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上海てんやわんや洞

ドジ主婦のてんやわんやな中国滞在時の思い出と旅の話

チェコ旅19 チェスキークルムロフへ!

2013-12-14 09:35:15 | チェコの旅

チェコに入国してからは
ずっと首都プラハに宿泊滞在していたのですが、
6日目からはついにチェコの他の都市にも遠征です。

最初に目指したのは
チェコ南部の美しい街、
チェスキークルムロフ!

プラハからは
電車では乗り換えが多くて行きにくいということで、
チェスキークルムロフ直行高速バスを利用しました。

一般的に高速バス乗り場っていうのは
首都の一番大きな鉄道駅そばから出ているものなのですが…
プラハの大きな高速バス駅は
プラハ本駅から
何故か少し離れた場所にあるのがやっかいでした。

日本のネットで相当下調べしたところ、
Andelって場所からが一番便利の良い
チェスキークルムロフ直行高速バスがあるようだったので
地下鉄でAndelへ。

前々日にかなり迷って下調べして切符買っていたので
この日はなんとか行けましたが、
実は高速バス乗り場は
地下鉄Andel駅のホームから
地下鉄Andel駅出口とは逆方向に出た場所にあるのです…!
かなり分かりにくいので、
 利用したい方は前もって下調べに
 見に行っておくことをおすすめします…!)

高速バス乗り場はかなり粗末でボロ…ですが、
バス自体はとても新しくて
綺麗で乗り心地が良かったです。

 

快適快適!
田舎道をずーーっと走り続け、
プラハから2時間50分で
チェスキークルムロフに到着。

 

 

 

チェスキークルムロフのバスの駅周辺には
何もありません。
地図を見ながらなんとか街中心部へ。
重いスーツケースを引きずりつつ
高低差ありまくりの石畳の道を歩くのは
大変でした(^^;)

ゼーハー言いつつ
なんとか街中心部の宿へ。

宿は大きな道に面してて良かったあ…と思ったら、
「さあ!あなたたちの部屋はコッチよ!(^^)」
とフロントのお姉さんに案内してもらったのは
それから横道を歩きに歩き、
さらに屋内に入ってからも
階段を登りに登った上の部屋でした…
おおお…足がもうパンパンです…(^^;)

しかしこじんまりした素朴な味わいのお部屋で、
ちょっと嬉しくなってウキウキ。
温かみのあるキルトのベットカバーなど素敵だなあ~(^^)

荷物を置いてほっとして、
では早速街を散策!

 

古い絵本の中に出てくるような
温かい雰囲気の街並みです。

 

派手さは無いけど、
可愛いレトロ感がたまりません。

 

 

かわいいものも
たくさん売ってます(^^)

街の真ん中を流れている川が
またいい感じ。

川沿いの小さなお店で
ビールを飲みながら
ホットサンドを頂きました。

キラキラ流れる川の水を眺めながら
のんびり飲むビールは
本当に美味しいものでした。

目の前の川では
カヌー乗りを楽しむ若者達が
キャッキャと楽しそう。

小さい子供などは
はしゃいで川沿いの店のテラスにいた私達にも
手を振ってくれるので、
それに手を振り返したり。

なんだかほのぼのした気分になった
チェスキークルムロフの昼下がりでした。


チェコ旅18 ストラホフ修道院と絶景プラハの街

2013-12-13 07:07:48 | チェコの旅

プラハの街4日目。

景色の良い場所に行ってみようかということで
プラハの街西側高台の
ペトシーンの丘へ。

美しい自然があり、しかもプラハの街を一望出来る
素敵な場所でした。

 

建物の内装が素晴らしいと聞いていた
ストラホフ修道院へ。

 

元修道院の建物が現在は
民族博物館になっているのですが、
その中の図書館部分が最高に美しかったのです…!

 

 

「哲学の間」と「神学の間」と呼ばれる
ふたつの図書室の部屋が
心震える美麗さ…。

 

建築好きでありながら
図書館好きでもある私は
もう興奮MAXです…!!(^^)

 

古い本が並んでいるだけでも美しいのに、
この天国のような美麗な天井画…おおおお…おおおおお…
もう興奮が止まりません。

 

その図書館にさりげなく置かれてる
古い地球儀や机も本棚によく似合っててカッコイイ!

ここの写真を撮るには
追加料金が必要ってことだったのですが、
もちろん!と撮影料払って
写真撮りまくりました。


↑撮影許可のシールを貼ってくれました。

後で知ったのですが、
この図書館、あの有名な映画『アマデウス』の中にも
出てくるのです。
帰国後改めて『アマデウス』観たら
「ここだー!」という感動が。
ここに行った方は是非観てみてください(^^)

 
他にも一応博物館と言うだけあって、
自然科学系の展示がありました。

 

 
しかもそれが
ちょっとレトロな雰囲気の自然科学系展示で、
なかなか良かったです。

廊下の奥にある「だまし絵」。
廊下が奥深く見える小粋なマジック!

 


ストラホフ修道院を出た後は
そのすぐ近くに見つけた
雰囲気の良いビアテラス
休憩がてらちょっと一杯(^^)

 
テラスからプラハの街がとても綺麗に見える
素敵なビアテラスで、
ビールも格別に美味しく感じました。


外国に行くといつも
めいっぱい観光しようと
ついせっせと歩きまわってしまう私達ですが、
たまにはこんな風に
ビール飲みながら
ゆっくり景色を眺めて
のんびりするのもいいものですね(^^)


チェコ旅18 市場その2&マリオネット劇場

2013-12-12 07:10:20 | チェコの旅

ファーマーズマーケットは農産物中心の市場でしたが、
雑貨中心の市場もあると聞いて行ってみました。

旧市街のハヴェルスカー市場です。

 

庶民的なお土産品いっぱいで
面白かったです。

ちゃんとした店舗で売ってるお土産と同じものが
安く売っていたりして嬉しかったです。

 

 
果物なども安く売っているので、
果物をおやつに食べつつ市場見るのも楽しそう。


ざっくばらんに毛皮売ってるあたりが
東欧っぽい?

 
チェコビーズもいっぱい売っていました。

 


安いペンダントトップやアクセサリーパーツなどもあって
手芸好きにはたまりません(^^)

 

それからプラハ城近くにも
たくさんのお土産屋さんがあったので
その辺りも見ながらぶらぶら。

可愛いクッキーのお店がありました。

 

 
クッキーのデザインが大変かわいいのです!(^^)

 

この日の夜は
チェコ名物、マリオネットの劇
観に行きました。

チェコでは昔から
マリオネット劇が大変人気があるのだそうで。

 
劇場の入り口。


素朴な風合いの人形と
ユーモラスな動きがとても良かったです。


劇作品は『ドン・ジョバンニ』!
分かりやすいコミカルなシーンが多くて、
言葉が分からなくても楽しく観ることが出来ました。

普段はなかなか見る機会が無い人形劇も
いいものだねえと夫婦で話しながら帰った
楽しい夜でした。


チェコ旅17 チェコのミュシャ切手

2013-12-11 07:07:33 | チェコの旅

プラハ散策中のこと。

カペル橋近くの郵便局に行きました。


ミュシャの切手がチェコで売ってると聞いて
どうしても買ってみたかったのです。


チェコの郵便局のマークは
ヨーロッパで良く見る黄色のラッパなので
建物は分かりやすかったです。

しかし郵便局のスタッフの人には
英語もほとんど通じず、苦労しました…。

必死でチェコ語を調べて紙で書いて見せたりして、
四苦八苦。

やっと買えた時はほっとしました(^^;)

日本に絵ハガキも送りたかったので
日本に送る時に貼る切手の値段も教えてもらったのですが、
チェコから送る際には
ユーロ内とユーロ以外で値段が違うことなど、
なんとか理解出来ました。


ミュシャの切手は2種類。
とても素敵…!


切手シートの表紙も綺麗なのです。


時間と手間はかかりましたが
貴重なチェコのミュシャ切手を買えて喜びの私でした。


余談ですが、
チェコの郵便ポスト驚くほど地味でした。


ほぼ全部、こんな地味で小さなポスト!
普通の家庭用のポストと大変似ていて
ハガキを投函するのが不安になる
地味さと小ささでした(^^;)

でも日本に戻ってきたら、
自分宛と友人に送ったハガキはちゃんと届いていて
ほっとしました。
外国からハガキを送ってみるのも楽しいものですね。


↑チェコの郵便局のマスコットキャラ?かわいいです(^^)


チェコ旅16 プラハの楽しい青空市場へ

2013-12-10 08:08:51 | チェコの旅

外国で市場に行くのが大好きです。

プラハでは素敵なファーマーズマーケット
市内各地で開かれていると聞き、
早速行ってみました。

 

私達が行ってみたのは
毎週木曜日・土曜日に
ヴィノフラディのイジーホ・ス・ポデェブラト広場
開かれているという
イジャーク・ファーマーズマーケットです。

 

 

 

  

農家直送の新鮮なお野菜や加工食品がいっぱい!

 

日本では見たこと無い野菜も!

キノコ、なんて愛らしい…!

 

美味しそうな果物いっぱい!

 

特にいちご類はあまりに美味しそうで安かったので
思わず1パック買って
広場のベンチで相方と一緒に食べました。
甘酸っぱくてとても美味しかったです(^^)

 

花もとても可愛いかったです。

 
ジャムなどの加工食品も
美味しそう!

 
自家製ワイン!

 

 
パンやクッキーのお店も。
古い西洋の絵本に出てくるような
素朴な形がたまりません。

 
ハムソーセージの露店の前では
食いしん坊ワンコ
ハムを見つめたままじーっと座って動きません。
その後、店のおばちゃんが見かねて投げてくれたハムを
嬉しそうに食べていました。
ワンコ根気の勝利!思わず笑っちゃいました。


手作り籠の露店!

カゴ大好きな私は大喜び。
かさばって持って帰りにくいのは分かっていましたが
どうしても欲しくて小さな籠を買っちゃいました。
素朴な風合いがとてもステキ(^^)

 
猫の隠れ家用のカゴもありました。
こんなカゴから猫ちゃんが顔出したら
きっとすごく可愛いことでしょう(^^)


これは犬や赤ちゃんも運べるもの、
と言っていました。
面白いなあ!

 
市場近所のプラハマダムがたくさん
楽しそうにお買い物に来ていて
そんな様子も楽しかったです。
ママに連れられて来ていた
ちびっこちゃん達がまた愛らしくて(^^)


この市場のすぐ近くには
プラハの新名所になっているという
TV塔があると聞いたので
市場を見た後に
ついでにその塔も観に行ってみました。

 
ちょっと変わった形の塔です。
そしてよく見ると…

塔の側面にたくさんの黒い赤ちゃんの像が
貼り付いているではないですか!

おおお…
かなりシュールです(^^;)

プラハっ子の間でも賛否両論のデザインだそうです。
塔の下にもヘンテコなアート作品がありましたし、
チェコのアートはいつの時代も攻めていて
斬新で面白いな☆と思いました。 


チェコ旅15 猫いっぱいのビアホール

2013-12-09 17:39:04 | チェコの旅

クトナーホラから戻った後は
プラハで個人的に行きたかったビアホールへ。

 

実はこのビアホール
ウ・ドゥヴォウ・コチェク(U Dvou Kocek)
猫がトレードマークのビアホールなのです!

 

ウ・ドゥヴォウ・コチェク(U Dvou Kocek)という店名が
「二匹の猫」という意味らしく、
お店のマークも二匹の猫ちゃん!
かーわいい!(^^)

 

店頭だけではなく、
テーブルの紙ランチョンマットにも
すべてこの猫ちゃん達がプリントされていました。
ビールを飲みながら
思わずにこにこ顔になってしまいます。

 

そして店内中に
猫ちゃんの飾りがあふれていました。
猫好きな私には嬉しくてたまりません。

 

オシャレな猫の壁絵。

 

 

ビールサーバーの所にも
素敵な猫の飾りが。

 

普通のビール・ハーフ&ハーフ・黒ビールを
猫の毛並みの色で表したもの?

 

  
猫の飾りも嬉しいことながら、
ビールやおつまみも
ちゃんと美味しいビアホールでした。

 
豚カツとチーズフライ。
上品な味つけでとても美味!

 
素朴なシチューの付け合わせ。

 

黒ビールもイイ!

アコーディオンの演奏サービスも雰囲気盛り上がって良かったです。

 

大満足な猫マークのビアホールでした。

猫好きでビールも好き!って方に
とってもおすすめです(^^)


チェコ旅14 驚愕の骸骨装飾!墓地教会

2013-12-05 07:07:32 | チェコの旅

クトナーホラの一番の目的地
墓地教会(納骨礼拝堂)へ。

墓地教会はクトナーホラの
駅からも町中心部からも微妙に遠いので、
バスを使おうということになったのですが…
バス停名も何もかもチェコ語のみで
さっぱり分かりません(^^;)

とりあえず通りがかったバスに乗り
バスの運転手さんに
墓地教会のチェコ語表記
(と思われるものをガイドブックからひろい書きしたもの)
を見せて「ここに行けるか?」と
つたないチェコ語で聞いてみました。

↑私の書いた下手なチェコ語、
又は下手なガイコツの絵がおかしかったのか、
バスの運転手さん、大爆笑。
思いっきり大爆笑。

ニコニコしながら
墓地教会のバス停で降ろしてくれました。

「チェコ人をあんなに爆笑させるなんてスゴイね!(^^)」
と相方。
笑わせたかったわけじゃないですよ!(^^;)

 

で、ついに来ました墓地教会!

 

 

 

驚愕の内装!
骸骨の装飾だらけ!

 

しかも…
この骸骨、全部本物なのです…!!

 

日本語による説明パンフもあって
読ませて頂いたのですが、
これは冗談では無く、
ちゃんとした埋葬のやり方のひとつとして
こういうスタイルをとっているんだそうです。

エルサレムから持ち帰った聖墓の土が祀られたこの教会は
中世の時代、聖地とあがめられて
大変人気があったんだそうです。

戦争やペストで亡くなる人が多かった時代は特に
この教会に埋葬されることを望む人が多すぎて
普通の方法では埋葬しきれなくなったのだとか。

そこで一人の僧侶が「各人の骨の一部を集めて飾る」という
画期的な方法を生み出し、
それがこのような装飾的な感じになっていったそうで…。

 

つまり、
アーティスティックに見えるこの内装は
この教会なりのれっきとした供養なのでした。

 

これだけの骸骨が集まっているのですから
どんな空間なんだと思われるでしょうが、
驚くほどに無臭!
そして狭い教会にギッシリ骸骨だらけなのに
空気も不思議なほどカラリとしているのです。

 

小さな頭蓋骨や大きな頭蓋骨へこんだ頭蓋骨
色んな形があるところが
生前の生々しさを感じさせますが…

 

 

 

あまりにもアートな仕上がりになっているので
墓場という感じがしません。

埋葬された方々へ敬虔な気持ちで祈りをささげたくなる気持ちと
アートとして深い感動が高まる気持ち、
両方が心の中でグルグルする
とても不思議な体験をしました。

ネットでここの写真を見た時から
かつてない驚きを感じるだろうとは思っていましたが、
実物の迫力は格別にすごかったです。

教会装飾でこんなに感銘を受けることは
一生のうちでそう無いだろう
と思えるような、
本当にすごい教会でした。

これは一見の価値あり。
本当に価値あり、でした。

 
この後、墓地教会の道路挟んで向かいにある
聖母マリア大聖堂にも行ったのですが、
墓地教会の印象が強すぎて
ぼーっとしたまま見てしまいました。


そして墓地教会の強いインパクトに
「すごかったねえ…」と
しみじみ語らっているうちにクトナーホラ駅まで
いつの間にか歩いていました。

余談。

思いの外早く駅に到着しちゃって、
プラハに行く列車が来るまで
クトナーホラ駅で1時間待ったのですが…。


トイレに行きたくなったものの、
駅のトイレに鍵がかかっている!!

しかも、
駅の周辺を歩いて探してみましたが、
トイレを貸してくれそうな場所が全く無くて
困ったのなんのって。

夕方のせいか人も全然いなくて
どーしようと困りまくった挙句、
切符カウンターのおばちゃんに
トイレは…とつたないチェコ語で聞いてみたところ、
ムスッとしつつも
トイレの鍵を貸してくれたのです!


「鍵、絶対後で返してよー!」と念を押されつつ
「もちろんもちろん!」と叫んでトイレにダッシュ。
なんとかトイレ間に合って
助かりました…。

今回チェコで田舎の方まで行きましたが、
トイレに困ったのはこの時だけ!
恐るべきクトナーホラ(^^;)

どうでもいい話ですが、
クトナーホラの駅前をトイレ探してうろうろしてた時
日本のマツダの車があって
なんだか感動しちゃいました。

 

こんな東欧の田舎の町でも
日本車ががんばっているんだなあ…!


そんなわけで色々不便もあった
辺鄙な場所でしたが、
クトナーホラ、来て良かったです。
忘れられない思い出の町となりました(^^)


チェコ旅13 クトナーホラで地下鉱山探検!

2013-12-03 07:07:48 | チェコの旅

プラハには5泊したのですが、
そのうちの一日は近郊の街に日帰り旅
してみようということになりました。

私が希望して行くことになったのは
プラハから電車で片道2時間半ちょっとの場所にある
知る人ぞ知る街、クトナーホラです。

実はチェコ観光地としては
そこまで有名な街では無いのですが、
以前この街を訪れた人の墓地教会の記事を
ネットで読んで衝撃を受け、
どうしても行ってみたくなったのでした。

 

プラハ本駅から電車に乗って
のんびり田舎の風景を眺めながら2時間半。

到着したクトナー・ホラは小さな田舎街でした。

田舎すぎて駅前に何も無い…?!

とりあえず駅構内にある小さなインフォメーションで
街中心部に行くバスを教えてもらいました。

↑時刻表もプリントアウトしてくれました。
とても親切でありがたい!

 
とても素朴な街。

 

こじんまりした風情がたまりません。

まずはこの街で一番大きな建物、
聖バルバラ教会へ。

こんなほのぼのした風景の中にこんな建物が?!
とビックリするような立派さです。

 

 

実は今は素朴な地方の町となっているクトナー・ホラは
中世13~16世紀頃は銀の鉱脈で大いに栄えていたんだそうです。

 

この聖バルバラ教会も
鉱山にかかわった市民達の資金で
建てられたんですって。
教会の名前にもなっている
「聖バルバラ」は鉱員の守護聖人なんだそうです。

 

教会内部の壁画には
鉱山にまつわる絵がたくさん
普通の教会とは雰囲気違っていて面白かったです。

 

↑銀をはかる量り持った人の像も!

 


次はこの町の銀鉱山の歴史が分かる
フラーデク鉱山博物館へ。

この鉱山博物館には
二つのツアーがありまして、
私達はどちらも参加。

 

一つ目は銀鉱山で儲けた富豪の家の中に作られた
鉱山の歴史説明や道具の紹介ツアー。
英語での説明ガイドさんがつきます。

  
早口なのでやや分かりづらかったですが、
展示見てるとまあまあ意味は分かりました。

 

↑銀を抽出しようとしている人の人形の顔が
かなり怖かったです(^^;)

第二のツアーは
待望の地下鉱山探検ツアーです!

もうわくわくの私です。

(私は地下やら狭い空間をめぐる観光が大好きなのです!)

 

専用のコートとヘルメットを身に付け、
懐中電灯を持たされて
地下深い坑道へ。

驚くことに、坑道の中は真っ暗!
本気で真っ暗!

手元の懐中電灯の灯りだけが頼りという
ドキドキの探検です。

日本でも似たような
炭鉱の坑道見学などしたことあるのですが、
日本では考えられないぐらい、
細く狭く崩れそうな坑道を歩くのです!

ひゅ~~かなりの緊張感!
かなりのレア坑道見学でしたよ(^^)

暗闇の中をひたすらくねくねと歩きまくり、
ぽっかりと山のすみっこに出てきました。
ふ~~面白かった~~!

 

 

探検後はとりあえず
地元の小さなビアホールに入って
昼食です。

美味しい地元ビールを飲める幸せ(^^)

 

おつまみとしてオーダーした
素朴なサラダとポテトがまた美味!

 

サラダに載ってた巨大なチーズが
妙に美味しくて、
お昼なのに
ついついビールがすすんじゃいました。


チェコ旅12 ついにウサギを食べる!

2013-12-02 07:07:49 | チェコの旅

プラハ2日目の夕食は
あこがれのジビエ料理を食べに行きました。

ジビエ料理っていうのは
野生の鳥獣の料理です。

つまり…
飼育場で育てられた生き物の肉ではなく、
野生で生きている動物や鳥を
ハンティングして料理したもの!なのです。

うーんワイルド!

中国在住時は散々ワイルドなもの食べてきた私達ですが、
ヨーロッパのワイルド料理は
またひと味もふた味も違うのではないかと
興味津津です。

行ってみたのは
「ウ・モドレー・カフニチュキ(U Modre Kachnicky)」。
プラハでもわりと有名なジビエ料理のお店とのことでしたが、
裏通りにひっそりある隠れ家的な小さなお店でした。

温かみのある愛らしい内装。
とても素敵なお店でした。

メニュー見て悩んだ結果、
相方は野鴨のロースト、
私はウサギのローストを注文してみました。

ウサギ肉…。

私は可愛い動物は食べないというポリシーだったのですが、
中国行って美味しい羊やカエルを食べてから
「いや、むしろ色んな食材にチャレンジしてみるべきでは?」
という考え方に変わってしまいました(^^;)

幼い頃、絵本ピーターラビットを読んで
ピーターのお父さんウサギが
マクレガーさんにつかまって兎パイにされて
食べられたという話を読んでショックを受けてた私。

その時は
「あんな可愛いウサギを食べるなんて何故」
と思ったものでしたが、
今ならなんだか分かる気がします。

昔からあんなに可愛いウサギが食べられている理由。

それは可愛さを凌駕するほど
美味しいに違いないと…!

そんなわけで、
勇気を出して
初めてのウサギ料理に挑戦です。

美味しいサラダを食べながら
ドキドキして待って…

ついに!
うさぎさんいらっしゃいました…!

おお…美味しそう!

初めて食べたウサギさんの肉は
鳥肉に似た食感ながら
とても濃厚でワイルドな風味!

今まで食べたどんな肉とも似ていない、
独特の美味しさ!

ピーターラビットごめんなさい、
美味しいよ~~~!

↑相方の野鴨も食べさせてもらいましたが、
こちらも鶏よりもずっとコクがあって美味!

赤ワインと超絶に合うお味でした。

余談ながら
このお店のつけあわせのパンがまた
ものすごく美味だったのです。

 

塩味とハーブの加減が絶妙で、
お酒がすすむ味!
おつまみとしてこんなに美味しいパンは
なかなか出会えません。
きっとお酒好きな人が焼いたのではないか?
そう思ったほどのパンでした。
名店は料理だけでなく
パンまで美味しいんだなあとしみじみ感激。

思い出深い夕食となりましたよ(^^)


チェコ旅11 プラハの美しい建築

2013-12-01 07:07:26 | チェコの旅

私は外国旅行の時
特に建物を見るのが大好きなのですが、
プラハは建物がとにかく素晴らしい街でした。

 

街のいたるところで
美しい建築が残っていて
現役で使われているという感動!

アール・ヌーボー建築やキュビズム建築という
他都市ではなかなかお目にかかれない
珍しい建築もあるという
レア感!!

石畳の街に良く似合う
ほどよく古くなった美麗な建物たち。

 

外壁に絵が描かれてる建物がたくさんあるのも
素敵だなあと思いました。

もう街を歩いているだけでも
大変楽しくてわくわくしてしまったのでした。


そのわくわく建築を一部ご紹介しますね。

●聖マルティン教会のロトンダ

ロトンダとは円形礼拝堂のことだそうです。
これは偶然通りかかって見たのですが、
プラハに現存する建物の中でもかなり古い世代のもの。
1100年頃のロマネスク様式だそうです。

コロンとした形が素朴で可愛いですね。

●一分の家

 

16世紀のルネッサンス様式だそうですが、
黒地に白で描かれただまし絵が大変珍しくて
非常に面白い建物でした。

 

 

↑平面なのに立体のように見えるだまし絵の技術!

●旧市庁舎の天文時計
クラシックな市庁舎に良く似合う素敵な天文時計。

毎正時になるとからくりが動くとのことで
わくわくしながら待って見たのですが、
からくり自体は「えっこれだけ??」と思うほど
かなり地味でした(^^;)

 

 

でも二つの円盤のデザインが大変美しいので
からくりが動かない時でも
十分素敵でしたよ。

●ティーン教会
これはちょっと面白い建て方してる教会。

実はこの教会、建物のすぐ周りぐるっと一周
別の建物が建っているのです。

つまり、周囲のどの道からも
教会に入れないようになっているので、
教会に入るためには
一度手前の建物に入ってそれを通り抜けないと
たどり着けないという不思議な教会です。

●火薬塔
私達が泊まったホテルのすぐ近くにあるので
すっかり親しみを持ってしまった思い出深い塔。

 

くすんだ色とデザインがカッコイイ!

塔の足元はメイン通りの道が通っていまして、
この下を歩いてくぐるのがまた味わい深いのです。


●ホテルエウロパ
あこがれのアール・ヌーボー様式のホテル、
ホテルエヴロバ。

 

庶民の私は外から眺めただけですが…ああ素敵なデザイン!

 

時間があれば1階のアール・ヌーボーなカフェだけでも
寄りたかったのですが、
これも時間が無くて
外から見るだけで…

ああ憧れますね…(^^)

●黒い聖母の家

 

初めて見ましたキュビズム建築!

キュビズムっていうのは
いろいろな角度から見た物の形を
一つの画面に収めた美術形式だそうで、
ピカソの絵が代表です。

あのよく分かんない方向向きまくった画風
絵で描くのも大変そうですが、
立体化するのはさらに難しいらしく、
キュビズム建築はチェコでしか見られないんだそうです。

正直言ってキュビズムの絵の良さはよく分からない私なのですが、
建築にするとなんだかレトロ近未来という感じがして
大変カッコイイ!と思いました。

(私はレトロ近未来SFというジャンルの映画が
 大変好きなのです。
 『未来世紀ブラジル』みたいな!)

 
↑芸術的なフォルムの
らせん階段。超カッコイイ!

↑黒い聖母の家の2階は
キュビズム内装のカフェ。


↑1階はキュビズムインテリア用品のお店でした。


↑そこで売ってたキュビズム猫☆

キュビズム建築はチェコの中でも
プラハに集中しているそうで、
街を歩いていると
キュビズムっぽい仕様の建物に
うっとりすることがありました。

 
↑スパーレナー通りのダイアモンド館。
重厚なデザインが大変カッコイイです。

プラハですっかりキュビズム建築のファンになりました。
ほんの短期間しか流行しなかったのが惜しまれる
キュビズム建築です。


●おまけ。
プラハのあちこちで見かけた
素敵な建築物の一部やモチーフをご紹介しますね。