江井ヶ嶋酒造の地ウイスキー、ホワイトオークあかしをいただきます。
江井ヶ嶋酒造のウイスキーの歴史は意外にも古く、
1919年には既にウイスキー製造免許を取得、現在の蒸留所は1984年に竣工しています。
小さいながらも、象徴であるポットスチル含め、スコッチ式の様式が整っています。
こちらのホワイトオークあかしは、ブレンデッドのスタンダード銘柄。
同メーカーのブレンデッドでは最高価格帯ですが、横の比較では
角瓶、BNディープあたりと同価格帯でしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/8f/5add1a603875ca10a2b358bd89e3072d.jpg)
若い原酒メインらしく、アルコール感が先にくるものの、全体的に穏やか。
それなりにバーボン樽の甘みを含んだトースト香、奥底に感じる生木。
口に含むと…今までにあまり経験のない風味。
アルコールの厭味が来るでもなく、香りが広がるでもなく…
なんとなく甘めで、リフィルと思われる、穏やかな香味。
加水されるとややキャラクターが立つが、モルトの旨み、グレーンの甘みがメイン。
かといってライトかと言われると難しく、土台の強さは感じられる。
ここまで書いて気づきましたが、ハイニッカ系ですね、これ。
華やかな果実香、バニラ系が目立つわけでもなく、
ピーテッドモルトもほとんど使われておらず、無個性とも感じてしまいますが、
安酒特有の厭味もなく、不思議と不味いとは感じない。悪くない。
香りがあまり立たないため、評価が難しいですが、
このモルトが上手く成長したら…と想像したくなる1本。
個人的にはこのベース、土台力を活かして
色々と遊んでみたくなってしまいます。笑
香りC 風味B- 厚みB 余韻B- C/P B+ 総合B-
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