キリンの低価格帯ブレンデッド、ボストンクラブの淡麗原酒です。
ヘビーピートモルトと熟成グレーンを使用と謳う豊醇原酒に対して、
淡麗はライト、ノンピートモルトに熟成ライトグレーンをブレンドとのこと。
お値段は640mlで700円程度。
豊醇原酒よりもやや廉価で販売されている所と、同額の所がありました。
豊醇原酒は良い意味で期待を裏切ってくれたので、こちらにも期待したいですが、
なんとなく「淡麗」という言葉は地雷な気もします…。
さあ、その香味は如何に。
香りは…悪いとは思いませんが、全体的に密度が薄い。
必死に嗅いで、何となく果実香?でしょうか。
キリン特有のバーボンを思わせるバニラ香はほぼ感じられません。
その代わり、アルコールの厭味もあまりありませんが。
さて、飲んでみると…飲んでも特に感想が…。笑
ウイスキーっほさはあるのですが、ホントに特徴が薄く、
なかなか上手い形容詞が浮かんできません。
同価格帯のレッドや香薫のような厭味がほとんど感じられないのは好感ですが、
加点要素がないのもそれはそれで単体で飲むにはつらい。
ここまで淡麗だと、カクテルベースや何かで割って使いたいですね。
でもそれならカナディアンクラブでいいような…(他の安銘柄でも言えますが)
価格帯からも、競合するのはブラックニッカのクリアでしょうか。
最低限モルトを感じられるクリアに対し、淡麗原酒はグレーンの優秀さが目立ちます。
個性は薄いものの、欠点が悪目立ちしないのはこの価格帯では評価点。
モルトや、個性のあるブレンデッドを混ぜても邪魔をしなさそうですので、
美味しいブレンドが見つかるか、試してみようと思います。
香りD+ 風味D+ 厚みD 余韻C C/P B 総合C-
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