ヴァチカン市国 ローマ

テヴェレ川の東側はたくさん歩き回ったけれど、まだ行っていない、とっておきの場所、ヴァチカン市国。
ローマの最後の１日はこのヴァチカン市国のサンピエトロ大聖堂にしようと、朝から後輩と一緒に地下鉄に乗る。

３～４日雨が降って、「ずっと雨だったよ」と残念そうに同室のフランス人は帰っていったけれど、この２日は空がすごくきれいに晴れた。
晴れたらローマもあったかくて、半袖で快適に過ごせる陽気。

朝のサンピエトロ大聖堂も空が澄んできれいで、白い大きな大聖堂もくっきり。





手荷物検査を受けて大聖堂の中へ。高い天井に、隙なく作りこまれた装飾に、天井絵。でもでも、それよりもっと見たかったのがピエタ！
大聖堂に入ってすぐの右側、ガラスの向こうに白い大理石のピエタが見えた。





世界史の資料集で見たとき、こんな昔の人にこんなすっごいものが作れるなんてと思ったピエタ。１０年以上たって、紆余曲折を経て（？）こうして目の前に自分がはるばるやって来たのには、いろいろ感じるものがあるなあ。
てゆっか、これを創ったミケランジェロは僕よりとししたなんだよね・・・。

５５１段の階段を、後輩と一緒に数えながらクーポラにものぼり、ローマの市内を一望。





さて、そしたらヴァチカン宮殿だろ、って入り口を探そうとすると、「日曜日は休館」・・・。
まじでかー！！ここまで来て中に入れないなんて・・・、けれども代わりになのか日曜日にはローマ法王が書斎から顔を出して挨拶してくれる。
正午、ローマ法王ベネディクト１６世が姿を現し、広場のみんなに挨拶してくれた。何を言っていたのかは全然わかんないけどね（笑）
とりあえず最後は、「また来週」って言ったそう。





歩いてて気づいたんだけど、ショップのショーウィンドーに紫色の服がやたらにおいてあって、これきっと日本でも２～３年後にはやるんだろうな。
名残惜しいけれど、これで噴水の街ローマともお別れして、フィレンツェそれからヴェネツィアへ。