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馬旅・福山競馬永遠なれ!第2日

2013-03-27 | 馬旅
3月24日(日)

最後の「福山競馬場」へ。開門前から長蛇の列、開門時間も早まり9時35分となった。ゆるキャラ達が出迎え、記念タオルが配られる中、ファンが殺到したのは「調騎会」が提供したレアグッズ販売。直筆サインはもちろん、重賞使用ゼッケンやポスターなどが販売されていたようだ。スタンド席を半ば諦めていたが、運良く表彰式前が空いていたので、すかさず確保した。最後の来場者数は10000人を超えたのでラッキーだった。小さなスタンド前はレースごとに満員のファンで埋まるほど。本当に今更ながらの光景である。数十年振りと関係者がコメントしたほどだ。ちなみに売上は1億5000万円。来場者が多い割には伸び悩んだ。廃止ということで最後は見ておこうという地元の人や家族連れも多く、実際馬券を手にせず観戦しているのも見受けた。JRAにも負けないくらいの大歓声でレースが進み、穴党にはたまらないほどの好配当がでる中、最終レース「ファイナルグランプリ」を迎えた。ファン投票で選ばれた精鋭10頭で競う1800M戦。スタート良く飛び出したのはホッカイキコチャン。2番手追走はファン投票第1位のクラマテングだ。ビーボタンダッシュ以下人気どころが続き、ファンが見守る最初のスタンド前へ。大きな拍手が後押ししたのかホッカイキコチャンの脚色は衰えない。向正面では5馬身以上の差。3コーナーでクラマテングが脱落し、ビーボタンダッシュが変わって追い上げる。サマースピードは延びあぐね、アグリノキセキとフレアリングマリーが追走。三村騎手の剛腕が唸りようやく残り50Mでホッカイキコチャンを捉え、ビーボタンダッシュが1着でゴール。2着はホッカイキコチャン、3着にアグリノキセキが飛び込んだ。この日一番の大声援は大差でしんがり負けのクラマテングがゴールしたときであった。最後の表彰式が行われ、そのままの流れでファイナルセレモニーへ。所属騎手の挨拶では、池田騎手が笠松、嬉騎手は韓国、佐原騎手は川崎、下村騎手は高知、楢原騎手と三村騎手は大井、松井騎手は門別、山田騎手は愛知へ移籍することも同時に発表された。最後は馬場がファンに解放され、騎手との交流で63年間の幕を閉じた。
とことん楽しんだ後、別れを惜しみつつ「瀬戸大橋」を渡り四国上陸。途中の「豊浜SA」で車中泊。