THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

モトクロス・バブル貧乏

2018-02-26 15:15:33 | 正吉君モトクロス
2月末で、イナベのフリー会員の期限が終了する。
最後の週末は少しでも得しようと、イナベに行くはずだったのだが、ソフトコースDAY(ジャンプをほぼ全て迂回するコース設定となる)とのことで、結局行かなかった。
いつもイナベを走っていれば、ソフトコースでも気分転換になるのだろうけど・・・。

練習ついでに、WEB申し込み済みの中部戦のエントリーフィーを払いに行く目的もあった。しかし、受理書を兼ねたエントリーリストでは未払いが大きく公表され(笑)、「金払いの悪い人」のレッテルを貼られたままとなっている(笑)。

イナベのフリー会員は1年間で19回行けば元を取れるところ、行ったのは33回だったかな。
イナベは高速使って1時間、高速料金は往復で¥3000弱。MXFトヨタは下道で50分、会員制度はないので毎回ビジター料金の¥3500。総合的に考えて、過去1年間のうち後半は、トヨタに行くことが多くなった。

イナベは晴れの日に到着したら土砂降りの雨が降り出して帰ったことが2回(笑)。
また、晴れの日に到着したら、雪が積もり出して帰ったことが1回(笑)。
12月はイベントレースで1度行ったきりで、1月はクローズ続きで1回、2月もヘビーマディの日に1回と、なかなか走る機会に恵まれなかったなぁ。

とても良心的な価格設定だった多度から、一気にフルサイズと同額の走行料金を払うこととなり、ようやく金銭感覚的に慣れてきたところ。
正吉君が3年生に上がる頃から、極力週2での練習をさせてやれるように調整しているのだが、あらためて走行料金とレースエントリーフィーを計算すると、大変なことになっていることに気づく。

1年間全て週末が晴れたとして、48週×2+祝日13日で109回走るチャンスがある。
今シーズンのレース出場目標数は20レース。これでエントリーフィー合計¥120000~¥160000くらい。レース前日の土曜日はレースが行われるコースで練習走行する。この走行料金だけでも¥70000くらい。

で、残る69の週末をどこのコースへ行くかなんだけど、おそらく6~10回が美杉(ちなみに美杉は、昨シーズンはレース以外では8回ほどしか練習走行に行ってない)。10回程度、他エリアのスポット参戦対策での遠征練習。トヨタを30回と仮定すると、残りは20回未満。今年はイナベのフリー会員はやめておいたほうがよさそうだ。

フィギアスケートの一流選手を育て上げるのに、どれだけ安く見積もっても年間300万円とか聞いたことがある。
モトクロスの場合、上の金額を全部足すと、練習走行料金とエントリーフィーで¥450000を超える。ガソリン代が毎週16リッター×¥150=¥2400、ホントに109回走ったとすると¥250000を超える(驚)。
マシンは、なんだかんだ言いながら毎年必ず買っており、モトクロス暦4年の正吉君は現在既に7台目。
部品・用品(ウェア含む)でKX65の時で毎月平均¥30000くらいで、KTMに替えた今は倍くらいに増えた。
全てを足すと、遠征費・交通費含まずで、200万円近い事になる。これだけ自前でやっている俺ですらこんなんなので、マイクロバスとかをトランスポーターにしている人たちは、きっと毎日ステーキや寿司を食べているに違いない(笑)。我が家は遠征先でも自炊ですわ。
50ccの時は、イニシャルコストを別にすれば年間30万円くらいかなと思っていたが、65になるとホントにお金が掛かるのね・・・。

プロを目指すかどうかは全く置いといて、今シーズン正吉君には、プロを目指している子と同等のサポートをしてやろうと考えている。
仮にこれで65を卒業すると、85では最低1年間は箸にも棒にも掛からなくなるはずなので(笑)、そこで一旦リセットとなるわけだしさ。

予想通り、先日の関東遠征で一回り大きくなった正吉君。この土日もいい走りをしていた。これが結果に繋がってくれればいいのだが・・・さて、どうなることやら。

中部エリアからの刺客2018

2018-02-19 11:10:38 | 正吉君モトクロス
我が家の今シーズン開幕戦として、2月18日に開催された関東モトクロス選手権の第1戦、埼玉大会に行ってきた。会場はオフロードヴィレッジ。
絶対の自信と共に挑んだレースだったが、如何に。

正吉君が走るジュニア65はエントリー台数が多いとは聞いていたが、エントリーリストを見てビックリ。
え・・・

ウソ、、、
よ、40台~~!?

色々と理由があるにせよ、全国じゃなくて地方選手権だぞ。
何処のレースでも一番台数が多いジュニア85よりも多いじゃん。もちろん昨シーズンの全国大会よりも多い。
正吉君がレースを始めて以来初の、「予選落ちのある予選」が行われる。

予選は2組に分けて行われ、正吉君はB組。
IN寄りのグリッドを選び、ホールショット。そのまま後続を寄せ付けないままチェッカーで、予選1位通過。タイムも40台中最速で、グリッド選択権も1番。

HEAT1。

壮観のフルグリッド!!
やはりIN寄りのグリッドを選択してホールショット。オープニングラップで2位以下に大差をつけ、このままブッチギリかと思われたが、中盤、凡ミスで転倒し、2位に転落してしまった。そして最終ラップ。追い上げてトップの背中が見えたところで、周回遅れの処理に焦って再び転倒。2位でチェッカーとなった。

HEAT2。

やはりIN寄りのグリッドを選択(笑)。チャイルドクロスの頃から不思議に思っていたんだけど、オフビでは何故かみんなOUT寄りのグリッドを選ぶの。なんかIN側に罠があるのか?

今回はスタートに失敗。フロントが上がってしまった。1コーナーは7~8位くらいで通過。そこから一気にゴボウ抜きで、コース中盤でトップに追いつき、鼻先を出すものの抜くに至らず。勝負を早まったようで、ワダチができてほぼ1本ライン化している松建Wの最後の右コーナーでINを刺したつもりがエンストして転倒、10位まで順位を下げてしまった。
そこからアグレッシブな走りで3周目の終盤で2位に浮上。トップとはコーナー2つ分ほどの差。最速ラップを出しながら距離を詰めるが時間切れ。2.78秒の差で無念の2位チェッカー。

2-2で総合2位。
パーフェクトウィンが目標だったが、とても悔しい結果に終わった。タイムは目標が低かったのか(笑)、普通に目標をクリア。(MYLAPSでは、何故かHEAT1/HEAT2ともベストではないタイムがベストとして表示されており、HEAT1では最速ラップを取れていないことになっている。しかし実際にはどちらも1分54秒台に入っており、どちらも最速ラップを出している)
勝てるレースだっただろうというのが正直なところだが、ようやく「レースは結果が全て」「タラレバはない」と言えるレベルに到達したかなという感じ。理不尽なモヤモヤ感はない。だから正吉君には怒らなかった。


一人だけつまんなさそうな顔でお立ち台へ。


そしてシャンパンファイトに失敗して自分に掛けてウケを取るという(笑)

正吉君はハートは決して弱くない。むしろかなり強いと思う。口に出して言わない(言えない)だけで、メッチャ負けず嫌いだ。
しかし、今までもこういった展開が多かった。肝心なところで失敗するのは、色々な組み立てが自分でできないからだと思う。それとも、俺の想像を超える事をやろうとしているか、どっちか。要するに、天才かバカかどっちかという事だ(笑)。

今回は少し待てばチャンスも窺えただろうに、計算の無いところが正吉君らしい。
裏返して言えばアグレッシブであり、まさかのゴボウ抜きなど、ドラマチックな展開を披露する所以であると思う。

今回は40台ものエントリーだったとはいえ、正吉君の知る速いライダーが全員来ていたわけじゃない。それでも他のエリアでも十分戦えることが分かったし、まだ知らない速いライダーがいることも分かった。
この経験は必ず、これからの正吉君を変えることになるだろう。

今回わざわざ関東選手権にエントリーしたのは、もちろん、ジュニア65唯一の全日本である、全日本モトクロス選手権の第2戦、関東大会への出場権を得るため。
関東選手権第2戦終了時点でランキング30位以内に入っていないと、出場資格を得られない。実質、関東選手権の第1戦と第2戦が予選のようなものになる。
皆様から「第2戦でまたお待ちしてます」「第2戦ではリベンジですね」と、ありがたいお言葉もいただいたのだが、実は中部選手権の第1戦と日程が重なっている。
地元大会に出ないわけにはいかないだろうという事で、関東には出れまへん。

レースでは、ポイントが付くのは各ヒート20位まで。現在44ポイントでランキング2位なので、計算上、第2戦終了時点で30位圏外に落ちる事はない。
あと、次女の高校受験の関係で、3月半ばまで泊まりがけで家を空ける事はできないので、それまでは近畿エリアとかのスポット参戦も厳しいかな。

HEAT2での転倒時にハンドルか何かにぶつけたようで、救護室に行った。

傷は小さいけどパックリ割れてしまっているので、本日中に医者に連れて行く予定。
他のレースでも何度かお世話になっているが、ちょっとしかケガでも救護室に行っておいた方がいいと思う。

Launch!

2018-02-13 09:41:27 | KTM65X
昨シーズンは、そもそも勝つわけないだろうということで(笑)、ライディングテクニックの底上げに努めて、あまり細かい部分には拘ってこなかった。
スタートの練習もあまりやらなかったし、レースの時もグリッド整備なんてあまりやらなかった。
シーズン後半、速いライダーやプロを目指しているであろうライダーやパパママの取り組みを見て、ある程度同等のサポートはしてやりたいな、してやるべきだな、と考えを改めた。
その方法の一つがKTMへの乗り替えだったんだけど。

そこで、今までは「そんなもんイラネーだろ」と言ってきた、ホールショットデバイスを取り付けることに。
(ちなみに海外では、正立フォークのKX65用に、倒立用フォークガードを上下逆さに取り付けるような形状のホールショットデバイスが販売されている)

でも、これが意外と高いのですわ。どのメーカーのものも、だいたい¥10000前後。
KTM65SXに関して言えば、今現在、国内で普通に入手できるのはKTMパワーパーツのものくらいで、これが¥12000くらいする。
一度取り付けたら何度も取り替えるようなものではないし、ある程度は車種別の設計が必要になるから、コストを抑えるのが難しいのだろう。
「ある程度の車種別の設計」ってのは、つまりはアウターチューブ径。あと、フォークガードの形状やらなんやらも多少は取り付け具合に影響してくるだろう。
機能上はピンを引っ掛けて、フロントフォークが縮んだ状態で固定できればいいだけのこと。KTM65SXで問題になるのは、バイクが小さいのでアウターチューブ径が小さく、他車種用のものが流用しにくいということだ。現在、65cc倒立フォーク装備のマシンは(国内には)他にないからね。

当初は自作する方向で、

トイレの小便器の水洗ボタンか(笑)


スプリング蝶番を加工するか。

スプリング蝶番だと、一歩間違うと

パッチンガムになりかねない(笑)

あるいは丸っきり自分で作るかと考えていたのだが、ZETAのユニバーサルタイプを加工して使うことにした。
ZETAのものはアウターチューブ径55~60Φ程度を想定しているようだが、KTM65SXは46Φしかない。

どうやるのかというと、切り詰めて溶接するだけですわ(笑)。

アルミ合金の材質が分からないけど、コストやなんやらからジュラルミン系(基本的に溶接できない)ではなく、A6061あたりかな、と。いつも仕事で使っているフィラーワイヤーが普通に溶け込んでくれた。

とりあえず'16練習車に取り付けてみた。
こっちは前オーナーがホールショットデバイスを取り付けていたようで、穴が残っていた。取り付けネジ穴の位置は合わないけど、フォークを縮める量の参考にはなるかなぁ、と。
フルサイズだと100mm程度沈めるのが一般的なようだが、残っていた穴は80mmくらいを想定しているみたい。セットするのに苦労するくらいなので、ちょっと沈めすぎなのかも。そのかわり、身長140cm弱の正吉君でもベタ足になる。

正吉君が2年生の今頃。
いよいよ50cc本腰のシーズン開幕目前となった頃は、俺も正吉君も絶対の自信を持っていた。どこへ出て行ってもそうそう負けることはないだろうと思っていたのだが、理由は色々有ったにせよ、思ったほどの結果を出すことができなかった。

65ccで本腰だぞ、となった今はどうかというと、思ったレベルに到達していないというのが正直なところ。
マシンが大きくなるにつれ、ライダー本人のポテンシャルがはっきり見えてくる。上の世代のライダーが65に乗っていた頃にどうだったか等を総合的に考えると、ウ~ン・・・。速い遅いとかいうよりも、正吉君は柔軟性が著しく劣る感じかなぁ。

やる以上は勝ちを狙う。身内の中で1位、地元じゃ一番速いとかじゃなくてさ。でも、さすがに世界とかは行けない。そうなると、照準に定めるべきポイントが見えてくる。
目標達成するには、かなり出遅れてしまったと反省している。

この3連休は、地元のコースコンディションが悪いとの事で、金曜日の晩に突然思いついてオフロードヴィレッジに突撃(笑)。
なんと、正吉君がモトパンを忘れるというアホをやらかして、2日間とも全身カジュアルルックで練習走行した。

グローブも軍手にするべきだった。

月曜日、洗車しようと思ったら、洗車機が無い!!
慌てて帰ってきたのでオフビに忘れてきたっ!!(爆)

福本さんから「あったよ~」と連絡が入るまで気が気じゃなかった(笑)。正吉君に偉そうなこと言えね~わ。

マシンは違うけど、こうなれるように!!
Yamaha YZ65 – Welcome to the Victory Zone

行きたい学校、入れる学校。

2018-02-07 08:49:21 | チョイ毒エッセイのようなもの
次女が高校受験である。

次女は地を這うような低いホニャララで(笑)。
三者懇談の前日晩に別の学校を受験すると言いだすなど、数々の迷走を重ね、私立公立合わせて4校も受験することとなった。その内の1校は、受かっても通えないんじゃないの?ってくらいの微妙な地域。うーん。
本日、その1校目の私立の試験なので、俺も早起きして弁当を作った。というか、熟睡できずに夜中に何度も目が覚めた。

我が子3人は、次女をブッチギリのトップに据え置いて、成績のいい部類ではない。
少なくとも中学校までの勉強で苦労した記憶がない俺にとっては、未知の世界であり、予想だにしなかった事であり、理解に苦しむものである。

俺はホントに勉強したことが無かったので、中学の時に「いつも何時間くらい勉強しますか」みたいなアンケートで適当に「4時間くらい」とか書いたら、クラスで1番多かったようで。「彼を見習いなさい」みたいなことをみんなの前で言われて、大層恥ずかしかった事があった。

テストの問題とかは「俺をバカにしてんのか!?」とか思えたし、教科書をちゃんと読み、授業を聞けば分かるじゃん・・・という感覚しかなかったかな。
その、「勉強しなくても分かるじゃん」という驕りが、県下有数の進学校に行った俺を奈落の底に貶める事になるのだが・・・(笑)。そこで得た教訓。勉強は大事だ。

それでも地元国公立単願でストレートで入り、電車が嫌いだという理由で往復75kmを自転車(ママチャリ笑)で通学・・・と、かなり金の掛からない子供だったと思う。入学して半年経った頃に親が見かねて中古の原付を買ってくれたが、その後は免許もバイクも車も全部バイトして買った。
時代が違うとはいえ、我が子のなんと金の掛かることか(笑)。

次女が受験する私立2校のうち、1校は専修学校である。
俺の価値観では、同じ事を学ぶならば高校よりも大学、大学よりも社会に出て学んだ方が、より厚みや奥行き、重みのあるものになると信じているので、できることなら公立普通科に行ってほしい。
なによりも、志望校決定に迷走しているのに、行きたい学校ではなく入れる学校に絞るというのは、どうしたものかと思う。
しかし次女のような子にとっては、高校卒業時に資格を得ることができるというのは、大きいことなのかもしれないし。

寝付けない夜が1ヶ月ほど続きそうだ。

走った分だけ減りゆくマシン

2018-02-05 11:39:09 | KTM65X
'16のリアブレーキのマスターが抜けてしまった。何とか流用や汎用品で直すことができないものかと足掻いてみたが、マスター径が12mmという、国産車では見かけないサイズで。結局、純正部品を注文した。
ところがこれが欠品!! 1ヶ月近くたってようやく入荷した。

もしも1台しか持ってなかったら、とても困ったことだろう。

国産車だとバンジョーボルトはアルミワッシャーとか銅ワッシャーとかを介して締めるが、65SXはそれがなんと、Oリング。これがすぐに千切れちゃう。

一般に良く見かける規格だと、8×2のところ、8×1という珍しいサイズ。ダメ元で8×2を使ってみたが、やっぱ無理があった(笑)。
今後のことを考えて8×1(品番でSS080となるらしい)を、社外品で30個ほど購入しておいた。

'18のマスターシリンダーからキャリパーまで、ゴッソリと練習車の'16に付け替えてその場を凌いでいたので、この機会に'18の方に新品のシリンダーカップを取り付け、'18のインナーを'16に入れ替えてやった。
キャリパーピストンは見た目も結構テキトーな感じの樹脂製で、押し戻そうとしたらかなり固い。時々ピストンを揉んで、潤滑させてやる必要がありそうだ。

'16のブレーキペダルにガタがある。
65SXのブレーキペダルは、支点部分にはベアリングとピロボールが使われている。

'18から取り外したベアリングとピロボールを'16へ。

'18には新品のベアリングとピロボールを。ベアリングはバイクではあまり見かけない6000という小さいサイズなので、さすがに持っていなかった。
知る限りでは国産車は、ペダルの支点には片持ちピン。リアマスターのロッドエンドにはクレヴィス(U字型の金具のこと)が使われているが、KTMのこの拘りよう。
どちらも手配しやすい規格品なので、とても便利。

'16のリアホイールのベアリングを打ち替えた。

65SXはドライブスプロケット側はダブルベアリングになっており、リアハブには3つのベアリングが使われている。

フロントホイールのベアリングもガタがあったため、交換した。
ストックしているベアリングを探してみたら、全部在庫あり。

'16はチェーンの引きが限界で、これ以上調整して使うことができない。'18の新車の状態でも引き代が数ミリしかなかった。コマを詰めるか、スプロケの丁数を大きくするかというインチキも考えたが、チェーン交換せざるをえないようだ。まだまだ使えそうなのに。
そして、チェーンガイドが見事に開通。

今回は新品部品を注文したけど、どうやらこれはすぐに開通するらしい。再生利用する方法を考えよう。

'18から前後スプロケットとチェーンを移植し、'18には新品スプロケットとチェーンを取り付け。

今後しばらくは、'18の部品を'16に移植していき、'18の方には新品パーツを取り付けることにする。
手間は2倍になるけど、お金は2倍掛からずに2台ともコンディションを維持することができる・・・というのが理由。
クランクASSYとかはとんでもなく高価らしいので、もしも'16が致命的な壊れ方をしたら、直さずに部品取りとして使おうかなぁと考えている。

'16のフロントフォークのオイルを交換した。

バラしてビックリ。今まで見たことないような構造してやがる。
普通、倒立フォークってフォーク内部にオイルが満たされており、カートリッジボディとスプリングがオイルにドブ浸けになってるでしょ? ところが、コイツの場合はインナーチューブがカートリッジボディを兼ねており、オイルもスプリングもインナーチューブの中に入っている。そしてなんと、インナーチューブ上端のキャップで閉じ込められている。
なので、アウターチューブ内部にはオイルが入っておらず、ロッドが通っているだけ。ブッシュの潤滑のために多少はオイルは漏れる仕掛けになっているみたい。
フルサイズの場合は片側500ccくらい入るのが普通だと思うけど、65SXが片側230ccしか入らない。しかも、油面という概念がない。オイル交換するにはトップキャップを外すだけではダメで、バラす必要がある。
という事は、オイルが滲んできても、気にしなくていいって事じゃん(笑)。

ちょっとビックリしたんだけど、なんとブッシュが1個入ってなかった(笑)。

まあいいかと思ってその場ではそのまま組んだけど(笑)、後日部品を注文しておいた。

そうそう。
YZ65のスパイフォトが出てますな。
気になるのは国内デリバリーがいつになるかという事。
ものすごく早いタイミング・・・例えば5月くらいとかだったりしたら、さすがに俺は怒っちゃう(笑)。でも、仮に受付開始が早かったとしてもデリバリーは結構先なのではないかなぁ、と。国内のレーススケジュールを考えると、中途半端な時期にデリバリーするのはファンを冒涜するようなものだしさ。
このタイミングで発表というのは、MY発表のタイミングの早いKTMを牽制するためではないかなぁと思う。

YZ65は今すぐに乗れるマシンではないので、今乗ることができるKTM65SXを買ったのは、正しい判断だったと思う。正吉君の4年生・5年生というのは今しかないし、あと1年足らずで65卒業も視野に入ってくるわけだしね。仮にKTMを買っていなかったとして、たった数ヶ月のためにYZ65に乗り換えただろうか。KTMを使っている現在、たった数ヶ月のためにYZ65に乗り換えるだろうか。YZ65は、正吉君よりも下の世代のためのマシンという事。
俺のような生粋のヤマハファンが、僅か世代が噛み合わずにYZ65を手にできなかったというのはものすごく悔しいけど、その分は今後、85でいい思いができるんじゃないかな。モトクロスを続けてればの話だけど。

それに、KTM65SXはなかなか面白く、いいマシンだと思う。
ヤマハなどの国産車は、膨大な人数の技術者によって吟味を重ねて造られているイメージで、KTMの場合は少数の天才、個性的な人の閃きをそのまま形にしているという印象を受ける。
ある意味KTM65SXとの出会いも正吉君と俺にはラストチャンスだったわけで、滑り込みセーフできたことに感謝しよう。