「てんとう虫さん、いらっしゃ~い♪」
みんなは、嬉しそうにてんとう虫さんを迎え入れました
「さあさあ、こちらにどうぞ、お外は寒かったでしょ」
「うん、お外は寒かったけど、お星様がきれいだったよ」
小さい人と、チョウチョさんとてんとう虫君は
あたたかいお部屋で、クリスマスの料理を食べ、
お歌を歌ったり、お話をして楽しく過ごしました
「ねえ、てんとう虫さん、そのかわいい植木鉢はなあに?」
「ああ、これ? あのね、去年のクリスマスイブにね、お部屋に
来年のクリスマスイブに咲くから育ててね、ってお手紙と一緒にハートの形の種があったの、
だから、植木鉢にまいてそだてているんだよ」
あらっ、、その種は、、ちょっと大きくなった天使さんからの
プレゼントじゃあないのかしら、、、
ちょうど、今夜がクリスマスイブの夜だから花が咲くのね
「どんな花かな~?」
「うん、、でもまだ、、蕾もついてないよ、、、」
「そうね、、、本当に今晩咲くかしら?」
「クリスマスイブの夜に咲くはずなんだけど、、な」
みんなが、植木鉢を見ていると
ハートの形の葉っぱの間から
小さな、うすいももいろの蕾ができました。
うすいももいろの蕾は少しずつ大きくなり、ピンポン玉くらいの大きさになりました
「わ~、すごいね~」
みんなが、とつぜんついた蕾にびっくりしていると、
うすももいろの蕾が、ポンとかわいい音をたてひらきました。
そうして中から、ぴんく色のかわいい女の子のお花の妖精が出てきたのです
「こんばんわ、、ちょっと大きくなった天使さんから
今夜みなさんにこれを届けるようにと、言付かってきたの」
ピンク色のかわいい妖精がそういい、かわいいお花のステッキをふると、
きらきらキラキラと、ひかりの粉の中から
ゆらゆらゆらと、かわいく小さいふわふわのぴんく色のハートが舞い落ちてきました
「すご~い、とってもきれい~♪」
「うん、、夢みたいに素敵だね~♪」
みんなは、みとれてしまいました
「あれっ、、、あのかわいい妖精さんは?」
「うん、、どこ行っちゃったのかな?」
「きっと、おうちに帰ったんじゃないかな、、」
「そうね、クリスマスだから妖精さんの国でみんなが待っているのよ」
「あれっ、、お手紙が、、」
チョウチョさんがお手紙をひろうと
お手紙には、
「メリークリスマス♪ 小さくてかわいいハートはたべられるよ」、と書いてありました
舞い落ちてきた、小さくふわふわのハートを手にとり
お口の中に入れてみると、
ふわふわふわとやさしく甘いハートは雪のようにとけていきました。
「うふふふ、、やさしい妖精さんのお菓子~♪」
「うん、、ふわふわ~」
「こんなにやさしいお菓子ははじめて」
「ふわふわでかわいいハートのお菓子なんて素敵ね~」
ちょうちょさんの入れてくれた紅茶の中にかわいいハートを入れてみると
ふわふわでかわいいハートは、くるくるくるとまわりました。
うふふふ、、ちょっと大きくなった天使さんからの素敵な贈り物で
素敵なクリスマスイブの夜はふけていきます♪♪
去年のクリスマスイブにはどんなことを書いたんだっけとみてみたら、、
てんとう虫くんのお話を書いていたので今年もと思い書いてみました
あなたもすてきでやさしいクリスマスイブを~~♪゜・*:.。. .。.:*・♪