激戦の様相 参院選挙区

大阪選挙区（４）　清水ただし候補

命守り、カジノ阻止

（写真）握手する清水氏＝１２日、大阪市北区

　「当落線上へ猛追しています。参院でも自公を少数に追い込み、府民の願いが実現する政治実現へ何としても押し上げてください」。大激戦・大混戦の大阪選挙区（改選数４）で、日本共産党の清水ただし候補（新）は朝から夜まで気迫をこめて訴えています。

共産党政策に共感

　毎回の演説をＳＮＳでライブ配信し、毎夜の「おかえりなさい配信」は最多で２千人近くが視聴。「初めての選挙で清水さんにいれた」「ママ友に初めて声をかけて清水さんにいれてもらった」などの反応も。

　党員・支部・後援会・サポーターも「追いつき追い越し必ず勝利しよう」と奮闘が広がり「ＳＮＳで政党の政策を見て共産党が一番よかった」など共感と支持が急速に広がっています。

　国政９党・有力候補がしのぎを削るも「自・公・維・国ＶＳ共産党・清水ただし」の対決構図が鮮明です。

　物価高対策で自民候補は公約の現金給付も言わない無為無策ぶり。「社会保険料の削減」を掲げる維新は、大阪で全国一高い社会保険料をつくった責任を棚上げし、自公と医療費４兆円削減で合意。病床１１万床削減や「ＯＴＣ類似薬」の保険外しを狙い、国民民主も同じ立場です。

　清水候補は「消費税一律５％減税が最も効果的な物価高対策」と訴え、企業・団体献金を１円も受け取らない党だからこそ「大企業・富裕層への応分の負担を求める財源案を提案できる」と強調。コロナ禍で「医療崩壊」を招いたことに反省もなく、医療破壊をすすめる「医療改悪４党連合」に審判をと訴えています。

　選挙区選出の自公維が全員カジノ賛成派の大阪で「依存症増やし、暮らしと大阪を壊すカジノは中止」と訴える清水候補に「カジノを止めてほしい。友人にも伝える」と新しい層からも願いが寄せられています。

担い手広げ勝利

　分断と差別をあおる排外主義を批判し人権と連帯を訴える清水候補に「居ても立ってもいられなくなった」と１００人超が選挙ボランティアに参加。「弱者の立場に立つ共産党と清水さんを応援したい」と入党を決意する人も出ています。

　党大阪府委員会は「対話・支持拡大の『担い手』を広げ、無党派・他党支持層にも訴えを届ける大攻勢をかけて、山下候補をはじめ５人当選へ『大阪比例で６０万票』を必ず。５％減税、医療と命を守り、カジノストップの願いを集め、清水候補の逆転勝利で新しい政治への希望をひらこう」と訴えています。

　（大阪府・森尾町子）