NPO馬人 『荒スポ』

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馬旅・キャセイパシフィック香港国際諸競走観戦記

2007-01-04 | 馬旅
12月8日(金)

キャセイパシフィック航空 CX521便  成田国際空港 16:20 → 香港国際空港 20:45

 夕方便なので、余裕をもって出発できました。飛行中は機内食や映画「海猿」を2回も見れ、途中アクシデントもありましたが満喫?できました。約5時間かかりましたから。到着も夜遅くだったので、今日から3泊する5ツ星ホテル『ロイヤルプラザ』でおやすみなさい。現地ガイドさんの計らいで最上級の部屋を用意していただきました。感謝!

12月9日(土)

 今日は、マカオ観光です。眠い目をこすりながら香港島とマカオを約1時間で結ぶジェットフォイルに乗り、開発がすすむマカオに到着。
 現地ガイドさんと先ず向かったのははマカオ発祥の地で世界遺産の媽閣廟(アマ神社)です。ヨーロッパの入植者は寺院が祀る女神「阿媽」の名にちなんでこの場所を“アマガオ”(阿媽の湾)と呼ぶようになり、簡略化されてマカオとなったと言われているらしいです。本来は澳門が正しいようです。
 次に向かったのは市民憩いの場であるセナド広場。少し路地に入ると華洋折衷な建物が多く見受けられます。先ず目を引いた仁慈堂博物館(1560年代にマカオの最初の司教D・ベルキオール・カーネイロにより慈悲施設として建てられ、キリスト教的信仰精神がマカオに普及し東洋の文化と出会って産まれた宗教芸術品や、400年もの歴史を持つこの建物に関する古文書が中心となって展示されています)をはじめ、聖ドミニコ教会(17世紀に建てられたバロック様式の教会の中では最も美しいといわれ、正面に段をなす祭壇があり、聖母マリアとキリストの母子像が祀られています)や聖オーガスティン教会(1586年にスペイン人修道者によって建立され1814年に改築、大理石造りの祭壇には、十字架を背負ったイエス像が奉られています)やマカオで最も有名な聖ポール天主堂跡(聖母教会セント・ポールの焼け残ったファサード建物正面と階段。教会は、17世紀初頭にイタリア人修道士によって設計されたとされ、長崎から幕府の弾圧を逃れて渡ってきた日本人キリスト教徒も建設に加わっており、完成当時は東洋で最も壮大で美しい教会といわれ、正面は天辺に十字架をいただく5段構成で、キリストの少年像や聖母マリア像、イエズス会の聖人像などが据えられ、聖母マリアを取り巻く花の彫刻は、牡丹は中国の、菊は日本の、建設に貢献したキリスト教徒の存在を表すとされています)など現存する教会(聖ポール天主堂跡除く)はマカオ全体で“18”もあります。
 次にマカオで今一番熱いカジノを“見学”しました。なぜ見学かというとエスカレーターで向かった先には、いきなり“$500”の文字。わかりますか?そう最低賭金が“$500”なのです。日本円に直すと“8500円”ぐらいでしょうか。唖然としましたが、確かに客が座って賭けているのです。その情景を見ながら奥に進むと“$10”のスロットマシーンを発見。しかし誰もいません。どうしようか迷いましたが目的は次なので我慢しました。“$500”これがカジノなんですね。しかもタイパ島には現在3000室を越えるホテルが3棟建築中でもちろんカジノがあるそうです。建築中のホテルをはじめマカオや香港には高層建築物が多く見受けられます。それは“地震”が全く無いからだそうで、普通の建築には足場として“竹”が使われていました。はぁ~……
 そして本日のメイン、タイパ競馬場にやってきました。今日は日本中央競馬会協賛のレースが組まれています。レースプログラムを手に入れ、香港フェリーターミナルで手に入れたマカオ競馬予想紙濠江馬訊($5=85円、安いです)を片手に予想を……と思いましたが、全くわかりません。予想紙は漢字ばかり、しかもマークカードは日本の常識が通用せず……したがって香港の予習を兼ねて、馬券の買い方から研究をしました。レースは30分置き、マレーシアの場外も発売しているので、実際は15分置きに勝負ができましたが、このレース間隔では予想なんてできません。現地の人は馬券を買っていたようですが……。予想紙は当てにならないと分かったのでパドック(後方に高層ビル群が確認できます)を見に行きました。ここには現地の人はいません。マカオや香港の人は宝くじ感覚で馬券を買う人が多いそうです。この人?強そうと思い、この馬から流してみました結果は見事1着!……がしかし、ヒモが来ません。外れました。馬券の購入の仕方がわかったころには日本中央競馬会協賛の表彰式が終わり、香港に戻る時間となってしまいました。明日頑張ろうと心に誓い、競馬場を後にするのでした。

12月10日(日)

 いよいよ香港国際競走です。正門を抜けると、本日のGⅠ競走で贈呈されるトロフィーが飾られていました。とりあえず施設を見学しました。スタンドゴールウィナーズサークル。ゆっくり見学できたのはここまで。おみやげ購入にも一苦労し、香港ジョッキークラブ会員専用のシルバー席(ブッフェ式の食事にアルコール含む飲み放題)で観戦。シルバー席から直接レースが観戦できないのでバルコニーへ移動します。あんまりのんびりしている暇はありません。刻一刻とレースが近づいています。昨日から今日まで購入した香港競馬予想本新報大●大勝幸運や香港競馬予想紙騎師日報専業馬訊や朝刊紙サウスチャイナモーニングポストを駆使し予想開始……そうです。漢字ばかりでわかりません。パドック……シルバー席からは遠く、行っても人人人でしょう。仕方なくGⅠ競走に出走する日本馬の単勝を買うことにしました。日本人だけみたいですね、おみやげ馬券を買うのは。レース模様はみなさんの方が詳しいと思うのでほぼ省きます。後で分かったのですが、レースプログラムが一番分かりやすい情報でした。
 第3レース香港ヴァースは◎アドマイヤメイン○ソングオブウインドが出走しました。アドマイヤメインが果敢に逃げるも直線で失速、ソングオブウインドは3角から馬なりで進出し直線突き抜ける勢いだったが最後は脚色が一緒になり届かず、馬券も外れ。
 第5レース香港スプリントは◎メイショウボーラー○シーイズトウショウが出走しました。スタートで出遅れたメイショウボーラーは3角で競走中止、シーイズトウショウは見せ場もなく失速、当然馬券も外れ。
 第7レース香港マイルは◎ダンスインザムードが出走しました。好位置を進みながらも直線半ばで脱落、しかし3連複当たりました。
 そしてメイン第8レース香港カップ◎アドマイヤムーン○ディラデラノビアが出走しました。両馬とも後方待機策で直線勝負に賭けました。ディラデラノビアも頑張っていましたがアドマイヤムーンがハナ差で2着、馬券は外しました。勝ったプライド号の表彰式インタビューを尻目に競馬場を後にするのでした。
 夜はパンダバスによる“ピークトラム水上レストラン”ツアーに参加しました。ピークタワーからの夜景は想像通り綺麗でしたし、頂上付近も電飾されていて良かったです。水上レストラン“ジャンボ”では熱烈歓迎を受け、香港料理らしいものを初めて口にできました。帰りがけにハッピーバレー競馬場の横を通り過ぎました。ここはナイトレースも行われろので次回ここでのリベンジを誓いました。解散後、まだ時間があったのでクリスマスイルミネーションに彩られた尖沙咀プロムナードへ脚を延ばしました。とても鮮やかでした、デートしたなら最高に盛り上がると思います。


12月11日(月)

朝早い便なので、朝食を弁当にしてもらい空港で食べることにしました。お土産を慌てて買い込み、名残惜しく香港を後にするのでした……。

キャセイパシフィック航空 CX504便  香港国際空港 9:05 → 成田国際空港 14:00