
報道、芸術写真が主流であった戦前・戦中、
ポートレート写真作家として女性を題材に週刊誌、
月刊誌の表紙を飾った。
戦後、時代の流れ、多様化する写真へのニーズにより
創作活動をポートレート写真から商業写真へと広げる。
今回の展示は、昭和13年~昭和30年代までの
雑誌の表紙の女優、モデルに時代の流れを感じる。
また、女性をただ単にきれいに撮るといったニーズから、
デザイン的に訴求力が求められる商業写真特有のセンスが
求められるようになったのが展示作品によく表れている。
商業写真のこの分野で先駆者としての功績は大きい。