(中学時代同級生の写真集から)昔の生活(オガクズストーブのようだ)
働くようになり6畳一間を借り自炊生活が始まり薪ストーブで炊事した。高校生だった弟と2人で1カ月に米30kgと麦10kgを釜で炊き、10円で3枚のテンプラカマボコや、活きの下がった小さくて安いホッケの開きなどが主なオカズで、煮るか、焼くかして食べ、卵などめったに買えず味噌汁や漬物も忘れた頃にしか食べなかった。 冬の朝は寒くストーブを焚きつけるのが億劫で、夜ストーブの熾火が無くなってから釜を乗せ、薪を仕込み、ストーブの前に煎餅蒲団を敷いて、朝に蒲団の中から火をつければよいようにして寝たが、時々熾が少し残っていて夜中に薪が燃えてしまい、冷えた半煮えの堅い飯を食べ弁当を作り仕事に行った。