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ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★歩くスキーで春を探す(その1)

2017年03月18日 | 四季のたより

 ついこの間、ブログに薄い雪化粧した初冬の山の写真などを掲載したと思ったら、もう3月の半ばになりました。この冬は、全国各地で大雪に見舞われたニュースが何度も流れましたが、「仙北平野」の一角にある我が家では、一度も雪降しをすることなく、例年にない雪の少ない冬で終わりそうです。

 家の玄関脇に小さな花壇があります。建物の輻射熱のせいでしょうか、そこだけ雪がすっかり消えて、いち早く土が現れました。先日、その土に目をやると、「水仙」や「鈴蘭」(花の名を漢字で書くと、何となく風情があるように感じます。)の芽が顔を出しております。春の兆しを見つけ、うれしい気持ちになりました。

 そこで、真っ先に春を感じさせるものは何だろうと思いめぐらすと、「ネコヤナギ」(これは敢えて漢字にしません。)が頭に浮かんできました。「ヤナギ」と言えば「川端」と連想するうちに、以前、「玉川橋」の上から雪景色を写真に撮った時、雪の川原を歩いてみたいと思ったこともよみがえってきました。

 天気も良いので、急きょ、歩くスキーを車に積み込んで、「玉川橋」の下流、「雄物川」と「玉川」が合流する辺りの川原に出かけてみました。

 「ネコヤナギ」は芽を吹いているかな、ほかに春が感じられる光景はないかな、と思いながら歩いてきた記事を掲載します。

●歩いた日:2017311日(土)

●歩いた位置

●歩いた足跡(ログ)(道のり:6.0km

(以上の地図:国土地理院) 

 「大曲バイパス」を「花館」から「神宮寺」方面に向かって走り、「玉川橋」の手前の信号で左折して、以前の国道を南に少し進む。この辺りは道路と「雄物川」の堤防が接しており、河川敷は「大仙市民ゴルフ場」になっている。やがて河川敷に下りる道があり、その先に駐車場があるが、そこには雪があるので、下り口に車を止めてスタート。

 堤防沿いに北に進む。濡れ雪で、ところどころでスキーが沈むが、おおむね歩きやすい。まっすぐ進むと小さな川に突き当たり渡れない。橋を探しながら川岸を下流に向かうが、木の小枝があって歩きにくいので、川から少し離れたところを進む。

 進むと橋が二つある。上流の橋の上で、西にカメラを向ける。

📷001:市民ゴルフ場から「西山」を望む

 手前に「伊豆山」、奥に神宮寺岳」が写る。この時刻、だいぶ雲が出、しかも逆光なので写真が暗い。

 まだ一面雪であるが、雪を払い落した山の木々や、雪が融け始めた小川の岸の風情に、春の近いことが感じられる。

 この辺で、少し雪がちらいてくる。橋を渡り、「雄物川」岸に至る。

📷002:雪消えの輪

 「雄物川」のほとりにそびえ立つ木の根元の雪が丸く融けているので、春の兆しとしてカメラに収める。根元の幹の輻射熱によるもので、春先の山の斜面には、こんな雪消えの輪がいっぱいあったことを思い起こす。

 雪がちらついたのもつかの間、また青空が広がり始める。

 この後、「雄物川」沿いを進もうとして、また小川に遮られる。この日は地図を持って行かなかった。仕方がないので、橋を求めて今度は上流に向かう。

 前方に、全体が赤っぽく見える木があるのでカメラを向ける。

📷003:ハンノキ(榛の木)?

 

 近づいて見ると、枝の先に何やら赤紫の房のようなものが無数にぶら下がっている。また、楕円状の実のようなものも着いている。(次の写真参照)

 図鑑で調べると、「ハンノキ」みたいだが、確信は持てない。

 「ハンノキ」の説明には、前年の秋に、枝の先端に雄花序、その下に雌花序が形成されて、そのまま越冬し、春、葉の展開に先立って開花する、とある。花期は23月と書かれているので、開花を前にして少し膨らんできている状態なのだろうか。

(その2に続く)


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