帰依して、
国政が総て、それに沿って発せられたのだから、
美術=宗教美術っていう
方程式は実感できる。
大陸から渡来した、精巧な仏像などもいくつかありましたが、

ずっと視てると、
それぞれが総て、ちょうど良いサイズ感なのである。
もしかしたら、
仏像の造りに一番適したサイズを

作者は計算しているのだろう、
と、そういったことを勝手に推し測ってました。
あとは、織物でも(これ着てみたい)とか

カメラのストラップにちょうどいいな、とか
ろくな考えしか浮かばなかったのです。

秋だからかなぁ...?

今、与力町...

2011-10-25 01:12:18 | Weblog
梅田から鶴橋まで歩いて帰ろうと、

心弾ませて出発したんです。
天満までは環状線の高架に沿って行こうと...

そしたら
いつの間にか
東海道本線の高架を頼って行ってて

大分ロスして、
気づいたら本庄という
北区の北東端の河川沿いの
怖い土地でした。
深夜見知らぬ町で独り

ブー垂れてます。
やっと天六で、
梅田からこんなに近い駅に
なんでこんなにかかんねん、と。

とやかく云っても、
もう歩くか死ぬかで。
溜め息つきながら歩いてます。

最初のロスがなければ!
JRにしてやられた!

いっつも、こうっ!

伊勢えび、当てましてん

2011-10-14 00:51:59 | Weblog
《運》っていうものは、

「溜め込んだらあかん。
使っていかないと次の運はやってこない」

と教えられて、今でこそ、そういう考えですが、
つい先日までは
やはりどこか、消耗品の様に感じてまして。

普段からしょうもない場面で使わず、
(いざ)という時。
使い処を間違えたらあかん、と
注意を払って過ごしてた矢先に、

10月初め、
伊勢えびを当ててしまいまして。
【猛省】といいましょうか、
「どこで運使ってんねん」と頭を抱えた訳なんです。
まぁ、美味しかったけど..。

そのいきさつも、朝から後輩の桂ちきんくんから電話で
「上本町で伊勢えびの抽選会あるんで、すぐ来てください!」
「いや、行かへんから」
「今なら味噌汁の試食会もありますんで」
「いや、だから、行かへんって」
々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々ーー

結局行きまして、
眠い目こすりながら。
近鉄駅の改札前の小さなスペースに
ちゃんと会場が出来てあって、
既に人だかりの山で。
僕の方はというと、
抽選会というイベントの見学でも、と

ちきんから受け取った【043】の札はポケットにしまって
進行していく様をただ見てたんです。
また、どこの会社か知りませんが
自暴自棄ちゃうの?って思ったのが
当たりの伊勢えびも
一匹や二匹じゃない、

ゆうに30匹はありましたわ、
伊勢志摩の伊勢えびでっせ。
高級な海の幸を
乱発乱発で、
赤字国債ちゃうねんから。

もうあと残り5匹くらいでしたかね、
知らない人がどんどん呼ばれてね
受け取りに前に出ていくのを
眺めながら

(よしよし、これでいいねん。こんなところで
運使ってる場合ちゃうねん。そうそう、当たったらあかんねん)
と、頷いてた時に

『43番』
「ハイハイハイハイ、ハーイ!僕でーーす!」

果ては「やったーっ!!!よっしゃあーーーっ!!」

司「いいねぇ、君!さぁ出てきて出てきて」
意気揚々と前に出て行ってインタビューを受けてました。

後から聞いたら
当たった人の中で一番嬉しそうな顔だったらしく、
僕の良さが存分に発揮されてたそうです。

あまりに嬉しくてね、その後も梅田に繰り出しては
入ったお店の店員さんや隣の客に出来るだけ自慢してました、
「お姉さん、これ分かります?
伊勢えび、ですねん...当てましてん」

「あ、おおめでとうございます...」
「ありがとうございます。実はまだ、生きてはんねん」
何の会話やって話なんですが、今から思えば。
飲食店から映画館からブティックから
でっかい伊勢えび提げて...

なんかね、
運も見放しそうな喜び方で、
さすがにその夜えらい落ち込みまして。
えび、スッゴい旨かったわ。

ただ!もはやね
伊勢えび当てといて(運の使いどころ)云々
なんて言ってる方が余計ツキも悪なりそうなんで、

これからは
(運はどんどん使っていこう)と

僕は早々に変節させて頂きます。

瓦屋根

2011-10-13 01:27:44 | Weblog
こんばんわ。やはり、

ブログというのは続けな意味がない!
今ね、買おうかどうか迷ってる本がありまして、

(どうせ買うんだろうが...)
アメリカ史についての本で、
(笑いを勉強せぇっちゅう話ですが)

それがまた8000円するんですよ。
それがまた書店になくて
府立図書館にあるということで、
しかも中之島じゃなく、中央の方(東大阪・荒本)。

一応目を通しておこうということで、行ってきました。
荒本駅というのは近鉄けいはんな線らしく、
鶴橋在住の僕には
地下鉄を乗り継いで行く事に
600円近くも払う価値無いな、と思ったので

近鉄奈良線で若江岩田まで行き
そこから荒本まで歩きました。
単純に御堂筋線に置き換えれば
なんばから本町までの二駅分の距離だろう、と
考えて歩いたのですが
そういう甘い考えは金輪際すんなっ!と

己に叱咤させる結果。
(思ってたのより、遠いな...)って気付いた時というのは
大体において、
手遅れで、
またそういう、
イキッて歩きに出て途中から嫌になるみたいな
情けない展開が、よくあるんですよ、

僕には。
戻るのもあれだし、
この先どのくらいあるんだろうと
途方に暮れてる自分が居るのが、
自分とは全く関係のない
東大阪のど真ん中で、
もうね、どうしようもないんですよ。
さらには(何してるんだろう、俺)って、

その時の惨めさたるや!
前もあったわ、同じような事が。
三年前、
坂本龍馬脱藩の道を辿る!って事で
1人高知駅前から愛媛の大洲まで歩いたことがあって、
その時も60kmくらい歩いたくらいで
(やっぱり遠いな...)って、
気付いた時は遅いんですよ。

だって高知まで来ちゃってるんだもの。
高知の山の中に来ちゃってるんだもの。
コレどうすんねん?って、
どうも出来ひんのですよ。
人っ子ひとり居らへん、
山の中だからね。
歩き続ける、というのが
唯一の解決方法なんです。

あぁいうね、思慮の浅い行動の最中に
冷静に立ち止まったら、
不幸でっせ、ホンマ
精神的にね。
惨めも惨め。
これはね、もしかしたら
人生でも、そうかもしれなくて。

今回のような日常での小さな行動に限らず、
自分がやりたい仕事だとか生き方だとか、
冷静になって立ち止まってしまうと
つまらなく感じたり、
惨めになったり、
どうしようって絶望的になったり。

そういうときの精神状態というのは、
最悪に惨めで不衛生だと思う。
でも、それが正しいのかもしれないし。
ある程度は自分を騙しながら
突き進まなければならない部分もあるのでは?

話は逸れたが、
何とかたどり着いた図書館で用を済ませたら
帰るのも一苦労で、
乗り継ぎの手間と高額の運賃は払うはずもなく、

結局の鴻池新田まで歩いて
JRで帰りました。
マジで、暇につき。

追伸:人家を見て歩くのが好きで、最近の新しい住宅は
ビルみたく箱型で瓦屋根が少ない、

って話を書こうと、タイトル先行で書き始めたら、

えらい逸れたわ。
そういう時はただ1つ!

冷静になって立ち止まんなきゃね♪

人工物が好き!

2011-10-12 00:15:53 | Weblog
どうも。

久しぶりに
更新させて頂く訳ですが

趣味嗜好は
この歳(27)になっても
変わっていく一方で

出来れば
それが《進化》であって欲しいと、
切に願う日常。
今回載せた写真は、

神戸港の或る工事現場の柵?に施してある
コミカルなサルが装飾なんですが、
(少しでも楽しませよう)っていう、
誰かの意志が感じられて
何とも優しいですよね。

前までは
「工事とサルと、関係ないがな」
と片付けるだけだったのですが、
いつの間にか、人間が変わったように
人工物を愛でるようになっていたので
ござんす。

無機質なモノでも
人工物というのは
人が
より快適に使えるように、とか
利便性を改善しようとした意思の結晶でして、

道具でもなんでも。
そういう、人の優しさが散りばめられている
人工物は
尽く、何か、好きである。

それで、
僕自信に関していえば
人の優しさとか

そういうモノを求めている時点で
歪んでるというか、異常というか...

ありゃ?

戸田恵子さん

2011-05-19 23:08:29 | Weblog
こんばんわ。

声優でもあり(アンパンマンの声)、
俳優でもあり(ショムニ等、現在TBS『生まれる。』御出演)、

タレントでもある
マルチな戸田恵子さんですが、
歌い手としての戸田恵子さんが一番好きだ。

馴れ初めは『伝説巨神イデオン』の
エンディング曲「コスモスに君と」。素晴らしい!
ここで松ちゃんの【耳より情報!!!】
そんな戸田恵子さんが!

BEGINの「声のおまもりください」を歌われているCDを
TSUTAYAで見つけました。
いつの間にか発売してて、
言うてくれたらいいのにね..
色んなアーティストがBEGINの楽曲をカバーしてるのですが

その中でもやっぱり
戸田恵子さんの「声のおまもりください」が一番良いし、
もしそのCDを買うことになったら
《戸田恵子さんが「声のおまもりください」を歌っているから》

というのが唯一の理由になると思うんです。
戸田恵子さんの歌声は、
ゆったりしたテンポだとか、

静寂とかの中に似合う、バチっとくる強い声でして、
僕の脳天にガツンと来るんです。

映像にしてみたら、

宇宙とか真空の空間に僕が浮かんでて
一本、銀の、もの凄く長い強靭な槍や針金で

脳や肩を「びしっ!」と貫かれて
とどめを差される、ってそんな感じ。
それでいていつの間にか

頬をスリスリするように求めてしまう..あの歌声に、
変態か。

『BEGIN 20th ANNIVERSARY SPECIAL COVER ALBUM』(2011)

この街の奇跡

2011-05-14 08:41:56 | Weblog
こんばんわ。

規模の大小関わらず
工事(現場)が吐き出す音というのは

腹に響いてくる程重く、
けたたましいものでして。
昨日部屋で顔洗うために

湯を出したら
ガス給湯器の
「ボッ!」「ボォー」といういつもの燃焼音、
ではなく

上記した工事の機械の音で
「ゴォォォォ」という..
(また聞こえてきたの音が
あり得ない音って訳でないのも始末が悪く)
後で近所の工事の音って判ったからいいようなものの、

その音が聞こえてきた瞬間、
(えっ?今まで
こんなデカイ音してたの??近所迷惑なるやん)
と焦り、

(いや、でもちゃうやろ)と
ここはとにかく心落ち着かせ、
確認のために

湯を止めたり出したりしたんですが、
奇跡的に

それと全く同じタイミングで

例の異音が静まったり聞こえてきたりしたから
まぁ大変で、

(あかん、もう湯使われへんがな)
と絶望し
天を仰ぎました。

休みの日に、こんな奇跡要りません。
ドタバタや...。

次回「my YUMING #1『A HAPPY NEW YEAR』」 お楽しみに!

そっちじゃないよ ~今あなたに伝えたい~

2011-05-05 17:33:28 | Weblog
非常口灯ってありますわな、緑と白の。

非常口灯にデザインされてる非常口には
非常口灯がない!

緑のあの人に、いま、伝えたい。
『そっちじゃないよ』って。
伝わらなきゃ、その時は力づくで。

そして止められた彼が僕に、
『中に子どもがいるんだ!邪魔すんな!!』

僕が『そっち?』やがな。

東北地方太平洋沖地震で被災された方々へ

2011-03-16 01:56:09 | Weblog
今回、2011年3月11日に東北地方において発生した

《東北地方太平洋沖地震》で被災された方々へ
衷心より御見舞い申し上げます。

また
大変多くの方々が犠牲になられ、お亡くなりになりました。
御悔やみ申し上げます。

イチ早い復興と皆様の安心を祈り
何か実際の応援もさせて頂きたいと思います。

まずは、拙稿にて。

ものづくりニッポン ~ベルリンの壁編~

2011-02-26 23:50:29 | Weblog
【ベルリンの壁】といえば

よく見るのが
若いドイツ人がベルリンの壁に登って

鶴嘴で叩き壊していく、っていう、
そんなんより
ベルリンの壁を造っている映像が見たい。

黙々とベルリンの壁を造っていくドイツの左官屋さん達の、
その、ひたむきな姿勢にきっと、心は打たれるはず。

ベルリンの壁を壊す自由より、造る自由。