老人ホームを辞めた理由

話が前後しちゃってますが、また老人ホームでの事を書きますね。

たまゆらでの記事を読んで、骨壺の引き取り手がいないって書いてあって
悲しくなっちゃいますね。
老人ホーム＝姥捨て山ってイメージが強くなってしまいます。
前にも書いたけど、入居したての頃は家族が面会に来たけど、日増しにその
数が減り、入居してる人達の笑顔が消え、痴呆症の人はもっと病気が進み、
2階のちょっと重症の人達の部屋はちょっとした精神病院の様に思えてきます。

ヘルパーさん達はホントに手が足りない。
まぁ私達の仕事も全く手が足りない。大変だから辞めてしまう。

私達は150人分を3人でやってました。
最初は8人くらいでやってたのが、どんどん人が辞めてくし、人件費が馬鹿に
ならない理由で、最低限の人でやらされてました。

時間との戦いだから、目がまわる忙しさ。
何回エレベーターの往復してるのやら。一度に片付けたいから、ワゴンに
目一杯詰め込んで、ワゴンが壊れてしまう事の多々ある。

ワゴンを2個持って時間短縮する事もあるし、とにかく重労働。
入居者の人に今日の食事は何？って聞かれても、とにかく早くセットしなきゃ
いけないから、何のご飯かすら見てる余裕がない。

私が辞めたのは体を壊してしまったから。
エレベーターを待ってたら、急に落ちてしまう錯覚に陥って。。。
何度もエレベーターに乗ってるから、いつでも動いてる感覚になって
自律神経がどうにかなってしまったみたい。

家に帰っても動けなく食欲もなくなり、家族にも八つ当たりしてしまったので
辞めてしまいました。
もっと人数を増やしてくれたら今でも働いていたかもしれません。