クマネズミの攻略法と認知症と私の日々の出来事

クマネズミの撃退法と認知症の母と愛犬の癌。

彼との突然の別れ

2009-08-02 13:12:56 | Weblog
また友達の話を書きますね。

ケイコの彼は九州に住んでる独身で、メールが続き、たまに上京してきては
会う関係でした。

ところが彼が群馬に転勤になりました。
そうずっと距離が縮まった。

前は半年に一回だった禁断の密会は一か月に一回になっていった。
ケイコはどんどんウソが上手くなり、旦那さんにも子供にも、優しいウソを
ついていった。

そんな関係が当たり前の様になり、女って結構身勝手で、そんな関係に
ちょっとつまらなさを感じてきていた。
きっとマンネリ化してトキメキを感じなくなっていたのかも?

時間がないから、会ってもラブホぐらい。
本当は今どきのオシャレな街に行きたいし、映画を観たり、ショッピングに
付き合ってもらったりしたかった。

時々、やっぱり彼も体が目的だったの?って思ってしまう。

電車の中でいつもの様に「また来月ね!」「来月はお花見しよう」って
二人で顔を見合わせて笑顔で手を振って別れた。

それから数日後、いつもの彼からのメールがこない。
不安になり電話をすると、留守電になった。

また数時間後電話をしても留守だった。何かあったらすぐにメールを
してくれるのにメールもない。

夜になって彼からの一通のメール。それは彼に彼女が出来たってメール。
ケイコはそれを見るなり、頭が真っ白になり、立ってるのもやっとで、
心臓がドキドキして、吐きそうになり、倒れそうになった。
でも旦那さんも子供もいるから何事もなかった様に振る舞った。

みんながいなくなって、一人ぽっちになったら、涙が止まらない。
彼からのメールを読み返した。とっても怖かったけど。
「友達に彼女を紹介されて付き合う事になって、ケイコにはウソをつけない
から話しておく。でもケイコの事は今でも好きだよ」って。

どうして優しいウソをついていてくれないの?
どうして本当の事を言うの?
はい、わかりましたって言えばいいの?

頭の中で、いつかこうなる日がくるのはわかっていた。
でも交通事故の様に突然言われても何がなんだか分からない。
頭の中で整理がつかない。

もちろんメールを返す事も出来ない。
その日は泣きながら朝を迎えた。