旧正月前の中国のわくわく風景

こちら中国は、ただ今、
ものすごい年末気分に満ち溢れております！

ドーンと正月飾りも飾りまくりです！

正月気分もとっくに過ぎ去った日本の皆さまには
ピンとこない話だと思うのですが、
中国で大事なのは旧暦のお正月。

今年の旧暦の１月１日は
西暦の１月２３日なので、
こちらではちょうど今頃が
正月直前！というわけなのです。

たとえば今日の西暦１月１６日は
旧暦では１２月２３日。

正月の準備で忙しーい！
でもなんだかワクワクするー！
というあの頃の気分なのですよ。

しかも、中国の人々にとっての正月へ対する想いは
日本人の正月に対する想いよりも
ずっとずっと熱い！のです。

さらに出稼ぎの人が多い上海では
正月に久しぶりに故郷に帰る人が多いので
ワクワク感もハンパ無い様子。

なんというか、皆さんすでにもう
フワフワ浮かれ気分で
仕事にも集中出来ない感じなのです（＾＾；）

お店で注文や仕事を頼んでも
「あっ忘れてたーゴメンね！（＾＾）」という感じで
ちょっと困っちゃうのですが、
でもニコニコ幸せそうな顔を見てると
まあいいか許しちゃうなという気持ちになります。
正月を心から楽しみにしている中国の人達の様子は
とても可愛いなと思います。

こちらの正月直前の様子を少しご紹介しますね。

中国で正月色といえばやっぱり赤！
というわけで、
今の時期はありとあらゆる所に
赤い縁起物飾りがぶら下がっておりますよ。

提灯や「福」の字、縁起が良い飾り結び、爆竹の形の飾り
などがスタンダードで
どれもアジアンポップテイストで可愛いのですが、
私が特に好きなのは↓こんな魚の飾りです。

商業施設の中には
こんな大きな飾りもいっぱい置いてあります。

飾りの中には中国の縁起物がいっぱいです。

 

↑縁起物モチーフとして欠かせない「銭」。
日本の黄金の小判の飾りと似た感じですね。

 

しかし中には「銭」の概念を超えたこんな縁起物も。

「金塊」です。

超ストレートな縁起物来たァァァ！（＾＾；）

 

↑こちらはおなじみ「爆竹」を模った縁起物ですが、
私が見たこれは大変デカかったので（大きなコーヒー瓶ぐらい）
爆竹というよりはダイナマイトみたいでした（＾＾；）

 

柑橘類も正月の縁起物飾りだそうで、
金柑などの鉢も人気です。

何故、柑橘類が縁起物かというと、
中国語では「柑」と「吉」の発音が似ているからなんですって。

お店では↑こんなでっかいミカンの木まで
飾っておりました。
もちろん本物の木！本物の実！

食べる人がいるんじゃないかしらと思ってよく見たら

すでに食べられた形跡が！（＾＾）

 

縁起物かどうかよく分からない飾りもたくさんあって面白いです。

↑キティちゃんのようでキティちゃんじゃない、そのギリギリ加減がたまりません☆

 

こちらは電飾飾りも派手ですが、
日本の電飾とは少し違っていてこれまた面白いのです。

はい、こちら↓。
冬空の下で何故かもうピンクの花が咲いている？

と思ったら、これ全部、作り物の木と花なのです。

で、これが夜になると、
こんな風↓にライトになってる花が点灯するのです。

夜は特に、なかなか綺麗なんですよ。

日本でも本物の木に電飾を巻きつけることはよくしますが、
すべて作り物の木を植え込みにズンズン植えてしまうダイナミックさは
さすが中国です。

ちなみに電気コードは幹の中から地中に埋めて
見えない所に繋がっています。
そんな作業するの大変だと思うのですが、
凝っていますよねえ。

こんな風↑に
葉っぱと実が光るバージョンの電飾木もあります。
なんだか楽しい雰囲気でいいなあ。

 

そして、クリスマスの飾りもまだ堂々と飾っております。
これも正月の飾りの一部と考えているのかな？
もう綺麗だったら細かいことなんて気にしない！という
潔さがステキです。

 

↑こちら、粗品でもらったお年玉袋。
銭をバックにウインクする子ブタちゃんという
ポップな絵に思わず微笑んでしまいます☆

そんな感じで、旧正月前の中国、
楽しそうな雰囲気いっぱいで
なかなか面白いです（＾＾）