シルクロードでフリーハグ

上海から、ユーラシア大陸の西の端、ロカ岬を目指す日記

山の上の遺跡 デルフィ

2008年10月14日 22時19分49秒 | ユーラシア大陸横断―ヨーロッパ
デルフィに来たのは、かつてここがギリシャ人にとって「世界の中心」と考えられていて、その遺跡が今も残っているから。

街から15分くらい歩くと斜面の左手に遺跡が見えてくる。
わずかに残った列柱と、石の土台、まわりにはかつては建物を作っていたであろう石があちこちに散らばっている。





この日は晴れたり曇ったり雨が降ったりで寒かったけれど、ただ晴れているよりも、こういう天気も遺跡には似合う気がする。僕だけ??

石に座っていると、にゃんこが寄ってくる。この遺跡に住んでるのかな。
こいつが座っている石も、2000年以上前のギリシャ人の大建築の一部なんだよね。





斜面を登っていくと、かつて「デルフィの信託」なんて呼ばれたほど名をはせたアポロンの神殿が見えてくる。今は柱がわずかに6本残るのみ。





ずっと昔にギリシャ中に知れ渡ったこの神殿も2000年の時間が過ぎて、すっかり崩れ落ちて廃墟になっていた。
でも、時間に逆らわず潔く崩れていった姿がなんかカッコイイぞ。
風に吹かれて雨にさらされて崩れていったらいいんだ。








なんか本当に廃墟みたいなこの遺跡が好きで、4時間もうろついてた。

雨がやんで、雲の切れ間から光がさして遺跡を照らすと、雨に濡れた石がきらきらして、これ以上ないくらいにきれいだった。



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2 コメント

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Unknown (ジョナ)
2008-10-16 11:55:39
はじめまして。
京都在住の大学生です。
海外旅行を考えていて、このブログを見つけました。
写真、とても素敵ですごく行きたくなりました。
また遊びに来ます♪
今後更新されるのを楽しみにしています。
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Unknown (なかさく)
2008-10-17 15:53:48
はじめまして(^^)
写真ほめてもらってありがとうございます。

デルフィはとてもきれいでした。
また行ってみたいです(笑)
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