水戸テアトル西友で映画「眉山」を観てきました。眉山と言うのは、山の名前だったんですね。徳島の街中から見える眉山へは、阿波踊りと共に、徳島のシンボル。ロープウェーで山頂へ登ると、徳島の街が一望に見渡せ、夜景も美しいみたいです。残念ながら、私はまだ行って見たことがありませんが。 この徳島を舞台に、ストーリーは展開します。
そして、華やかな阿波踊りに街中が踊り乱れる盆の晩、死を前にした母と、娘は最後の思い出に踊りの会場へ。幼い日のおぼろげな記憶の中にしかなかった父も、初めて阿波踊りの会場へ、娘・咲子の残した言葉に惹かれる様にやってきます。
松島菜々子の演じる娘も、気丈な母役の宮本信子さんの演技も良かった。阿波踊りのお囃子のを背景に、愛するがゆえに身を引いた女と、母を気遣い耐えてきた娘の父への思いを描いたさだまさしさんって、想像以上の日本人的感覚の持ち主なんですね。
女手一人で娘を育て、懸命に生きた母の死は清らかな思い出であり、決して寂しいものではなく、次の世代の生きる希望をも思わせるラストシーンでした。母親の病が縁で咲子と病院で知り合った小児科医役の 大沢たかお も爽やかで好感が持てます。
犬童一心監督の作品を見るのは初めてだったかな？また次の作品を期待してます。
アイーダ（劇団四季）を紹介するブログパーツです。
