tecchyの日記帳

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どうもありがとうございました。

折れた

2007年04月13日 21時38分01秒 | 
こんばんはなのです。

最近なんか知らないけど車の話が続いてますが・・・・
やはり今夜も車の整備ネタなのであります。

皆様タイヤの交換は・・自分でしてます?

雪国に住む我々は夏用と冬用をそれぞれ用意しているのが一般的ですね。
そんでもって、業者に頼む場合も自分で交換するヒトも
ネジを緩まして締めてってーのはどの車も誰の車でも一緒なのであります。

え? 何を云いたいカって? 

要はただのボルトであるがために・・・

折れちゃったりもするんですよコレがってなわけで

一般にはその折れちゃったボルトの交換ははっきり云って
非常に簡単なのですが中には今回紹介するよう
ちょっとした分解作業をしなくてはならない車種も存在するのでありまする。



ずばり!! ハイエースです。 お客様が自分で折っちゃったみたいです。


ジャッキUPポイントを探しているYたか様であります。 


既存の5コのナットを緩め、タイヤを外してますね。 作業開始!!!!


ディスクブレーキのキャリパやパッド、ブラケット(?)一式を速攻で取り外し


ハブも分解です。 これは外側のナットを外した後にはまっているテーパー型のワッシャーです。
(正式名称は知らん)


外側のキャップ(?)を外した絵。 
車によってはここにフリーホイールハブなるギミックが装着されていたりもするんですが
ハイエースはフルタイム4WDなので、常に固定状態であるがために
このようにスプラインを刻んだがっちりしたキャップ(?)でOKなのであります。


ロックナットを外してます。 あ、ロックワッシャーですね。ナット二つでこのワッシャーを挟んでます。


頑張っているYたか様。掲載にあたりの了解はきちんといただいています。



普通に外れました。 ハブとローターが一体で外れるのであります。


ベアリングや周辺パーツ関係ですね。


ハブとローターを分離するために、接合ボルトをインパクトで一気に緩ます絵。



軽く叩いたりドライバーであおったりして・・・


分解です


こんなんなりましたけど~~~~~~



折れたボルトを叩いている様子です。 簡単に取れます。


見事に折れてますね。


新品のボルトとナットであります


ハブの裏側から真っ直ぐ差し込んで・・・軽く叩いてあげると?


完成です!!! よっしゃ~~~~~~

   *******

ココまで出来たらあとは? 
はい。 当然にして逆に組んでいくだけなので省略です。

簡単に説明してきましたが
もっと面倒なのもあるし、チョー簡単なのもいくらでもあります。
私がここにこのような記事を書いたからと云って
読んだ皆様がちょっと勘違いして 

『 強く締めたら折れるの? だったらあんまり力いれない 』
 
とでもなったら大変なので補足しておきますが
我々はいつも 『 折れるくらい 』 締め込んでいます。
折れてもこのように簡単に交換できるし部品代だって微々たるモノであります。
ただのタイヤ交換時にやっちゃってもお客様に代車を貸せばいい話だし
当然そのボルト代は請求なんてしません

なーんちゃって

思えば20年近くこの仕事をしてきて 『 ただ、折った 』 ってのはホンの・・?
数えるほど・・2~3件くらいでしょうか?

って、はい。 ここでもナニをイイたいかわかりますネ?
折れるくらいってーのはソレほどまでにきちんと締めるのだ!! ってな表現に過ぎないと。

実際トラック関係はかなり無茶なトルクをかけたりしてますがソレはなにより 

『 緩んでタイヤが外れる 』 
ことの恐怖に比べりゃ~ですかなマジで

そういえば私自身も過去に、何回もあります。 
タイヤが見事に吹っ飛んで・・・足廻りのみで火花を散らしながら滑走した経験が

   *******


全ての作業が終り、きちんと増し締めしているYたか様。
のちにハイエースは無事、納車されていきました。 

はい皆様!! くどいようですが!

タイヤのナット(ボルトのも)出来る限りの力できちんと締めましょう!

そしてもちろん!




空気圧の調整もきちんとネ


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