F小学校から届いた喫煙防止教室後の感想文から・・・
何年も前の話になりますが、「最近、結婚相手には喫煙者を選ばないという方が増えています」と書かれた結婚相談所の新聞広告がありました。
タバコ大国といわれ続けてきた日本が確実に変化してきていると、安堵に似た感情を抱いたことを覚えています。
私は以前から、職場の独身の同僚たちには、「もしも結婚したいと思っている人が喫煙者なら、ぜったいに禁煙してもらってから結婚したほうがいいよ」と、常々アドバイスしてきました。
パートナーが喫煙しているかどうかは、お互いの人生を大きく左右する問題だからです。
喫煙し続けている夫を持つ非喫煙者の妻は、非喫煙者あるいは禁煙した夫を持つ妻よりも学歴が低い傾向にあったという研究結果もあります。
つまり、リテラシーの問題なのです。
こういった子供たちの感想文や、授業後に学校の先生方からいただいたお言葉のおかげで、ある時から私は、子供たちの命を守るためにやっているのだということを改めて意識して授業をするようになりました。
私の言葉は子供たちの脳にしみこむのだから、責任を持たねばいけない、そのためにも、私自身、日々精進し続けなければいけないぞと思うのです。
この感想文を書いた子は「おそらくあの子だな・・・」と、頭に顔が思い浮かびます。
リモートの画面越しにも、彼の危うさは伝わってきていました。
彼がこれから、マナーやモラルとはどういうことか、正しく学んでくれることを、心から願うしかありません。