THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

ガルルカップ北陸・6時間耐久参戦レポート

2008-07-28 13:36:36 | オフロード

金曜日の晩に、工場でビールをしこたま飲みながら280馬邪の整備をやっていたら、やはり気が付いた時には寝てしまっていた(笑)。
土曜日の朝、早朝5時ごろ起きて積み込み。風呂に入ってから出発。8時ごろであった。
今回は全くの単身で乗り込みである。

 

行き先は富山のコスモスポーツランド。
つい先日東海北陸道が全線開通して富山へのアクセス性が向上したことも、今回遠征をする決め手となった事は間違いない。
今年の坂内2DAYSエンデューロ以降、280馬邪は坂内2DAYS専用マシンとなる予定。今のうちに自分でしっかり乗っておきたい(しゃぶり尽くしておきたい)というのもあるし、一定以上の長時間EDを走ってみたかったというのもある。
コスモスポーツランドは一度行ってみたいとかねがね思っており、仕事が比較的落ち着く今の時期に行われるこのレースに白羽の矢が立った訳であります。
 
高速を降りて現地を目指すが、予想よりもイナカ(失礼)で、買出しをする店が無い。少し街の方に戻ったところ、やっとスーパーを見つけて一安心。

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約四時間半、275kmの道程を経て昼過ぎに現地に到着。意外と人は少なくて、常連さんが集まっている程度。下見走行可だったが、クラッシャーである俺は遠慮して徒歩で下見へと向かう。
 
コースはかなり長くて、限られた敷地内(とはいえ広い)に隙間無く押し込めたカンジ。
ちょっと位置関係は定かではないけど、全体の中央部にモトクロスコースがあり、その下段にピットエリアがある。モトクロスコースを囲むように全域にエンデューロコースが広がっているというカンジだろうか。

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もちろん今回のコースにはモトクロスコースもレイアウトに含まれている。
難易度をかなり落としているとの事だが、グルグルばかりやっている俺にとっては下見の内からウッズのドロドロには気が滅入る。
敷地の奥の方にJNCCで有名な大坂らしき場所を発見。

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今回はここは下りとして使うようだ。
 

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比較的近所には温泉があるようだったが、動くのが面倒だったのでソーメンを食い始める。薬味はネギとミョウガ、モロヘイヤ。モロヘイヤは人から聞いて今回入れてみた。結構旨い。ビールも飲む飲む。結局この晩は良く寝たなあ。
 
次の朝、受付と車検が始まる。車検を担当するスタッフに声を掛けられた。
「コレが280馬邪ですか。」・・・どーやらエントリー用紙に書かれた怪しい車種名を見て検索したようだ。ホレ、みなさんも「280馬邪」で検索してみよう!!
 
その他にも全くの無言で280馬邪に穴が開くんじゃないかと思うほどに10分ほど凝視する人や(フンイキ的に怖くてw俺からは声を掛けられず)、横目でチェックしていく人など、結構目立ってしまっている。
  
今回のレースは6時間エンデューロで、3人までなら何人で走っても良い事になっている。6割位が二人組みで走り、3チームほど3人組。当然俺は一人。

レースでちょくちょく顔を合わせるA氏は、地元のレースだけにやはり来ていた。
「6時間一人で走るのは、死にますよ」との事。
まあ、死にに来たのでいいんです。いや、ホントは6時間一人で走行ってのは絶対に無理だと分かっているので、休憩しながら走るつもりなのだ。

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レーススタート前はどこのレースでも同じで、やはりトイレのウンコ待ちで並んでいる人たちが。俺もビールの飲みすぎで腹が下っているので並んだところ、AAライダー平林氏の前にグリッドをゲット。走りで敵わない分はこういったところで差をつけるしかない(スミマセン)。
 
いよいよマーシャルの先導にてスタート。どうも俺はコーステープを見るのが苦手なようで、幾度もコースアウトしかける。
前半は坂内っぽくて好きなカンジ。目隠しされて連れてこられたら一瞬坂内と思ってしまう位に似ている場所もあるほど。走っていても楽しい。だが、一番奥にあるウッズ以降は苦労の連続。どうやって走ってよいのかイマイチ判らず、深いワダチは両足ダラリ。ステップに足を載せた方がいいとは思うのだが、コケそうで怖くて載せる事ができない・・・。

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ウッズを抜けると階段状にガレた下りがあり、動く石が体力を奪う。またドロっぽい林間コースの後に前出の大坂。終盤トドメに、ガレた階段状の登りがある。階段状・・・と言ってもそれほど激しいわけではなく、ラインを外す事も可能。難易度は低め・・・とはいえ、他のバイクがいない状態ならば問題なくクリヤーできる場所も、前方で誰かが引っ掛かってしまうと別のラインからは行けなかったり。上手いライダーはこういった場面でもヒョイヒョイと走っていってしまう。全体に忙しいコースで全開バリバリのポイントが少ない反面、楽の出来る場所も少ない。
心配した熱中症は、だんだん曇ってきたので問題なさそう。キャメルに入れた水もあまり減らない。

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2時間が経過したので、まだ走れそうだったものの後のことを考えて休憩にピットに入る。中間リザルトが出ているとの事で見に行くと、ダメダメかと思っていたが意外と良い所を走っているぞ。

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総合11位(1位2位はAAライダーで賞典外)、クラス2位。まあこんな所で中間リザルト見ながらバナナ食ってるようでは結果に期待は出来ないが。
15分ほどの休憩の後、再び走行開始。それなりに走っていたが、3時間経過した頃から疲れが出てきて、くだらないミスを連発。ありえないところで草むらに突っ込んだり(草が滑って脱出できなくなったw)、どうって事ない坂が登れなくなったり。コースは全開にするような場所は殆ど無く、全体にバイクの上下動が多い。加えて慣れないウッズのワダチで体力を消耗する。
コース脇で時々A氏が手を振っているので(彼は2人組みで参戦)瞬間的には元気を取り戻すが、そろそろ限界・・・。
 
4時間が経過。休憩のために再びピットイン。また中間リザルトが出ているとの事で、見に行った。総合16位、クラス3位。

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休憩していただけに結構落ちてますな。3時間時点では休憩の影響であろう、もっと落ちていた。

で・・・。

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レース中にペペロンチーノを作って食う。夕べ余ったソーメンの薬味、ネギとモロヘイヤを入れてみた。結構旨かったが水分が出てしまう様なので、茹で汁を加えるのは少なめにした方が良さそうであった。
ピットインした頃からかなりカミナリがゴロゴロ・・・。ペペロンチーノ作っているうちに降り出し、食い終わる頃には本降りに。お陰でテンションは思い切り低下。コースを一部カットするとアナウンスが流れる。結局俺は1時間ほど休憩してから出走。
 
コースは既にドロドロ。それでも最初の内はまあ走れるかなあ・・・と思っていたのに、雨と共にどんどんコースも田んぼと化し、疲れた体ではマトモに走らせる事すらできない。
ウッズと終盤の階段状にガレた登りがカットされているので気は楽になったものの、遂にコースは全域でヘビーマディとなってしまった。情けない事に何でもない坂が登れず、何度も転倒。下りでも転倒。バイクを起こす体力が残ってない。それでもどうにか微進し、JNCCで有名な大坂に到着。(先にも書いたが今回は下りとして使われている)
僅かな日差しは木々に遮られ、ライトが欲しくなるほどに真っ暗。
ソーッと下り始めたところ全くグリップを感じないまま転倒。バイクを起こしてちと休憩してたら、後ろから3台のバイクが来て、全員同時に転倒(笑)。コレ、登れって言われても絶対に無理だよなあ。
赤ゼッケンの人たちはサスガに上手で、普通に走っていってしまう。かと思うと俺がこれ以上ないほどにトロトロと走っていても、もっとゆっくりな人もいる。上手くなるにはもっと練習しなければいけませんな。
 
微進しつつもシフトしようと思ったら、シフトペダルが無い・・・。見たら豪快に曲がってやがる。一旦止まって直そうとしたところ・・・ポロリ。モゲました。
ん? ギエエエッ!! シフトスピンドルのシャフトから折れているう!! 

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クランクケースを割らなければなりませんな。
 
2速固定になってしまったので、どのみち既に順位は捨てている俺は無理をする事もないと判断して、リタイヤする事に決定。
ピットロードは周回チェックポイントより手前で入るのでカウントが一周少なくなってしまう。チェッカーが振られてからスタッフの方が気を遣ってくれて「チェッカーだけでも受けてきたら?」と言ってくださったが、既に着替えてしまったので辞退。ありがとうございます。
 

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結果は・・・何とクラスでドンケツ(笑)。
一応参加賞的に全員表彰してくれるので、恥を晒しに前に出るみたいでちょっとトホホ。もう少しマジメにやっとくべきだったか?
 
それでもかなり面白いコースだった。来年も出たい。また途中でペペロンチーノ食うかも。是非こういった場所で世界の代表T中氏の華麗なライディングを見せていただきたいものだ。もう少し近ければ練習に来たいところなのだが、往復550kmはちょっとキビシイなあ。せめて何人かでまとめて車一台で行って、ワリカンにしたいものだ。


XR250改・280馬邪のレース前の一般整備

2008-07-26 05:30:35 | XR250

25日は我が家の長男である正吉君(しょうきち・・・本名ではないヨ)の一歳の誕生日。それなのにバイクをイジっている父を許せ、正吉君。

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目の真横を虫に刺されたみたいで、ちょっと顔が違うなあ。
長女の同じ頃の写真と見分けが付かないくらい似ている。長女は誰もが俺レプリカと言う。という事は正吉君も俺レプリカになるのか?
それにしてもやたらと食べるぞ、コイツは。少なくとも少食の長女と次女が食べる量の合計を超えて食ってやがる。たま~に一人で立ち上がるが普段はハイスピードハイハイ。クルマのオモチャにご執心のようだ。
・・・
まあいいか。
 
半徹夜をしつつも詰まった仕事を終え、280馬邪の整備。
先ずはリヤタイヤの交換。
タイヤ交換のプロセスなど紹介するまでもないので割愛するが、俺が通常使用しているD社のMXタイヤは記憶する限りいつもタイ製である。
100/100-18の場合はタイ製であり、他のサイズになるとメイドインジャパーンの場合があるそうだ。
俺はいつも標準サイズである100/100-18を使っているのだが、暫く使用するとこのような亀裂が現れる。

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どーなってんスかね。
 
ベアリングをチェックしたところ両側ともかなり怪しかった。
実は両側のシールのリップが傷んでいる事は前から分かっていた。恐らく水や異物の浸入によるものであろう。

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シールを外して、ラッカーシンナーにドブ漬けで洗浄。エアとの繰り返し。この方法は一切オススメしませんよ、自己責任でお願いします。当然オイルシールも交換した。

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エンジンオイルの交換とタペットクリアランスの調整はいつもどおり。ただ、毎回バルブが突き上げてきているのが若干気になる。

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熱中症が心配なので適当に走ってきます。何せ6時間ED。途中でソーメン作って食おうかな(笑)。


ゼッケン製作

2008-07-24 23:28:07 | XR250

何故にレースにエントリーすると仕事が忙しくなるのだろう。
何故に世界の代表T中氏はチームの掲示板を見ないのだろう。
何故に世界の代表T中氏が見たUFOは「おでん型」だったのだろう。
・・・
・・・
そんな事を考えつつ、ゼッケンを製作。ジャーッと印刷して、ベタッと貼るだけ・・・だが、コレがなかなか面倒臭い。

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片っぽだけシュラウドのデカールがあるのは、ガリッとやってしまった補修の為。

どうでもイイけど、昨晩9tの150巾の鉄板をバンドソーで切断しようとしたら、メチャクチャ時間が掛かるので「寝ながら待とう」ッつー事で横になったところ(工場の床)・・・ハッと起きたら朝の4時半。
やっぱりビール飲みながら仕事しててはダメですな。
ちなみに今も飲んでますが・・・w

ゼッケンは今日出力しないと間に合わないので、仕事に挟んでやっとります。
まあ仕事も何とかなるでしょう。


T中氏不在の「T中氏に鍛え直してもらう会」in坂内

2008-07-20 21:58:32 | オフロード

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世界のトップライダーT中氏率いる田中麗震愚の構成員、N川君が坂内に行くということもあり、本日も坂内バイクランドへ。
9時ごろに現地に到着して驚いたのだが、既にN川君は走っている。7時半くらいに来たのだそうだ。先日ME06さんの紹介でYZ250Fを入手したようで、エラく気合が入っている。

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食事中の方、ヤロウの肌を露出した妙な画像でスミマセン。
早目に切り上げなければならないとの事で、小刻み且つ頻繁にに走行を繰り返している。

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しばし「神は降臨するのか」(つまり世界の代表T中氏は現れるのかという事)と、最近の彼の沈黙っぷりを指摘しつつも期待をしていたのだが、どうなっちゃってるんスかね。

俺はというと、やはり今回も8の字走行から開始。1時間ほどやってからボチボチと走る。
ケガが癒えてないのであまり集中した走りこみは避ける。

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男子トイレの窓枠に住み着いている鳥さんは、無事に雛が産まれたようだ。4匹の雛がピヨピヨ鳴いていた。

昼飯は・・・。

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こんな所まで来てもペペローショ・・・いや、ペペロンチーノ。
あろう事かオリーブオイルを忘れてきたので、サラダ油で代用。ゲロマズかと思ったら、旨くないだけでマズいという程ではなかった。

フロントフォークオイルの選択は悪くは無かったようだ。ただし圧側が固めに感じたので、フォークエンドボルト(ME08用)のダイヤルをを3クリックほど緩めた。
ACERBISのネオプレーンゲーターはシボシボになった。

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3連休だけに台数はまあまあ集まっていて、知った顔もチラホラ。
来週土曜日は「夜叉が池伝説・道中まつり」が「遊らんどさかうち」で開催される模様だが、俺は来週はちょっと遠征してレース参戦。詳しくは後日。


XR250改・280馬邪、フロント廻り一般整備

2008-07-19 23:37:31 | XR250

先日の走行で違和感を感じたフロントを整備。
まずはフォークオイル交換。

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以前の記事でフォークオイルの粘度を気にしてブレンドしたという話をした。
ですがね、俺のやり方だとコストパフォーマンス・・・というよりも初回の金額が嵩むのですわ。
要するに最初から狙った粘度のフォークオイルがあればブレンドをする必要は無いワケ。
当時の記事を書いた時点で、実は既に分かっていたことなのだが、ほぼ最初から狙った粘度のフォークオイルがある。
このフォークオイルを使わなかったのは、というか、フォークオイル粘度表にすら入っていないのは、俺が使いたくないブランドの物だったからなのである。
ちと魔が差してそいつを買ってきてしまった・・・。

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土地柄的に見て俺個人の入手性としてはかなり良好なので、2種類購入してブレンドする事を考えるとコチラの方がイイかも・・・?
えっ!? 何故に使いたくなかったのかって? それはこのブログの何処かに書かれています。別に悪いとか言ってるワケではないのですよ。気にしない人は是非是非使って下さい。

で、フォークの中身を組もうとしたら、何とパーツが足りん。
スプリングのアッパーとロワーの間に咬ませるカラー。あれえ、元々無かったのか? まさかね。それでも今回バラした時に紛失したとしても、そこら中ひっくり返しても出てこねえ。
仕方ないので作ってやった。

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ノーマルと大きさが異なるがちゃんと機能を考慮して製作しているので問題ない。

ついでにフロントブレーキのオーバーホール。ピストンは予てより希望していたME08の物に組み替え。
MD30純正は・・・。88g。

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対してME08の物は・・・。54g。

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34gの軽量化。ついでにダストシールも交換してやった。コレでフロントブレーキだけは完全にME08化。

そして本日、所用あってダートフリークショップへ。

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ついでにフォークブーツを購入するはずが、黒の店頭在庫が無い(今まで使っていた物が古提灯の如く破れてしまった)。店員さんに聞いてみようかと思ったら、隣にあった商品に目を奪われる。
最近チョコチョコ話題に上る、ACERBISの「ネオプレーンゲーター」。

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従来の蛇腹式フォークブーツではなく、靴下みたいな物。靴下と言ってもタダの靴下ではなく、ルーズソックスみたいな物である。軟質ウレタンフォームが布地でサンドイッチされている。

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元々は全く興味が無く、WEB上で見かけても「カッコ悪ィ!!!」と悪態を突くだけだったのだが、今回気が変わって購入したのは、蛇腹よりも安かった事以外にも大きな理由がある。
今まで使っていたDRCの蛇腹のフォークブーツ。555g。

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ACERBISのネオプレーンゲーター。75g!!
更に純正の樹脂パーツが省略できる。これが17g。何と、約500gもの軽量化! パッケージングされた状態で手に取るだけで明らかに軽い事が分かるのだ。

どう考えてもさぞかしカッコ悪いであろうと予想していたのだが、何故か意外な事に280馬邪には非常に似合う!

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俺もムカシから女の子に「どんな服着ても似合うねえ?」と持て囃されてきたが(笑)、要するに美男子は何を見に着けても似合うっつー事ですな。
他が全てノーマルで、カスタムポイントがコレだけだったらカッコ悪いだろうなあ。

280馬邪のリヤ周りが剥き出しになっているのは、リヤフレーム製作の採寸の為。一応ボチボチとはやってるのです。


ペペロンチーノ街道を突っ走る

2008-07-18 13:21:38 | これはグルメなのか

俺は普段の昼食は、買い置きした食材で自分で調理して食べている。調理と言ってもカップラーメンにお湯を注ぐ(笑)とか、メシを炊いてレトルト食品を別途湯煎するとか、パスタを茹でて既製のソースを掛けるとか。まあ「調理」の部類では無いですな。
一番よく食べるのはパスタ。パスタは麺を小出しに使えて、腹持ちが良い。またカップラーメンを食べ続けると気になる健康面も、パスタならばそれほど気にしなくてもOK。既製のソースのグレードにもよるが、俺で通常の1食(2人前~2.5人前程度)¥150~¥250程度と比較的リーズナブル。麺を茹でている間に仕事もできるし、結構便利なのですわ。
既製のソースは定番のミートソースやナポリタンから、コンソメ&あさり、明太子、カルボナーラ、名古屋メシのあんかけ等、バリエーションも豊富。

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そもそもパスタを自分で茹でるようになったのは、仕事の横の繋がりの建具屋さんからの勧め。「便利だよ~っ!!」っつー事だった。それまでパスタはそれほど食べていた訳ではないのだが、それ以来パスタばかり食べるようになってしまった。中でも気に入ったのがペペロンチーノ。シンプルな味で夏場の食欲が減退するようなシチューエーションでもバクバクいける。

ペペロンチーノとは、イタリヤ語で唐辛子という意味らしい。ぺぺローションではありませんよ。
正式には「アーリオ・オリオ・ペペロンチーノ」とかいうそうな。にんにく・アブラ・唐辛子っつー事らしい。

最近になって非常事態が発生。行きつけのスーパーに、何故か最近ペペロンチーノソースを置いてない。マズイ、これはマズイぞ。これからの時期、クソ暑い工場でカルボナーラなんぞ喰らう気にはならん。ミートソース、ナポリタンもそうだ。
夏のパスタはペペロンチーノとムカシっから決まっとる!!
そんな折、とあるオトコが自身のブログにてペペロンチーノを作って食うという記事を書いた。彼からは過去にも「ペペロンチーノは簡単に作れる」と、聞いてもいないのにレシピを教えられた事がある。この時の俺は当然作る気も無いので、ふんふん・・・とか答えながらも右から左へ抜けていったのであった。

ちなみに俺、料理は興味が無いだけで嫌いではない。子供の頃からオフクロに料理を手伝わされたり、かなり小さい頃から我が家には自分で食べるリンゴは自分で剥く掟があったので、包丁捌きはまあまあな部類である、と思う。
が、現在の俺は全くやらない主義である。俺は「これだ!!」と思った事に対しては異常なほどに心血を注ぐが、興味の無い事には一切手を出さない。興味の無い事に手を出して、限られた記憶能力や時間等を使ってしまうのが非常に嫌いなのである。

さてどうしたのか突然にスイッチが入ってしまった俺、ニンニクと鷹の爪を買ってきた。オリーブオイルは所有していた。さっそく作ってみる。
以前に聞いた事や調べた事を参考にやってみたのだが、どうしたことか残念ながらあまり旨くない。ニンニクや鷹の爪が焦げてしまった。たくさん入れたつもりのニンニクの香りが出てない。そして、塩を入れすぎた。
この後何かに取り憑かれた様に、毎食ペペロンチーノを作り続ける事となった。一週間ほど前に作り始め、既に12~13回作った。焦げてしまう事とか味付けの問題はすぐに解消できたが、難しいのがニンニクの風味を出す事。色々な工夫を凝らして、それなりに納得の出来るペペロンチーノが出来るようになったので手順を紹介したい。題して「カセットコンロ1台で作るペペロンチーノ」。まあ必ずしも究極を狙った物では無い事をご理解いただきたい。

ペペロンチーノ〈肉体労働者1人前〉
①ニンニク(中国産w)を3~4かけら、薄めに輪切りにする。その内3分の1程度はみじん切りにする。ニンニクはもっとたくさん入れてもOKだが、人と接する仕事の方にはオススメしないw ちなみに使っているまな板はXRのチェーンガイドを作った物と全く同じヤツ。

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②多目のオリーブオイル(大さじ2~3)でニンニクを炒める。焦げないように気を付けて、弱火でキツネ色&カリカリになるまで頑張る。最後に鷹の爪(俺は輪切りされている物を入手)を一つまみ入れ、火を止める。この鍋はこのまま放置。

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③湯を沸かし、パスタ200~250gを塩茹でする。パスタに気持ち薄めの塩味が付く程度。写真の鍋に対して大さじ1くらいか? 今回はちょっと入れすぎた。

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④パスタの標準茹で時間よりも1分ほど短めで火を止める。コップ1杯程度茹で汁を取っておく。
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⑤パスタを湯切りする。

⑥先ほどのニンニクの入った鍋をもう一度弱火に掛け、先ほどの茹で汁を少しずつ加える。とある一定の量を加えるとオリーブオイルが水分で白濁(乳化)する。調べたところソースを麺に絡めるために必要不可欠なのだそうな。オフロードバイクに乗っている人はアブラを乳化させるのは得意であろう。コレでペペロンチーノソース完成。

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⑦チョイと火を強めてパスタを投入。ソースを絡めていく。粗挽き胡椒をふりかけて味を調える。

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⑧コレで完成・・・でも良いのだが、仕上げにバジルを振り掛けると尚可。風味ももちろん、全体に赤っぽい色合いにバジルの緑が皿に花を添える。

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野菜やベーコン等を入れても旨そうだが、俺のペペロンチーノは「買い置きの利く素材である事」を基本としているため、コレでいいのです。

この先当分はペペロンチーノを食い続けるであろう。


リヤフレームの製作・その2

2008-07-16 21:07:46 | XR250

め、面倒臭ェ・・・。

この面倒臭さを説明するのは難しいが、例えばエアクリーナーBOXを作るとか、ミャフリャーを作るとかは、性能面や仕上がりを別にすれば実はそれほど大変ではない。
フレームを作るにしても、設計が全くの自由であるならばそれほど大変ではない。
今回のリヤフレームに際して面倒臭ェのは、ノーマル部品が一通り使用できるように作らなければならない所である。

骨(フレーム)が既にあって、それに対して肉付けするのは比較的楽であるのだが、先に肉があって後から骨を作るのはホントに面倒臭ェのよ。全く同じ材料で全く同じ物を作るならまだマシかもしれないが、色々とトライしたい事もあり、そのままって訳にはイカンのです。
フレームビルダーってのはこの世に数多とあるが、俺がここで声を大にしている『面倒臭ぇ』っつー事だけに関していえば、心底感心するのはドリームトキのCRF150R用のアルミフレーム。製作する立場になって考えるとホントにスンゲー!!・・・のだが、やっぱ悲しいかなBBRとかの方がウケが良い・・・。もちろんBBRもスンゲーのだが、俺としてはドリームトキを推したいと思うのであります。

まあそれくらい面倒臭ェリヤフレームの製作だが、そもそも作業に取り掛かるのにかなりのエネルギーを必要とする(笑)。一定以上のテンションを保ったまま、ある程度一気に作業を進めなければならない。地味で面倒な作業の積み重ねなので、チマチマやってもダメ。ああ、俺は何ちゅー事に手を出してしまったのか。

とりあえず大雑把な形状にする為に、各部材を製作する。
まず、メインフレームのリヤサスアッパーマウント辺りの取り付け部分。コレは丸棒を旋盤で削り、貫通穴を開ける。2個製作したカラーの片方にはM8のリコイルを挿入。一応ここは結構なトルクで締めるので、7N01とはいえ直タップはマズかろうとの判断である。

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7N01の20φのパイプを適当なサイズで切断し、片方に蓋をした上で砂を詰める。詰めるのはセメントを捏ねる山砂を篩に掛けた物。

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ノーマルのリヤフレームを参考にして曲げたフラットバー(鉄)を定盤に点付け溶接して治具とする。酸素アセチレンバーナーで砂を詰めたアルミパイプを慎重に炙り、治具に押し付けて曲げ加工をする。

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アルミの曲げは比較的簡単だが、アルミは融点が低いので炙りすぎると必要以上に溶けてしまう。

↓これは失敗例。

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定盤に寸法をケガいて別の治具をセット。

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何となくリヤフレームの形状が見えてきた・・・か?


久しぶりな河原

2008-07-14 12:53:19 | オフロード

ケガの具合が今一つな事もあり、基礎的な練習を短時間やるだけのつもりで河原へ。
俺のオフロード初体験は19歳で、地元の河原だった。ちなみにバイクはキック式のセロー。
今回行ったのはエリアこそ違うが同じ川の河川敷である。10年くらい前から河原には行かなくなったので、実に10年ぶりだ。

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ホントは8の字をやりたかったのだが、いい場所が無い。唯一のフラットな場所は、雰囲気的に轍をつけるのはマズそうだった・・・。正規のコースがあるわけではないので、走っていると時々他のバイクが目の前から現れて肝を冷やす。
やっぱ一応お約束どおり看板が建ってて、テンションは下がる。俺個人は、ナンバー付き車両がたまたま来て走る程度には問題視する事でもないと思うのだが、トランポでレーサーを持ってきてコースを作ってまで常習的に走ってしまうのはどうなのだろう・・・。随分前に(当時の)建設省の出張所みたいなところでこの辺の事を聞いてみた事があるのだが、明確な答えではなかったものの概ね「ダメ」・・・という返事であった。 ※素朴な疑問として丁重に問い合わせをし、先方の対応も丁寧で納得の行くものであった

まあ結局この日は河原の散策程度で終了。暑かった・・・イヤ、熱かった・・・。
上腕は既に痛いだけになっているが(といってもかなりの痛み)、問題は甘く見ていた左足。立ち仕事をしているとパンパンに腫れてしまうのだ。腫れると結構な痛みを発生。横になると戻り、痛みもなくなる。

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食事中の方、食欲無くなるような写真でスミマセンね。


すぐに折れるんですけど(怒)

2008-07-11 08:42:26 | XR250

XR250(MD30、ME08)は転ばない事を前提にしているようで(笑)、良くコケる俺が乗るとすぐにサイドカバーの取り付け部分が折れる。
車体右の上側は前から折れてて、先日の走行で下側が折れた。

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エアクリーナーBOXは途中で変更されており、前期はグレー、後期は(ほぼ)黒。黒い方は折れにくいように改良されているはずなのに、クラッシュ大魔王である俺の手に掛かれば呆気なく破壊されてしまうのであった。
グレーの時は根元から折れていたが、今使っている黒いヤツは根元が強化されたためか途中から折れてる。意味無ェ。

プラスチックの補修方法は色々あるけど、直した所でダメだね、コリャ(怒)。
細工用の鋸で折れた部分を付け根から切り落としてカッターで形を整えた。

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そのかわりにステンレス1.0tを曲げてM6のナットを溶接。いい加減な図面をご参考下さい。ナットを溶接してない方はエアクリーナーBOXと共締めにする。上側は今までネジ止めしなくても大丈夫だったので、省略。

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特に設備は無くても製作可能。ナットの溶接が出来ない人はナッターでカシメるか、取り付け時にその都度ナットを入れれば良い。

加工し易いからといってアルミ板(特にホームセンターで売っているような#1000台のヤツ)ではすぐに千切れると思う。

コレ、売れそうだなあ(爆)。

もうエアクリーナーBOXは買わねぇ。


始動系オーバーホール

2008-07-10 08:52:38 | XR250

半年ほど前から、スタータースイッチを押しても時々セルが回らない事があった。
バッテリーには問題なしだったので、以前に中古部品を移植して修理したセルモーターが悪いのかと思い、直結テスト等の事前確認もせずに分解してみた。

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・・・アリャ、悪くない。カーボンブラシも充分だ。

確か今使っているセルモーター本体は元N造さんエンジンの物で、以前に中身が粉砕してしまったので、一部をスペアエンジンの内部パーツ(当然中古)に入れ替えたのだ。

今年の坂内2DAYSはこの280馬邪で出場する予定なのだが、2年前にこのバイクで同レースに出た時、振動でメインスイッチが壊れてしまった。
今回、予防的な意味も含めてキルスイッチ(既にメインスイッチは撤廃し、キルスイッチがメインスイッチとなっている)とセルモーターのカーボンブラシ、スターターリレーを新品に取り替えることにした。

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面倒臭くてチェックしてないが、今回の犯人はリレーかな。以前別のバイクでリレーがくっ付きっ放しになってしまったらしく、メインスイッチをオフにしてもセルモーターが回り続けるというトラブルに見舞われた事があった。この手の部品はほぼブラックBOX(ちょっと大袈裟か)なので普段中身をチェックする事が出来ない上に、突然死の危険もある。

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セルモーター単体の重量は1375g。これにプラスして、セルフスターター装備の場合の特別な部品としてアイドラーギヤ、ワンウェイクラッチなど。これらの重量は量ってない。
280馬邪は元々から「セルを残すコンセプト」の元に製作してきた。セルがなくてもデコンプさえあれば再始動には苦労しないのだが(XLRのオートデコンプは不便)、慣れない人たちにとってはセル装備は絶対の安心感を生み出すハズである。結構悩むトコロだが、キックスターターは取り付けない事に決定。ちなみに、たしかアルミのキックペダル単体で500gくらいだったと思う。その他スピンドルの重量も考えると、完全にセル関係を取り外してキックに変えても「静止重量に限って言えば」それほど軽量化できるわけではない。両方装備するとなると1kg位重量増加かな?

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リレーを取り替えようと思って外したら、擦れて完全に穴が開いている。トラブルの原因はコレと思われる。元々この部品はゴムマウントされている所を、リジッド固定してしまったのが原因だろう。スポンジマウントにして対処。
その他、やはり予防修理としてスターター&キルスイッチを新品に交換。

痛めた右上腕だが、激痛の山は越えたようだ。ニボシを食い捲くっているが・・・旨いなあ!!ニボシ!! 

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ビールに最適!!って、ナンか本来の目的から外れているような。