寺子屋ブログ

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海自の情報漏洩事件に思う

2007年04月13日 18時13分09秒 | Weblog
 最近、「顧客データの流出」というニュースをよく耳にします。何でも、名簿を売買する会社があるそうで、おもしろい個人データ情報ならば何百万円もの値が付くこともあるそうですね。
 何かの手違いで流出する場合もあるでしょうが、誰かが意図的にデータを抜き取り、利益の目的で他者に売ってしまうこともあるようですね。個人情報の流出は、企業にとってみると顧客に対する「信用失墜行為」です。もし、一社員が個人の利益のために売買するようなことがあったとしても、会社のイメージダウンは必死です。

 そんな中、特に気になったのが、海上自衛隊の「イージス艦」情報の漏洩事件です。これは、「個人」のレベルを遙かに超えた「国家機密」です。ニュースではいろいろな事情が語られていました。画像データのやりとりをしていたときに、謝って機密情報も交換してしまい、持ち出した形になった・・・と書いてありましたが・・・。国家の一番中枢にあたる「防衛」の、その中でもトップクラスの機密性が保たれるはずのイージス艦情報が、そんなレベルの画像交換過程で簡単に流出してしまうのかどうかがはなはだ疑問です。

 本当に過失によるものだったのか、それとも、(考えたくはないですが)イージス艦情報を必要とする周辺国の手が回っていたのか・・・真相は分かりませんが、はっきりさせて貰いたいものです。(マスコミの情報以外の所から聞く情報もたくさんありますが、何故マスコミがそこまで大きく扱わないかも疑問が残ります・・・)

 日頃、厳しい訓練に耐え、私たちの平和を維持してくださっている自衛隊の皆さんには、深い信頼を持っていますが、こうした事件が発生すると、その信頼関係にもほころびが生じる場合もあります。それは、わが日本国民だけでなく、同盟関係のある米国も含めたものになるでしょう。

 私も、「家」・「会社」「祖国」とつながる一つの柱を背負っていると考え、自分を律していかねばと、つくづく感じました。(文責:横畑雄基)

 

 

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