JINX 猫強

 オリジナルとかパロ小説とかをやっている猫好きパワーストーン好きのブログです。
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24 (27) ~眠る鳥より~

2008-07-08 19:33:48 | ノンジャンル
「うるさい、このエロジジイッ! こんなこと、外で済ませて来いッ」
 嫌がる氷河など捻じ伏せなくとも、一輝ほどの男なら、相手に不自由はしないはずであった。
 性格を抜きに考えれば、一輝は見栄えはいい偉丈夫だからだ。
 それを記憶が甦ったからとはいえ、氷河を押さえ込む必要はないはずであった。
「お前でなければ、意味がない」
 何気なく発せられた言葉に氷河は抵抗を凍りつかせ、頬を染めていた。
「なんで、そんな…」
 一輝の一言で、全身の力が失せてゆく。
「本当のことだ」
 一輝がさも愛しげに、氷河の背に頬を摺り寄せている。
「卑怯だぞ一輝、そんな…」
 そんなことを言われ、身体の内外を弄られたら――。
 そこを突き上げられ、氷河の全身に痙攣が駆け抜けていた。
「くはぁ…」
 気が緩んだところを突き上げられ、氷河は僅かではあるが、己が精を解き放っていた。
「堪え性のないヤツだ…」
 一輝が氷河の背に唇を寄せる。
「お、お前が遅いんだ…この鈍チン…」 
 自身が達する気がないのなら、こんなことはしなければよいのだ。
「よく言った」
 一輝は繋がったまま、氷河の腰を摑み上げた。
 浮遊感に身体を仰け反らした氷河は、無意識に目にした時計の表示に、我が目を疑った。
 時計の針は、午前3時を指そうとしていた。
「待て、一輝、ちょ…」
 這わされ、圧し掛かられ、氷河は言葉を途切れさせた。
「待たんぞ、氷河…」
 一輝は氷河の胸元と下腹部を撫で回しながら、腰の抜き差しを始めている。
 内壁を激しい勢いで刺激され、氷河は悲鳴を上げていた。

「続く」