NPO馬人 『荒スポ』

重賞◎予想が非営利団体。
がんばろう!地方競馬!!が合言葉。
個人協賛「荒スポブログカップ」を全国延べ17回実施中。

馬旅・門別ばんえい帯広(第5回荒スポブログカップ)観戦記・門別編

2007-05-19 | 馬旅
久しぶりの北海道!今回も当然、競馬三昧。これでもか!と詰め合わせてみました。

5月9日(水)

SKY707 羽田空港9:15発→新千歳空港10:35着(スカイバーゲン利用)

新千歳空港に到着した時間をみて驚愕の表情を浮かべた荒スポは、断念せざるを得なかった……ディープインパクトを……。本来なら「社台スタリオンステーション」において記憶に新しい名馬達を展望台から熱い眼差しを送るはずだったのに。脚を運ぶべく用意してあった心にポッカリと穴が空いてしまった。ジェイウィングレンタカーに乗り込み、ナビゲーションで検索……心の片隅にあった僅かな期待も虚しく、予定到着時間は見学時間内をはるかにオーバーする時間であった。ようやく桜が咲き始めた北海道の爽やかな陽光のもと、思い切り深呼吸をした荒スポは、心の隙間を埋めるべく次の目的地である「ノーザンホースパーク」へアクセルを踏みしめた。
空港から程なく10分で到着。「ノーザンホースパーク」は、馬車や体験乗馬をはじめ、さまざまな遊戯施設が揃っており家族で丸一日楽しめる有料公園である(ペットOK)。時期も時期だけあって観光客もまばら、園内マップを眺め目指すは往年の名馬達がいる厩舎。へ行く途中、お土産を物色し、社台ファームの歴史を物語るギャラリーを拝観、お腹の隙間を埋めるべくレストラン「ノーザンテースト」へ。早来名産「鈴木牛」ステーキ……と思いましたが、夕飯のことも考えボロネーゼに留めておく。
咲き始めた桜の下を抜けると厩舎は目の前である。馬の種類によって振り分けされているようで、目当てである元競走馬は一番奥のようだ(立入禁止の看板で躊躇すると思いますが厩舎まではOK)。先ず最初に心の隙間を埋めてくれたのは、「ゴーステディ」(戦績26戦6勝)と「ブランディス」(戦績36戦9勝・中山大障害中山グランドJ)。実に仲が良さそうな「クラフトマンシップ」(戦績53戦5勝・函館記念)と「デモリションマン」(戦績29戦5勝・新潟JS)。愛想がいい「ハレルヤサンデー」(戦績37戦7勝)にとてもシャイな「トウカイポイント」(戦績36戦7勝・マイルCS中山記念)。大御所「ダイナガリバー」(戦績・ダービー有馬記念)と愛嬌がある「クラフトワーク」(戦績19戦6勝・AJCC函館記念金杯)。白馬「シロクン」(戦績5戦0勝)は研修生を背に頑張っている。心が和んだ荒スポは、金箔で彩られた「フサイチペガス」像に別れを告げ、ノーザンホースパークを後にした。
ナビゲーションの扱いに戸惑いながら、次の目的地である「カネダイ大野商店」へ。鵡川にある本物のシシャモの卸問屋で、冠「シシャモ」の馬主で有名な店。店内の片隅に写真やゼッケンが飾られてある。時間は16時。目の前にある「特大シシャモ」の誘惑に勝てるはずもない、美味しくいただいた、おやつにしてはボリュームがありすぎたようだが……。
一日の終わりは、とほ宿夢民村で過ごす。いつも温かく迎え入れてくれるここは北海道の定宿である。平取産の地豚ステーキにサッポロビールクラシック、至福のときである。ベルトの穴はひとつ緩めて……ごちそうさま、そして、おやすみなさい。


5月10日(木)

朝5時、外は明るい。当然のごとく目覚めた荒スポは散歩にでた。夢民村一帯は牧場に囲まれている。したがって2,3分も歩けば、広大な牧草地に放たれた生まれたばかりの「とねっこ」が母馬に寄り添い、怪しげな人影をクリクリとした眼で不思議そうに見ている。ここは、「日高大洋牧場」。ダービー馬「スペシャルウィーク」(戦績17戦10勝・天皇賞春秋ジャパンカップ)が生まれた場所である。不運な火災により莫大な損害を被ったが、元気な仔馬を見ていると、頑張っていると感じられる。そんな光景は、いつまでたっても飽きない。と、朝食の時間である。自家製のパンにジャムが待っている夢民村に踵を返すのであった。
夢民村に暇を告げた荒スポは、本日唯一の目的地である「門別競馬場」へ。開催期間との都合がつかず、取材に訪れたことのないので感慨もひとしおである。「ホッカイドウ競馬サポーターズクラブ」会員であるので入場料無料の特典を利用する。入口からスタンドまではやや距離があり、ワゴン車で送迎も行っている。スタンドは小さいが、手に届きそうなパドックが印象的な競馬場である。太陽が顔を出さず気温も上がってこない、熱くなりすぎず予想して程ほどで購入。今日は、地元物産展の様相。「イクラ丼とつぶ貝」を食し、蹄鉄投げで「三石産昆布」をプレゼントなど、催しも盛りだくさん。「ホッカイドウ競馬サポーターズクラブ」サポート馬会員の自己登録馬「スターゲイズ」(戦績2戦1勝)が第7R「フレッシュチャレンジ2歳」に登場。優勝すれば、口取り写真に参加できる特典があるが、結果は惜しくも2着。気を取り直して、もう1頭。メイン競走第11R「第44回 赤レンガ記念」の連覇を狙う「ジンクライシス」(戦績27戦6勝)も自己登録馬である。「ビッグネイチャー」(戦績30戦13勝)が競走中止というアクシデントもあったが、勝ったのは昨年の北海優駿馬「ギルガメッシュ」(戦績21戦7勝)でまたまた2着。両馬とも断然の1番人気だっただけにとっても悔やまれる一日であった。今日の終わりは「浦河優駿ビレッジAERU」で。いろいろ問題もありましたが、やすらぎとふれあいの空間で、上質な空間が味わえる施設である。

牧場編」へ続く……。
            
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