Triumph Sprint 900 初年度登録平成7年(1995年)4月だから2019年現在で24歳
オークションで購入後、前後フラッシャーを2回交換し、長くフュエルコックからのガソリンお漏らしで苦労した。結局純正部品を買って今は問題なくなったけど結構手がかかった。
Triumph Sprint 900 初年度登録平成7年(1995年)4月だから2019年現在で24歳
オークションで購入後、前後フラッシャーを2回交換し、長くフュエルコックからのガソリンお漏らしで苦労した。結局純正部品を買って今は問題なくなったけど結構手がかかった。
前々から興味のあったTriumphの3気筒モデルをオークションで発見(笑)外装の状態は良さそう。ぶら下がってるウインカーは気になるけどぽちっとな。外装の塗装は綺麗で艶もあるように見えます。色もブリティッシュグリーンでイギリス車らしいからいいかも(笑)
実はスクリーンが思った以上に高くて若干フロントフォークをちじめるようにしても天井に接触してました(´;ω;`)大阪まで新潟出身のポータ君で受け取りに行った帰り道、琵琶湖近くのマキノ高原に寄り道ずら。
ユニオンジャック越しに見えるメタセコイア並木です。
気になってたウインカーは前後左右共に支柱の部分がボロボロでよっぽど酷い材質が使われてたのか・・・・もともとは堅めのゴムみたいなものだったんだと思うけど今は結晶化してしまって脆い脆い。汎用のウインカーをつけようかとも考えましたがオリジナルの部分を生かしたくて・・・・
樹脂の水道管で繋ぎました(笑)わざと水道管ぽい印を見えるようにしてたりして。前のウインカーは水道管の部分がカウルの内側に入るので、ほとんど気づかないでしょ?
古いモデルの割りに走行距離は意外と少な目。メーターもカワサキを意識してるのかな?このメーター周りも多分日本製ですね。
見かけは、かなり綺麗になったので調子に乗って車検取得です。抹消してありますから新規ですね。この時から、コックからガソリンが少し漏れてたんで気づかれるかなあと心配してたんだけど、無事スルーで、難しいとされている2灯式のヘッドライトもなんとか一発okですんなり車検取得完了です。実は検査ラインの選択で2灯式を選んだら一度普通に光量位置を測定した後左のライトを隠すように指示が出たんだけど、急に言われてもできるわけないじゃん。あたふた してたらいつの間にか〇の表示。今回はうまく行ったけど偶然ぽくて次はだめかも(笑)
これで一般道を走れるようになりました。バイクはなにより走ってやることが調子を維持する最善の方法だって思ってるのでこれから本調子になるんじゃないかな。トライアンフは全盛を誇ったメリデン工場の時代が終焉を迎え、新たな経営者の元、ヒンクレー工場での復活を見るわけですが、なぜかそのころ世界最速を誇ったカワサキ車の影響を強く受けたようで構造のみならずコンポーネントパーツの多くも日本製しかもカワサキと似通ったものを使用しています。ミラーなどはGPZ900R A7以降のものと全く同じ形状です。 Triumphの文字がミラーにも刻印されていますが、まんまカワサキです。エアプレーンタイプのタンクキャップも日本製、カワサキと同じADの感じがぷんぷん。
ただ、前述したガソリンコックからの漏れが直らないとだめなので思い切ってコックを外して修理です。シートを外して、シートカウルを外しタンクの後ろの固定ボルトを外してからタンクの後ろを持ち上げてコックに接続されている燃料ホースと負圧ホースを外して、たぶんガソリン残量チェック用のカプラーも外してからタンクを車体から外します。この初期トリプルの特徴であるど太いパイプ一本の簡略化されたフレーム構造がわかります。シートカウルはサイドカバー部分から一体でごっそり外せます。
ガソリンは抜けるだけ抜いたんですがまだ残るので前を下にしておいてコックの部分にガソリンが来ない状態で外します。
外した負圧弁付きのコックです。負圧ホースのニップルに差し込んであった部分が割れていて負圧ホースとしての役目を果たしてなかったようです。おまけにタンクとの取り付け面のゴムパッキンが堅くなっていてほとんど締め代がありません。薄いゴム板を切って作った追加パッキンをタンクとの合面に追加して負圧弁にはシリコンルブをスプレーして様子見。右は外したシートカウルです。
これでかなり改善したんですが、結局まだ漏れます。もう一度コックを分解してよく見るとこのコックは、負圧式でON RES PRIの位置があるんですが、プライマリー時は、奥にストロークするようになってて、この部分のシールがやられてる感じ。プライマリーは、使わないし諦めて、そのストローク部分にゴムのパッキンを押し込んでやったら????なんか、漏れなくなったみたい(笑)大体普通に走れるようになったと思ったら、ハプニング発生。エンジンに火が入らない!さっきまで問題なかったのに急にです。ECUかと思って新品買えるか問い合わせたりしましたが50000円を超える価格だし今は欠品になってるみたい。ただその際相談したトライアンフ浜松の店長さんの話ではトラの3気筒でECUが壊れたって話はほとんどないときっぱり言ってくれてたので気を強くして調べた結果、犯人はサイドスタンドスイッチとニュートラルスイッチらしいことがわかりました。普通にサイドスタンドで立っている状態でエンジンはセル始動&アイドリングしてたので同じ状態で急にエンジンが始動しなくなったので点火系の故障かと疑ったんですが、違ってました。どうもこの車両はエンジンが温まるとニュートラルセンサーの具合が悪くなるみたいでニュウトラルになってるのにニュートラルインジケータが消えてしまいます。要するにECUにニュートラルだという信号が行かなくなってしまうのでニッションがニュートラル以外でサイドスタンドが出されると失火する機構が働いてしまうらしいんですね。まあこのことが分かったのでエンジン始動時は跨ってサイドスタンドは収納状態でやれば問題なくかかるのでとりあえず良しとしました(´;ω;`)
ということで、やっと我が家にやってきた渋めのトラちゃんの紹介です。1995年製の初期3気筒エンジンモデル、Triumph Sprint 900です。外装の塗装は綺麗ですがボルトやナット類には錆が目立ちます。先に書いたニュートラルスイッチの問題以外に燃料警告灯が、たっぷりガソリンはあっても温まると点灯しちゃうって問題も。このモデルの中古は皆ウインカーが純正じゃなくなってるみたいだし、弱点がいっぱいあるモデルですねぇ😭
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軽くインプレッションしてみると、始動してすぐ感じるのは、うるさいエンジンってことです。ありとあらゆるエンジンメカノイズとザーザーいう音がすごくて排気音が聞こえないくらい。静かさとは無縁なエンジンです。走っても軽やかに回るエンジンとは正反対のいつもザラザラした感じで開けるとザボーって感じで加速していきます。加速は900ccもありますから悪くはありません。ザラザラ感を伴いながらズゴーって加速していきます。力強いと言えば力強いですね(笑)ただ、3気筒の特徴なのか高速域に入るとすごく滑らかに回るエンジンに変身します。あの低中速でのザラザラゴリゴリした感じはどこへいっちゃったのってな感じなんです。決して重いバイクではないんですが、取り回しは重いし特にセンタースタンドはたぶん設計が悪いのでしょう、重くて重くてかける気にならないくらいで、しかも一旦メインスタンド状態になると今度は解除できません。自分も虚弱な方ではないので、このメインスタンドはアングロサクソン族でないと使いにくいのでしょう。ポジションもでかいです。良く言えばゆったりしたロングツーリングに適したライディングポジションですが、個人的にはもう少しコンパクトな方が好きです。
トライアンフのトリプルですが、ツーリングモデルという位置づけです。ひらひらした操縦性ではなく高速道路にのって初めて良い感じで走れます。けして鈍重ではないしどちらかといえば、癖もなくニュートラルな操縦性をワインディングでも見せてくれます。でもコーナーが楽しいワインディングが心地よいというオートバイじゃないですね。でかいカウリングがなくなったら前回りも軽くなるし性格も変わるかもしれません。どこかのネット記事に、このモデルのカウリングを外してネイキッド風にした車両のインプレッションが乗ってましたが、かなり良いみたいです。
忍者と同じ排気量ですが、こちらの方が中速域まではずっとトルクを感じますし実際早いでしょう。すごく良いところもありませんが、悪くはないし気が付けば乗ってますから気負わなくてよいバイクなんでしょうね。
Triumph Sprint 900 1995 | |||||||||||||
【概要】 | 【性能】 | ||||||||||||
メーカー名 | Triumph | 最高出力 | 73.8kW (99ps)/9500rpm | ||||||||||
車両重量 | 215.0 kg (乾燥重量) | 最大トルク | 78.4N・m (8.0kg・m)/6500rpm | ||||||||||
全長×全幅×全高 | L2300 mm × W820 mm ×H 1260mm | 最高速度 | - | ||||||||||
【エンジン】 | 【シャーシ】 | ||||||||||||
エンジン形式 | 直列3気筒 4バルブ水冷 | フレーム形式 | バックボーン式ダイヤモンドフレーム | ||||||||||
エンジン型式 | エンジン懸架方式 | ||||||||||||
総排気量 | 885cc | キャスター | |||||||||||
圧縮比 | 10.6:1 | トレール | |||||||||||
内径(ボア) | 76mm | タイヤサイズ(前) | 120 / 70 R17 ZR (2.5bar) | ||||||||||
行程(ストローク) | 65mm | タイヤサイズ(後) | 170 / 60 R17 ZR (2.9bar) | ||||||||||
燃料供給装置 | 3x36mm ミクニCVキャブ | ホイールサイズ(前) | |||||||||||
【変速機】 | ホイールサイズ(後) | ||||||||||||
クラッチ形式 | 湿式多板クラッチ | ブレーキ(前) | 310mmダブルディスク、対向2ポッドキャリパー | ||||||||||
変速機形式 | リターン式6速 | ブレーキ(後) | 255mmディスク、2ピストンキャリパー | ||||||||||
変速比 | 1速 | フロントフォーク | 43mm正立フォーク | ||||||||||
2速 | リヤサスペンション | ||||||||||||
3速 | 燃料タンク容量 | 25L | |||||||||||
4速 | 燃費 | ||||||||||||
5速 | シート高さ | 780 mm (空車時) | |||||||||||
6速 | ホイールベース | 1490 mm | |||||||||||
2次減速比 | チェーン |