「なっ…」
米俵のように担ぎ上げられた氷河の脳裏に、昼間の屈辱が甦っていた。
「よせ、やめろ、バカッ!」
氷河は拳で一輝の背を殴りつけ、両脚をバタつかせ暴れた。
だが殴ろうが膝を打ち付けられようが、鋼の肉体はびくともしない。
やはり普段は飲んだくれていようと過去、最強の聖闘士といわれただけのことはあった。
「下ろせッ、耳まで遠いのか、この大年寄りッ!」
圧倒的な力の差に肚を立てた氷河の喚きは、一輝の精神の地雷を踏み捲くった。
「氷河よ…」
一輝は氷河を、嫌味なほど丁重に床に下ろした。
「なんだキサマ、こんなところで…」
浴室の脱衣所に下ろされ、氷河は一輝から後退った。
「お前は、自分が置かれた立場が解らんようだな」
一輝は壁に背をつけた氷河の服を掴み、一気に引き裂いた。
「なっ、なにを…」
氷河は引き裂かれたシャツで胸元を覆い隠した。
「お前の言う『ジジイ』の、有り余る体力と持久力を見せてやろうと思ってな」
一輝は踠(もがく)氷河の両手首を扼すとベルトを外し、ジーンズを引き下ろし、足元のジーンズを下着こと踏みつけたまま、氷河の身体を抱き上げた。
「わッ、バカ…それはビンテージで、高かったんだぞ」
ネット・オークションで高額で落札したジーンズを無造作に踏みつけられ、氷河は肚を立てた。
ジーンズだけではない、一輝がまるで包装紙のように破き捨てたシャツも、小遣い制の氷河にすれば高額なものであった。
「服の心配などしている場合か」
一輝は唇を吊り上げ、背後で浴室の扉を開いた。
「続く」
お久しぶりです。
先日、我が家の「イクラ」が本棚から降ってきたと書き込んだのですが、今度はゲージに入ったままの「イクラ」が落ちてきました。
しかし、ゲージに入った「イクラ」ごと本棚から叩き落すとは…。
米俵のように担ぎ上げられた氷河の脳裏に、昼間の屈辱が甦っていた。
「よせ、やめろ、バカッ!」
氷河は拳で一輝の背を殴りつけ、両脚をバタつかせ暴れた。
だが殴ろうが膝を打ち付けられようが、鋼の肉体はびくともしない。
やはり普段は飲んだくれていようと過去、最強の聖闘士といわれただけのことはあった。
「下ろせッ、耳まで遠いのか、この大年寄りッ!」
圧倒的な力の差に肚を立てた氷河の喚きは、一輝の精神の地雷を踏み捲くった。
「氷河よ…」
一輝は氷河を、嫌味なほど丁重に床に下ろした。
「なんだキサマ、こんなところで…」
浴室の脱衣所に下ろされ、氷河は一輝から後退った。
「お前は、自分が置かれた立場が解らんようだな」
一輝は壁に背をつけた氷河の服を掴み、一気に引き裂いた。
「なっ、なにを…」
氷河は引き裂かれたシャツで胸元を覆い隠した。
「お前の言う『ジジイ』の、有り余る体力と持久力を見せてやろうと思ってな」
一輝は踠(もがく)氷河の両手首を扼すとベルトを外し、ジーンズを引き下ろし、足元のジーンズを下着こと踏みつけたまま、氷河の身体を抱き上げた。
「わッ、バカ…それはビンテージで、高かったんだぞ」
ネット・オークションで高額で落札したジーンズを無造作に踏みつけられ、氷河は肚を立てた。
ジーンズだけではない、一輝がまるで包装紙のように破き捨てたシャツも、小遣い制の氷河にすれば高額なものであった。
「服の心配などしている場合か」
一輝は唇を吊り上げ、背後で浴室の扉を開いた。
「続く」
お久しぶりです。
先日、我が家の「イクラ」が本棚から降ってきたと書き込んだのですが、今度はゲージに入ったままの「イクラ」が落ちてきました。
しかし、ゲージに入った「イクラ」ごと本棚から叩き落すとは…。