表と裏の世界

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表と裏の世界

この世界は、表と裏、陰と陽、上と下、左と右、善と悪、正と邪、つまり表と裏の世界であり、全部が全部，二つが一つになって心と意識、灯りと温もりの光を作り上げていく世界です。

明は闇があってこその明、闇は明があってこその闇、裏が偉い、表が偉いということは一つもないということですわ、皆おんなじようにご苦労したはる、ご苦労してくれたはるということ、感謝せんとあかんのは、一人、一人が作り上げていってくれたはるご苦労の道、そして、一人、一人がご苦労してくれたはる人々に感謝しなければあきません。

この日本があるのも、今お年寄りになったはる方々、その方々のご苦労があったからこそ日の出る国，日の出の国，日本といはれます。

前にも言いましたが、日本語は（あい）から始まっているということです。ですから全て、何につけても絶対根底に愛と感謝がないとあかんのです。

つまりは何が言いたいのかといえば、表裏一体、二つが一体、すべてが相対、一体ということ、いいかえるなら誰が偉い、かれが偉いのでなく、人を比較することで追及していくと全部進歩、成長する良い芽を摘み取ってしもうて、互いに自己保存、自我だけが残って喧騒と、なじり挨、傷つけあう世界に陥るということに成ってしまいます。

自分だけがしんどい、自分だけが辛いのではないという事です。

片一方だけ見ないで、両方見て、全てが進歩、成長するためなんやと理解して、愛と、いたわりと、思いやりと、やさしさと、温もりを忘れんで歩いていきたいもんやと思います。

何か自分とって気の悪いことがあったら、夜寝る前に、ああ、今日も色々と、心使いのお勉強をさせて貰いました、神様有難うございましたと言って、明日に気の悪いことを引きずらないようにして気分良くお休み下さいませ。

それでは皆様おやすみなさい

宝　岳　龍　聲　　　　合掌

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