ちいちゃんは、おかあさんと手をつなぎお買い物です
「おかあさん、おかあさんこの茶色でかたいのは何?」
「ああ、それは栗よ、もう栗の季節になったのね」
「ふ~ん、美味しいの?」
「ホクホクして美味しいのよ、きょうは栗ご飯にしましょうか?」
お母さんは、栗を買い物かごの中に入れました
「かたくてご飯と一緒に食べられるかな~?」
ちいちゃんは、ちょっと心配そうな顔をすると
「うふふ、ちゃんとかたい皮をむいてからご飯と炊くからだいじょうぶよ」
おかあさんは、可愛いちいちゃんの頭を撫でながら言いました
「わーい、栗のご飯楽しみだね」
ちいちゃんは、嬉しくてお母さんとつないだ手を大きく振り
スキップをしながら、おうちに帰りました
夜になりお父さんが会社から帰ってくると
台所からは、ほわほわほわとあたたかい湯気と
美味しいそうなにおいがしてきました
「ごはんができたわよ~」
「わ~い、おとうさんきょうは栗のご飯なんだよ」
ちいちゃんは、おとうさんとおかあさんと台所の椅子に座ると
「いただきま~す」
飯のお茶碗を可愛い手で持ち
「わ~、黄色のご飯だ~」
ほんのり黄色のご飯をたべると
「わ~、甘くてホクホクしてて、とっても美味しいね~」
ちいちゃんはお母さんに嬉しそうに言いました
「うふふ、ちいちゃんは栗ご飯が気に入ったのね」
「そうだね、秋のご飯はおとうさんも大好きだよ」
お父さんも栗ご飯をパクパクと、美味しそうに食べました
ちいちゃんとおとうさんの嬉しそうな顔を見ると
おかあさんは、明日はどんな秋のご飯をつくろうかしらと
思うのでした。
金木犀の花が、いい香りで咲き始めたので
金木犀の話を書こうかと、、、
なぜか、、、栗ご飯の話になってしまいました
そういえば、、今年は冬瓜をまだ食べてないな~
今度お店で探してみようと思います