上海てんやわんや洞

ドジ主婦のてんやわんやな中国滞在時の思い出と旅の話

モンゴルの旅・食事編

2011-09-07 16:31:03 | 内モンゴルの旅

食事は旅の楽しみのひとつ。

モンゴルでの食事も楽しみにしていたのですが、
想像以上に肉!な世界でした。

まず昼食の時に出てきた
メインディッシュ。

羊肉の茹でたもの。


羊肉をぶつ切りにして、
ただの塩水で茹でただけ!

という豪快な料理です☆

これをピリ辛のしょうゆみたいなタレにつけて
食べるのです。

これがモンゴルで一番ポピュラーな料理なんですって。

さっぱりしてて、美味しい!(^^)
ビールによく合う美味しさでした。

↑ビールも上海では見たこと無いメーカーのもので嬉しかったなあ。

ちなみに、
他の料理は↓こんな感じ。

瓜の塩炒め、セロリの塩炒め、トマトの塩炒め、ピーマンの塩炒め…
などなど、野菜の塩炒めばかりです。

「こういう野菜炒めも、
 モンゴルの料理なんですか?」
とガイドさんに尋ねてみたところ、

「いいえ!全然違います!
 これは中国内部から来るお客さんのために作った
 中華料理ですよー!(^^)」

って、ええー、ただの中華料理?(^^;)

「モンゴルの草原では、元々、
 野菜はほとんど自生しないですからねー。
 でも最近では、
 中国政府の援助によって、モンゴルでも
 野菜が作られるようになり、
 野菜も食べられるようになりました(^^)」

なるほど…

って、えっ?!

じゃあ、昔のモンゴル人は
肉以外には何を食べていたんですか?!

肉だけ!ですヨー!(^^)
 羊やヤギのミルクも飲むけど、
 基本的に昔のモンゴルでは
 肉だけだったそうです!」

肉だけ?!

なんという衝撃の事実☆

栄養が偏っちゃうではないですか?(^^;)

次の日には
一応、モンゴルの草原でも育つという
貴重なネギの料理も出てきましたが…

モンゴルネギの卵とじ。
モンゴルネギはニラとワラビを足して割ったような味で
なかなかイケました。

しかしこのネギにしたって、
短い夏の間だけしか生えないんですって。

現在は政府が
モンゴルの農家の人に援助金を出して
大がかりな農業をやっているし、
内部から輸送される野菜もあるので、
モンゴルの人もやや高価とはいえ
普通に野菜が食べられるようになったそうです。

野菜によるビタミン摂取も大事ですものね、良かった(^^;)


ちなみに食卓には
山盛りの白米小麦粉のふかしまんじゅうもありましたが、
これも中国内部から来た食べものだそうです。

それから、
大自然の中なので当然ハエもたかっていましたが、
そこんとこは
まあ気にしない方向ということで。

(だんだん、色んな事が
 どうでもよくなってきた
自分がコワイなあ^^;)


そんな感じで、
羊肉の塩茹での他は
上海の中華料理とあまり変わらなかった昼食。

しかし!

モンゴル料理の真骨頂
夕食の時にやって来たのです…。


モンゴル滞在一日目の夜は
雷雨でびしょ濡れやら雹で凍えるやらで
すっかり疲れて食欲もあまり無かった私達。

しかし、食堂パオで一緒に食事した
他の中国人観光客さん達
ドーンとモンゴルっぽい料理
注文しておりました。

それは!

羊の丸焼きです☆

思いっきりワイルド料理出たーー!(^^;)

羊を何時間もただ丸焼きにしたという
この一品…
ものすごくデカい上に、
相当生々しく~~~(^^;)

その姿だけでも驚いてしまったのですが、
その肉登場後のイベントもいろいろありまして。

注文したグループの年長者の人が
モンゴル風衣装を着て
奥さんと一緒に嬉しそうに
羊の丸焼き入刀!

まるで、ウエディングケーキのようです(^^;)

お酒を飲んで、羊の肉を拝み、入刀、
というのが丸焼きに対する食前の儀式のようでした。

おかしかったのは、
儀式の後でコックさんが羊丸焼きを切り分けている時、
歌手のおじさんが後ろで
ノリノリのモンゴルミュージックを歌っていたこと
でした☆

肉解体にも、バックミュージックが!(^^;)

そして、切り分けられた肉を
みんなモリモリと豪快に食べていくのです!

常々、
中国の人は日本人よりもずっと
肉好きだなあとは思っていたのですが、
骨付き羊肉の大きな塊に皆さんが
笑顔でガブリとかみつく様子には
深い愛を感じましたよ☆

そんな中国人観光客さん達の隣で
私達はのんびりと羊肉のスープや野菜炒めを食べていたのですが、
そんな私達でも逃れられなかったもの、

それが白酒(バイチュウ)でした☆

白酒(バイチュウ)…
それは魔のお酒…。

中国でめでたい食事でのお酒として、
また、イッキ飲みのお酒として、
大変ポピュラーなお酒なのですが、
なにしろアルコール度数が
ハンパ無く高い
のです。
(アルコール度数38~50度ぐらい!)

中国に来てから何度も、
私達を泥酔&記憶喪失にした
スゴいお酒なのですよ…。

過去の恐ろしい泥酔の思い出があるので
私はこの白酒があまり得意じゃないのですが、
モンゴルではお客さまへの歓迎のしるし
言われてニコニコと笑顔で勧められたら、
断るわけにはいきません。

歓迎の白酒、
サービスの白酒、
他のお客さんからのふるまい白酒、
さようならまたねの白酒、

などなど、
何度も白酒を飲むことになった
モンゴル滞在だったのでした☆

味は美味しいんだけど、
やっぱり効くな~~~!(^^;)

 

おまけ。

デザートで出てきたスイカ。

テーブルの上でざくざくナイフで切って、
そのまま「さっ、どうぞ食べて(^^)」
と言われたスイカ。

皿は無く、種や汁はテーブルの下にそのまま落としていい
スタイルらしいです。

うーんワイルド☆

 

そして、モンゴル草原を去る前の
最後の昼食に食べた羊肉。


最後ぐらいは
私達もドーンと肉食でいこうか!
追加オーダーしてみたのです。

これでも最小のサイズらしいのですが、
私達にとっては相当大きく感じた
フトモモの丸焼きでした(^^;)

でも、カリカリに焼けた皮と、
ジューシイな肉が
とっても美味で、
美味しいスパイスも良いアクセントになって、
二人でほとんど食べ切ることが出来ました。

モンゴルの良い思い出になりました。
美味しかったなあー!(^^)


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2 コメント

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ワイルド! (シーノ)
2011-09-09 13:03:56
こんにちは!
子供の頃、ひき肉以外肉がダメだった私は、丸ごと料理に画像だけとはいえ、かなりビビってしまいました。(汗)

肉だけの食生活…想像がつきません!
ワイルド中のワイルドですね。
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謝謝シーノさん! (カナ@管理人)
2011-09-11 18:09:31
衝撃的な丸焼き写真で
驚かせてしまって、すみません…!(^^;)
あの丸焼き、私達でも相当ビビりましたよ~~。

ガイドさんに「肉だけの食事ってどんな感じなのでしょう?」
と聞いてみたところ、
「基本的に、お酒を飲みながら干し肉と煮た肉と肉スープですねえ」
とおっしゃっていましたよ。
肉肉しいワイルド生活ですよね~!(^^;)
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