「どうだ、気持ち好いか…」
一輝の、ふくらはぎをを舐めながらの問いに、氷河は首を打ち振った。
「いいぞ、氷河…その調子だ」
今から詫びられても、一輝にも自身を制御する気はない、またできもしない。
一輝は氷河の脚を極限まで開かせ、その間に腰を入れ、更に結合を深めてゆく。
「あッ、あぁ…やめ――」
最奥を執拗に突かれ、氷河の瞳から流れ落ちた涙が頬を流れ伝った。
「や、やめ…」
氷河は身を捩り、手首に食い込むロープに歯を立てた。
ロープを噛み切るためではない。なにかに縋らなければ、一輝にもたらされる感覚に、精神も肉体も埋没しそうな怯えに氷河は駆られていた。
「どうだ、氷河?」
一輝は最奥まで挿入した欲望で内部を掻き回す。
「イヤ…いっ、きッ!」
このまま内部に居座り、傍若無人に暴れられたら、氷河は自身がどうなってしまうか解らない。
「なら、降参か…氷河」
一輝は激しい勢いで突きながら口を開いた。
「イヤ…」
氷河は弱々しく首を振った。一輝に降参など、死んでもしたくはなかった。
「そうか、それではしかたがないな」
一輝は氷河の片足を解放し、ベッドに落ちた氷河の脚の間に身体を割り込ませ、斜めに傾いだ氷河の身体を引き寄せる。
「あッ、あッ、あッ」
未知なる領域を犯される感覚に、氷河の蒼い瞳が大きく見開かれていた。
「氷河…お前はオレのものだ、この強情な精神も、感度のいい身体も、だ…」
「違う、一輝ッ!」
氷河は激しく身を捻った。
氷河は、氷河自身のものだ。
共に肩を並べ、闘うことができなくなってしまった以上、一輝と氷河を繋ぎ止めるのは、この役にも立たない記憶だけだ。
それなのに、一輝にもたらされる快楽に我を失くそうとしている浅ましい自身の身体を、氷河は持て余していた。
「続く」
一輝の、ふくらはぎをを舐めながらの問いに、氷河は首を打ち振った。
「いいぞ、氷河…その調子だ」
今から詫びられても、一輝にも自身を制御する気はない、またできもしない。
一輝は氷河の脚を極限まで開かせ、その間に腰を入れ、更に結合を深めてゆく。
「あッ、あぁ…やめ――」
最奥を執拗に突かれ、氷河の瞳から流れ落ちた涙が頬を流れ伝った。
「や、やめ…」
氷河は身を捩り、手首に食い込むロープに歯を立てた。
ロープを噛み切るためではない。なにかに縋らなければ、一輝にもたらされる感覚に、精神も肉体も埋没しそうな怯えに氷河は駆られていた。
「どうだ、氷河?」
一輝は最奥まで挿入した欲望で内部を掻き回す。
「イヤ…いっ、きッ!」
このまま内部に居座り、傍若無人に暴れられたら、氷河は自身がどうなってしまうか解らない。
「なら、降参か…氷河」
一輝は激しい勢いで突きながら口を開いた。
「イヤ…」
氷河は弱々しく首を振った。一輝に降参など、死んでもしたくはなかった。
「そうか、それではしかたがないな」
一輝は氷河の片足を解放し、ベッドに落ちた氷河の脚の間に身体を割り込ませ、斜めに傾いだ氷河の身体を引き寄せる。
「あッ、あッ、あッ」
未知なる領域を犯される感覚に、氷河の蒼い瞳が大きく見開かれていた。
「氷河…お前はオレのものだ、この強情な精神も、感度のいい身体も、だ…」
「違う、一輝ッ!」
氷河は激しく身を捻った。
氷河は、氷河自身のものだ。
共に肩を並べ、闘うことができなくなってしまった以上、一輝と氷河を繋ぎ止めるのは、この役にも立たない記憶だけだ。
それなのに、一輝にもたらされる快楽に我を失くそうとしている浅ましい自身の身体を、氷河は持て余していた。
「続く」