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馬旅・門別ばんえい帯広(第5回荒スポブログカップ)観戦記・牧場編

2007-05-20 | 馬旅
5月11日(金)

今朝は、「浦河優駿ビレッジAERU」宿泊者特典の「JRA日高育成牧場」見学。桜のトンネルを抜け、「展望室」で広大な面積を誇る施設の説明を受ける。最初は、自慢の競走馬専用芝コース(直線2000M)を車窓から、人はもちろん小石も受け付けません。次に、「浦河優駿ビレッジAERU」が熱望した全体を見渡せる「展望台」からは太平洋も望める。そして、圧巻は坂路(直線1000M)、さすがに駿馬は全力では追えないそうだ。何もかもが大きく綺麗な設備を誇るが、危機感は拭えない。なぜなら「アラブの石油王」が日高地方を席巻しようとしているからである。日本競馬を丸ごと買える財力はやはり脅威である……だから、いい馬を作るしかないのが現状だ。
約1時間の見学を終え、再び「浦河優駿ビレッジAERU」にて名馬を訪問する。3頭仲良く放牧されているのは「ダイユウサク」(戦績38戦11勝)と「ウイニングチケット」(戦績14戦6勝・ダービー)と「ニッポーテイオー」(戦績21戦8勝・宝塚記念天皇賞秋安田記念マイルCS)は、まだまだ元気である。
本日は、牧場訪問日。静内まで戻り「しずない桜まつり」を開催中の二十間道路で一休みし、「コスモバルク」(戦績27戦7勝・シンガポールエアラインズC弥生賞)で有名な「ビッグレッドファーム(明和)」へ。そこで迎えてくれたのは「ロサード」(戦績46戦6勝・オールカマー京阪杯)・「ゼンノエルシド」(戦績17戦6勝・マイルCS)・「アドマイヤマックス」(戦績21戦4勝・高松宮記念)・「タイムパラドックス」(戦績50戦16勝・ジャパンCダート帝王賞JBCクラシック)・「マイネルセレクト」(戦績16戦10勝・JBCスプリント東京盃)・「マイネルマックス」(戦績41戦6勝・朝日杯3歳S)と、誰もが知っている名馬達。相変わらずヤンチャな「マイネルラヴ」(戦績23戦5勝・スプリンターS)の撮影を諦めて、次の訪問地へ……。
競走馬ふるさと案内所」に懇願し、地方競馬出身の種牡馬を訪問しました。先ずは、「太平洋ナショナルスタッド」で「アメリカンボス」(戦績40戦8勝・AJCC中山記念)に手荒く迎えられ、地方競馬サラブレッド最多記録43勝を誇る北関東の雄「ブライアンズロマン」(戦績63戦43勝・さくらんぼ記念)と対面、ご機嫌斜めだったようで愛想はなかったが、風格がある、この遺伝子を残せないであろうか……期待したい。
続いて、訪れたのは「白馬牧場」。無敗で南関東3冠を制し、ジャパンダートダービーも勝ち4冠、フェブラリーSでは2着と健闘した「トーシンブリザード」(戦績30戦9勝・羽田盃東京王冠賞東京ダービー)が元気良く迎えてくれた。まだまだ現役で走れそうな身体つき、自慢のスピードが産駒に受け継がれればと期待する(馬主・和泉栄一氏のご好意により、見学に来られた方には「キーホルダー及び下敷き」が貰える)。
2つの牧場で時間を費やしたので、ギリギリ間に合うか「日高スタリオンステーション」へ。すでに放牧から厩舎に戻ってきており、撮影が微妙ですが、「スピードワールド」(戦績21戦4勝・京成杯)・「スーパークリーク」(戦績16戦8勝・菊花賞天皇賞秋春)・「ダイタクバートラム」(戦績36戦8勝・阪神大賞典ステイヤーズS)・「ノボジャック」(戦績38戦10勝・JBCスプリント)・「マルターズライオン 」(戦績3戦0勝)・「リンドシェーバー」(戦績6戦4勝・朝日杯3歳S)・「ビッグサンデー」(戦績40戦5勝・スプリングSマイラーズC)・「チョウカイリョウガ」(戦績36戦4勝)・「アグネスフライト」(戦績14戦4勝・ダービー)・「ビーマイナカヤマ」(戦績53戦13勝・ガーネットSかしわ記念)・「ヤエノムテキ」(戦績23戦8勝・皐月賞天皇賞秋)と、実績十分の名馬達が飼葉を美味しそうに食していた。「スーパークリーク」は種牡馬も引退しており、「栗育会」という名のもとで基金を募っています。「パンフレットとたてがみ(栗育会基金)」を購入し、時間も時間なので一路帯広へ。
途中、浦河の銘酒・大本命「五冠神賛」を購入、雪が傍らに残る「天馬街道」を越えていくのであった……。

帯広編」へ続く……。
            
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