朝、今月も今日で終わりかぁと、呟きながら薪を入れようと玄関を開けると、数軒隣の婆さんが老人
会の回覧版を持って、カーポートの中に積んである薪を見あげ、寒い中立っていた。
そして、なつかしいね、子供のころは手で抱えて薪箱の中に入れさせられたと、5年前と同じ話して
帰ろうとせず・・・沢山積んであるね、コレ全部割ったの・・・イヤ自分で割ったのは半分位な・・・
10年分はあるんじゃないの・・・そんなに無いよ、せいぜい3~4年分・・・網袋からガンピをとり出す
と、アラマァ懐かしい、まだガンピってあるんだ・・・昔はこうやって抱えて家に入れさせられ、それをガ
ンピで焚き付けていたと、同じ事を何度も繰り返し言って帰って行った。
薪は、年寄りに昔の暮らしを思い出させてくれる効果も?・・・