先日、休暇で御殿場方面へ旅行(とロックフェス)へ行ってきたついでに、
キリンディスティラリー 富士御殿場蒸留所へ見学へ行ってきました。
ニッカでもサントリーでもなくキリン。あえてね。
…もう時代遅れですね。
蒸留所は富士山の麓、御殿場駅と山中湖の中間あたりにあります。
周囲を森に囲まれた、自然豊かな場所に突然現れる広大な食品工場。
なかなかにギャップがあります。
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受付を済ませ、しばし見学可能エリアを徘徊。
最上階には展望台があり、工場を一望することができます。
受付奥にはマザーウォーターである富士山の伏流水の試飲や、新旧ラインナップの展示が。
見学コースでは、まず御殿場蒸留所のウイスキー製造についてのムービーを鑑賞。
キリンビールの工場でも似たような雰囲気のムービーを最初に見せられますね。笑
続いて、工場のラインの上を通りながら、ウイスキーの原材料、ポットスチル、熟成樽の紹介。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/97/13c19b2591b4e9cd61de418992ca6e10.jpg)
現役のものではないですが、ポットスチルは写真を撮らせてもらえました。
また、キリンのウイスキーは全てバレル(容量180ℓ)で熟成されているようです。
ラインナップに20年以上の長期熟成品がないのはそのへんの関係なのでしょうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/ed/f00edac16388af47f798f87866e468b5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/64/838d2124cbf9648d04be6a6d6355a422.jpg)
この樽の貯蔵棚も、雰囲気は出ているのですが、模型なんですよね。残念。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/02/a527f00c3bf029e0e954fb3013f53c9f.jpg)
といった比較的あっさりな工程紹介を経て、試飲に。
同時に美味しいハイボールの作り方の紹介も行われました。
私は案内係のお姉さんが紹介がてら作った富士山麓「山頂」ハイボールと
有料試飲のシングルグレーンNAをいただきました。
同伴者の彼女に頼みこんでハンドルキーパーになってもらいました。笑
富士山麓ハイボールは濃さに応じて「山頂」「七合目」「五合目」と
呼ばれます。
紹介ではそれぞれ1:3、1:4、1:5で割られ、氷の溶ける分込みで
10°、7°、5°程度になることが名前の由来のようです。
グレーンのほうは、蒸留所限定販売品で1本1万円(たしか)と、お値段もかなりするため、
試飲(500円/ショット)で飲んでほしい1杯でもあります。
他には同じく限定品であるグレーンの25年、ピュアモルトの他、富士山麓18年や
ノンアルコールはノンアルチューハイの他、生茶、午後の紅茶、キリンレモンなどが楽しめます。
おつまみとして全員に米菓ミックス(ブルボン製)が提供される他、
有料試飲には富士山麓チョコレートがついてきました。
どちらもかなり美味しかったです。
また、試飲所にはお土産コーナーが併設されています。
キリンの定番ウイスキー(ボストンクラブ、富士山麓、ロバートブラウン)の他、
蒸留所限定ウイスキーやグラス、ウイスキーを使ったお菓子などが販売されていました。
Ruudは限定ピュアモルトを購入しました。近々レビューしたいと思います。
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以上が見学レビューですが、感想としては、やや微妙でした。笑
ウイスキーの工程については駆け足の内容で、写真を撮る時間もなく。
それでいて工場紹介のムービーが長く、もどかしいところでした。
もう少しじっくり見学の時間があれば嬉しかったですね。
もともとキリンはウイスキーに対してのやる気が些か「……」なところがありますが、
箱根からも程近い御殿場は、他の蒸留所と比べ、かなり有利な立地にあります。
ライト層だけでなく、ウイスキーファンを掴むための
見学プラン(と商品展開)をお願いしたいですね。
![](http://image.with2.net/img/banner/c/banner_1/br_c_1908_1.gif)
キリンの蒸溜所見学、うらやましいです。
私は白州蒸溜所のみ見学に行ったことがあるのですが、サントリーに比べ、キリンやニッカのほうが蒸溜所限定のボトルが多そうなので非常に興味があります。(サントリーの蒸溜所も十分魅力的ですが)
ただキリンがウイスキーに対してやる気がないというのもよく聞く話ですのでウイスキー好きとしては残念なところですね。
またの更新をお待ちしています。
いつもコメントありがとうございます。
個人的には白州蒸留所の方が羨ましいです。笑
参考までに、キリンの蒸留所限定品は以下のHPでも購入可能です。
http://www.drinx.jp/housky/
グレーンNAの価格の割には、同じグレーンの25年はお値打ち(といっても3万円ですが…)かもしれません。
それにしても、ピュアモルトの3千円はいい感じです(後日レビューしますが)。
白州蒸溜所は非常におもしろいので是非行ってみてください。東京在住でしたら日帰りでも行こうと思えば行けますので。私は千葉在住ですが日帰りで山梨にあるサントリーのワイナリーと蒸溜所を回ったことがあります。
蒸溜所でしか購入できないと思っていたのでネットで購入できるとは驚きです。教えていただき、ありがとうございます。
ただグレーンウイスキーでこの値段とは...。なかなか手が出ないですね。ピュアモルトのほうは購入を視野に入れることができる値段なので覚えておきます。