クマネズミの攻略法と認知症と私の日々の出来事

クマネズミの撃退法と認知症の母と愛犬の癌。

自筆遺言書を書いてもらいましたが・・・

2011-12-17 19:16:30 | Weblog
昨日はよく眠れなかった。

何だか頭の中から遺言書の事が離れなくて、変な夢まで見て朝を迎えました。

気持ちがどんどん落ち込んできて、足取りが重いまま電車に乗りました。

税理士さんと老人ホームの玄関で待ち合わせをし、まずは母の所に行ってきました。

私はいつものように洗面所のお花を変え、水を変え、母に父の所に行ってくるからまた来るねと言い残して

部屋を後にしました。

父の部屋に行き、最初は冗談を言い合い、時間が時間なので(昼食前には済ませたかったので)私から話を切り出した。

義兄を本当に息子として認めてもいいのかを確かめた。

父は私に遺産相続の為に聞いてるのか?とちょっと声を荒げた。

そうじゃないの。お父さんが息子だと認めたら私はそれで構わないけど、本心じゃなければそれをひっくり返さないと

ダメでしょ?と話した。

どうしたらいいんだ?と聞くので遺言書しか今は手立てがない事を話し、そうしたら、どう書けばいいのか教えてくれと

言うので、税理士さんと相談しながら、ああじゃない、こうじゃないと試行錯誤しながら、下書きが出来あがった。

それには姉と私と遺産を半分にする事、そして仲良くする事を記載した。

義兄の養子縁組に関しては書かないようにして、素直な父の気持ちだけを書いてもらおうと言う事になった。

父は姉妹二人が平等にしたいと言うのが一番だと言う事を念頭に置いて書き出した。

ちゃんと書けたかは私は見てないので何とも言えないが(あまり深く見てはいかないような気がして)

一応は遺言書が出来あがった。

それが本当に有効になるのか分からないけど、やることはやったし、父の無念を少しでもと思って。

やった!って喜びの気持ちがない事に気がついた。

それより疲れた。私はどっちでも本当に良かった。遺産相続に関して、どっちが多くなんて考えたくなかったし、

それより、生きてる間、姉と力を合わせて、両親の面倒をみなきゃいけないと思ってる。

その為にやったことで、自分のけじめだと思ってる。

父は遺言書を書いた事をもう忘れてる。それだけ認知症が進んでいる。

だから日付けは入居する前、養子縁組をして数日経った日付けにした。

その方が不自然じゃないからだ。

安堵の気持ちより、これから先の事の方が不安な気持ちの方が強い。

でもいつか両親が亡くなった時に争う事は必然だから、覚悟してないと。

本当に疲れた。でも一つの区切りが出来た事は神様仏様のお陰かもしれない。

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