前回までのあらすじ。
念願のモビール「シンフォニー」をやっと手に入れた辰花であったがそのモビールをプレゼントしてくれた妹の「モビールって流行ってるらしいよ」との発言に辰花は愕然とする。
「流行に流されない」をモットーに生きている辰花(大袈裟)にとって、とても耐え難い言葉なのであった・・・。
「流行ってなんかない流行ってなんかないさ。。。」念仏を唱えるように呟きながら家路についた辰花。
食事を済ませソファに横たわりテレビを眺めていると阿部寛主演「結婚できない男」なるドラマが始まった。
普段ドラマなど見ない辰花であるが阿部氏の好演につい見入ってしまう。
その時である衝撃の映像が跳び込んできた。
建築家である阿部寛の部屋にモビールがぶら下がっているではないか!
しかもレンステッド社の「シンフォニー」と同じ「モダンシリーズ」の「フローイング・リズム」だ。
ミクシィのコミュニティー「モビールの会」でトップの写真に使われるほど有名且つ素晴らしいデザインのモビールだ。
「ベタなやつを使いおってからに」。
と思いながらも(決して負惜しみではない)、「何故、ドラマのセットにモビールが?」と微妙な不安を抱いた。
が、僕が驚いたのは、その後である。
画面が阿部寛が仕事をするオフィスのシーンへと変わったのだが、なんと、そのオフィスはモビールだらけである。
「サイエンス・フィクション」や
「ブラック・リズム」(色は違ったかも)
終いにゃ「バルーン」などカワイイ系なやつまで、ぶら下がってるではないか。
何でもありってのも、どうかと思うんですけど・・・。
っていうか小洒落たセットのインテリアに使われてるということは流行ってるということなのか?
辰花は発狂寸前だ。(かなり大袈裟)
だが、良く見てみれば阿部寛の部屋などは家具や小物など北欧テイストの溢れるデザインだ。
北欧家具の流行など、とうの昔にあったわけで、ここでギャーギャーと騒ぎ立てるほどの事ではないのだ。
いうなれば既に定番なのである。
モビールも然りである。
一時の爆発的ブームが落ち着き今では定番なのだ。
妙に一人納得する辰花。
が、一つ腑に落ちない点があった。
それは、このドラマには、かなりの数のモビールが登場するのだが僕の大好きな「シンフォニー」は登場しないのである。
何故?
気が付けば店でゆっくりと回る様をボケーっと眺めてしまう僕が愛して止まない個性的で美しくバランスもハイレベルな、あの「シンフォニー」が何故選ばれなかったのか???
やはり「僕は多少、世間とズレているのかもしれない」と少々不安になる「小市民」辰花なのであった・・・。
おわり。
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