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棚への総飾り

2019-06-01 23:45:15 | Weblog
薄茶を点てて振舞われた後、お仕舞いくださいの言葉に、茶器をかたずけ水屋へ持ち帰るのが通例ですが、お点前に使用した道具を全て棚飾りとして、お茶室に残してお仕舞いにする場合があります。
普通、棗などの薄茶器を飾って残しますが、総飾りは使用した全てを飾ります。

 

棚へ飾る場合、①茶碗に茶巾・茶筅・茶杓を組み込んだもの②茶入れ③柄杓と蓋置き④こぼし⑤袱紗を飾ります。

 

A.多くは天板の上に柄杓と蓋置き、上棚に茶碗と茶入れ、下棚に水指しと袱紗、最下部に桑下建水など平たいこぼしを飾ります。
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B.天板の上の蓋置きをこぼしの中に入れ、代わりに茶入れを置き、中棚には茶碗のみを飾る場合がありますが、柄杓と蓋置きがセットにならず別々の場所に置かれるので割り飾りと呼ばれます。
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C.柄杓と蓋置きを中棚に飾り、天板の上に茶碗と茶入れを飾るときがあります。
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D.C.の場合の割り飾りは天板の上に茶碗だけ、中棚の上に茶入れと柄杓、蓋置きは最下部の棚のこぼしの中へ置く様になります。
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いずれの場合も袱紗は最後に水差しの蓋の上に烏帽子にたたんでのせますが、棚の支柱が竹など細いものの場合は支柱に絡ませてせみが停まった様な変化のある飾りは夏に使用されます

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