ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★田沢湖スキー場、三たび(その1)

2017年04月18日 | 山・麓歩き

●出かけた日:201744日(火)

●歩いた足跡(ログ)

(以上の地図:国土地理院)

 318日に、リフトを利用して、田沢湖スキー場を上がり、そこから歩き始めて「駒ヶ岳」の「男岳」を目指しましたが、上へ行くに従って、雪混じりの風が強くなったことから、わずか1時間少し、200m程登っただけで引返してきました。

 雪の上を歩けるうちに、もう一度だけ、「男岳」に挑戦してみたいと思っておりました。しかし、3月中は、晴れの日はあっても、遠くの山まではっきり見渡せるような好天の日はなく、4月に入ってしまいました。

 「田沢湖スキー場」のリフトは、4月最初の土日までと聞いていたので、それが過ぎれば、「かんじき」ウォークの時にように、下から登り始めなければなりませんので、頂上までは無理かなと考えておりました。

 そして43日、次の日から天気が良くなるとの予報、翌4日朝起きてみると、予報通りの好天となったので、最後の挑戦と思い、少し早めに(といっても8時頃ですが)に家を出、スキー場の「かもしかゲレンデ」に向かいました。途中、車中から「駒ヶ岳」に目をやると、頂上まではっきり見えます。少しわくわくしながら、ゲレンデのレストハウスに着きました。どこまで登れるか、と思いながらゆっくりと登り始めました。

 なお、掲げた足跡(ログ)図の軌跡が途中から橙色が変わっておりますが、途中でGPSの電池が切れて記録できなかったため、帰ってから、尾根をたどって手書きで書き入れたものです。従って、今回は撮影ポイントを入れることもできませんでした。 

 それでは、本文に入ります。

 スキー場に着くと、やはりリフトはストップしており、広いスキー場に全く人がいない。車を降りて準備をしていたら、かなり年配のおじさんが一人で来て、「あやー、リフト止まってしまったか」と大きな声を出すので、「スキーに来たのか」と聞くと、「そうだ、土曜日に来た時は滑れたのになあ、客が少ないので採算合わねんだべな」とつぶやき、携帯電話をかけている。「日曜日で終わったんだと」と言う。

 レストハウスの前でスノースパイクを着け、ザックにカンジキを括り付ける。今回は、ピッケルは持参せず、トレッキングポールにする。これで危険と思われるところに遭遇したら引返すつもり。

 少し登って、頂上方面にカメラを向ける。

 「かんじき」ウォークの時とほぼ同じ位置からの写真。頂上付近までよく晴れている。

雪があるのに、人が全くいないスキーはなんとなく寂しい気がする。

 人がいないので、ゲレンデの真ん中をまっすぐ登って行く。圧雪されているので、靴が沈むことはなく、スパイクも効いて歩きやすい。歩いているうちに暑くなって、キャップ、手袋を脱ぐ。

 熱いお茶を持って来たが、途中の小休止は木の陰を選び、冷たい水を飲む。 

 2時間ほどで第3リフト降り場に着く(足跡の軌跡に突起があるところ)。リフト係員の詰所入口前の床板が乾いているので、そこに腰をおろして少し長い休憩をとる。遠くは少し霞んでいるが、「森吉山、「八幡平」、「大白森」が見渡せる。

 この上、どこまで行けるかな、と思いながら、また登る。今度は圧雪されたところではないので、靴がくるぶし辺りまで沈んで、少し歩きにくい。カンジキに代えようかとも思ったが、面倒なのでそのまま登る。

 まだ第3リフト降り場から少し登った程度。前回は、手前から二つ目の小ピーク辺りまで登ったと思いながらカメラを向ける。

 この頃から、少しずつ雲が出てきて、時折頂上方面を隠すようになる。これ以上雲が出なければよいがと願う。風も出少して来て気温も下がり、寒く感じるようになったので、腰に巻いていた雨具を着込む。

 前回登った辺りに達する。靴が沈む雪だとスパイクの効きが悪くなり、踏ん張りも効きにくいので、足に疲れがくる。

 もう昼をだいぶ過ぎ、リフト降り場から1時間ほど登ったので、休憩しておにぎりを食べる。ここでは熱いお茶がありがたい。

(その2に続く)


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