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Steady does it.

written by taropoo

電車じゃないよ、汽車だよ (2008.11)

2009-03-22 19:05:15 | くだらない話
こっちの鉄道のほとんどは、電車ではなくて汽車なんですよ。
飲み会の席で、奥出雲町の方に指摘されました。

どういうことかと思って、線路をみてみると、電線が無い。
実際に走っている列車をみてみると、車両の屋根にパンタグラフが無い。

なるほど。こっちの列車は、電気ではなく、ディーゼルエンジンで走っている。
だから「電車」ではなく「汽車」。
簡潔にいうとそういうことみたいです。

(ただ、これも法令上どうこうの話ではなく、一般的な区別として呼ばれているだけで、そもそも地域によっても区別の仕方が違うみたいです。ネットでもいろんな書かれかたをしています。)

それからというもの、列車が走っているとついつい「電車」か「汽車」かを確かめてしまいます・・・松江を走っている列車では、岡山と出雲のあいだを走る特急やくもや一畑電車は「電車」のようです。それ以外は「汽車」、かな。

今まで何も考えず「電車」と言っていたけれど、こっちにきてそれが通じないことにちょっと違和感・・・電線の無い鉄道とか、パンタグラフの無い車両とか、まだ見慣れなくて、シンプルすぎて、なんか不思議で。
逆に「汽車」や「列車」と呼ぶ地域の人が東京で暮らすようになったら、最初は「電車」に違和感を感じるんでしょうかね。


早々にマイカーを買ったせいで、あんまり電車に乗ることもないけれど。
埼玉での秩父鉄道や東武伊勢崎線のように、
千葉でのJR総武線や千葉都市モノレールのように、
東京での都電荒川線や東京メトロ有楽町線のように、
ここ松江でもローカルな列車と仲良くなりたい!と思う今日この頃です。


冬の山陰

2009-03-11 19:47:10 | くだらない話
暗い。

寒い。

冷たい。

重たい。

そんな感じです。

冬の山陰。

とにかく日照時間が少ない。雨が多い。雪も降る。天気が変わりやすい。

これまで僕が暮らしてきたところは、冬はとにかく晴れてました。
群馬の赤城山から吹き降りる北風は強かったけど、雨はまったく降りません。
乾燥しているから、消防車がカンカン鳴らしながら火の元注意を呼び掛けるという光景。
こっちに来てはじめて、太平洋側の冬の気候の良さが実感できた気がします。

12月だったか、松江で雪が20センチくらい積もったとき、「まるで雪国じゃないですか!!」と職場の先輩に言ったところ「いやいや、ここは雪国なんだけんね」とあっさり訂正されてしまいました。
凄いところに来てしまったと思いました。

ラフカディオ・ハーンが、松江の寒さに耐えられず九州に移住したという逸話もうなずけます・・・

はて、他の季節はどうなんだろうな。
楽しみでもあり、不安でもあり・・・


59→21

2009-03-08 15:59:04 | くだらない話
突然ですが。
自分の生まれた都道府県の市町村、全部いえますか?

島根県の市町村は、全部で21あります。
「平成の大合併」の前は59ありました。
自分が生まれ育った埼玉県も、大学時代を過ごした千葉県も、こないだまで住んでいた東京都も、全部はいえなかったけど、島根県はもう、名前も場所も覚えました。

いちおう、地方自治に携わる人間ということでね。

こっちに住んでいるうちに、全部の市町村をまわりたいですね。
なんにも無いところ、といったら失礼だけど、そういうところも含めて、行ってみたいですね。
できれば、21じゃなくて59のほうで。

僕と清原の接点

2009-03-07 01:36:56 | くだらない話
「男道 清原和博」を読みました。

ハードカバーの表紙から2枚めくったところに、清原の写真が載っていました。
PL学園時代の甲子園優勝でも、西武時代の日本一でも、巨人時代の通算500号本塁打や2000本安打でもなく、オリックスのユニフォームを着た清原が豪快に空振りしている、現役最終打席の写真。
そんなところに、素直に興味が湧いて、買いました。
ちなみに、最後まで読んでも、この本に登場する写真はこの1枚だけです。
その理由は、最後まで読んだらよくわかりました。

僕は清原に何か特別な想い入れがある訳でもなければ、野球をやっていたときの目標だったわけでもありません。

しかし、自分の高校時代と重なった1行の文章にぶつかって、当時のことが強烈に思い出されて、不覚にも涙が出てしまいました。

その文章とは

「両親は僕と一緒に野球をしていたのだ」

75ページに出てきます。
全部で250ページあるから、かなり最初のほう。学生時代の話です。
清原の両親は野球に詳しかったわけではないのに、「両親はいつだって僕に何が必要かを知っていて、それをちゃんと用意してくれていた」。
それができたのは、「膝小僧の傷ひとつ、こぼした涙の一滴で、その日に何があったかを知る」ことで、清原と両親の気持ちが一つになったから。
そうして一緒に球拾いをし、素振りをし、ホームランを打っていたのだ、と。


僕が高校最後の夏で戦った高校は、凄く嫌なチームだった。絶対に負けたくなかった。負けるわけが無いと本気で思ってた。ところが7回コールドで負けた。1点も取れなかった。僕はベンチだった。何もできなかった。
敗北という事実、相手校の喜んでいる姿、自分の不甲斐なさ、もう高校野球ができなくなったこと、すべてが悔しかった。
それでも受け入れなければならなかった。
本気で取り組んできた野球が、今日で終わったのだ。
家に帰ったら、親に感謝の気持ちを伝えようと思った。
僕なりのけじめだった。

家に帰ったのは夜だった。
母親は起きていた。
今まで汚いユニホームを洗ってくれたり、道具を買ってくれたり、ご飯を作ってくれたりしてくれてありがとうございましたと言った。
言い終わる前に、涙が溢れて止まらなかった。親の顔が見れなかった。

母は、「勝って欲しかったんだからね」とだけ言った。
そして、一緒に泣いた。

そのあと作ってくれたインスタントラーメンの温かさは、一生忘れられません。


これが、僕と清原の接点です。



ミラジーノ!! (2008.10.26)

2009-03-03 21:51:29 | くだらない話
車を買いました。
地方に出向したら、必ず買おうと思ってました。

買ったのはダイハツの「ミラジーノ」
旧型。色はグリーン。
平成14年式。

後ろにはワイパー付いてません。古いからなのか?
普段は気になりませんが、やっぱり上り坂には弱い。
3人も4人も乗れば、狭く感じてしまうでしょう。

でもすごくすごく気に入ってます。
所詮中古だし、軽だし、安いほうなのだけど、
24年の人生で一番高い買い物。

これで山陰を駆け抜けます。
ちゃんとメンテナンスもして、大切にしよ。


シマネスク・島根 (2008.10)

2009-03-03 02:04:14 | くだらない話
最近できあがった僕の名刺の隅っこに、こんな言葉がロゴマークと共に書かれています。



はなわが歌ってたね。

埼玉の場合は「彩の国さいたま」

沖縄の場合は「行こうよおいでよ沖縄」

なのに佐賀の場合は、「佐賀をさがそう」~



で、島根の場合はこの「シマネスク・島根」なんだそうな。

・・・うん、意味不明です(笑)

周りに聞いてみると、しまね式というか、しまねらしさというか、なんかそんな感じの造語らしい。

まぁキャッチフレーズだから抽象的でも良いのかもしれないけど、それにしてもパンチが無さすぎる気が・・・



宍道湖の夕日はきれい (2009.2.8)

2009-03-03 02:00:03 | くだらない話
島根県東部に、宍道(しんじ)湖という大きな湖があります。
最初は、読みかたすらよくわかりませんでしたけど・・・

面積は全国第7位。
(ちなみに①琵琶湖②霞ヶ浦③サロマ湖④猪苗代湖⑤中海⑥屈斜路湖)
(ちなみに⑤中海(なかうみ)は島根と鳥取のあいだにある)

この宍道湖で、日本のシジミの4割を獲っています。
ここは日本海から海水が流れ込んでいる、いわゆる「汽水湖」で、栄養が豊富なので他にもいろいろ獲れるみたいです。
例えば、鱸(スズキ)、モロゲエビ、うなぎ、アマサギ、シラウオ、鯉。
これにシジミを入れた7つの魚介類を「宍道湖七珍(しっちん)」といい、それぞれの頭文字を取って「すもうあしこし」と覚えるのだそう。
七珍料理、おいしいので島根県東部にお越しの際はぜひ食してみてください。


タイトルの通り、宍道湖の夕焼けはとってもきれいで、「日本の夕陽百選」に選ばれたりもして、休日で晴れた日ともなれば、三脚を構えたカメラマンや、家族連れやカップルがずらり。

県庁のそばに宍道湖大橋という立派な橋があって、その近くに県立美術館があるんだけど、そのあたりから西をみると、ちょうど湖の真ん中に大きなオレンジ色が沈んで、空の澄んだ青と何ともいえないコントラストを生み出しています。それをやさしく反射する湖の水面がきらきらと眩しい。
湖にぽっかり浮かぶ小島、嫁ヶ島の黒がまた、懐石料理の小鉢のように、情景に花を添えています。


僕も何回か見に行きました。まだ何回かですけど。


宍道湖は水深が浅く、風の日にはすぐに湖底の砂と掻き混ざって茶色くなるので、汚い湖という印象をあたえてしまうのだけど、そんなことは無いからね。



竹島の日

2009-02-22 17:56:15 | くだらない話
島根県にとって、今日は「竹島の日」という大事な(?)日らしい。

まちをウロウロしていると、たま~に
「竹島は日本の領土です」
と書かれた看板が立っていたりします。

今日は県民会館で式典なんかも開催されていて、そこには国会議員なんかも来ているらしい。

領土権争いとか、センシティブな問題らしいことはわかるのだけど、
不勉強すぎて、この場で何も意見を言えない自分。
せっかくなので参加申込書書いて、行けばよかったかな。


島根初上陸… (2008.9.30)

2009-02-22 15:58:13 | くだらない話
9月中旬に地方への異動を告げられ、
たった2日間の研修の最後に
「あなたは島根県です」と言われ、
異動の1週間前に配属課が決まり・・・
実感の湧かないまま業務引継書を作り、
引越しや何やら身辺整理をし、
30日は朝から辞令書を持って挨拶回りに奔走、
羽田空港でちょっと小さめの飛行機に乗り込んで、
出雲空港に着くころにはすっかり夜でした。

乗客のまばらな飛行機が高度を下げはじめ、薄暗い外の景色をみて、言いようのない不安感、寂しさ、そういったものを少なからず感じながらの初上陸でした。

泊まったのは松江市役所そばのホテル。
人の気はなく、街灯もほとんどなく、とっても静か。

夜中も明るい東京の街を嫌になることもあったけど、夜が真っ暗で静かな生活というのも、それが自然な姿だとわかっていても、なかなか受け入れるには時間がかかりそうでした。

しかし、新天地に対する期待もやはりあって、素直に感じたドキドキ感を、素直に感じた寂しさの手前に押し出して、翌日からさっそく始まる仕事に備えることにしたのでした。

つづきの始まり。

2009-02-21 23:58:21 | くだらない話
こんばんは。

4か月くらい空いてしまいましたが、また少しずつ書いていきます。
個人的には、もっと書かない時間が長くなると思ってましたが。
無性に書きたくなったので、書きます。
よろしくお願いします。

実は10月から島根県松江市に住んでいます。
東京からだと、飛行機なら片道1.5時間、電車なら7時間で来れます。

2010年の9月までこっちで働きます。予定です。あと1年8か月。

こうして松江に住むことになったのも何かの縁だと、「勝手に島根PR大使」としていろいろ紹介できればと思います。
ブログをほったらかしにしていた期間のことも、おいおい書いていければと思います。
話がさかのぼるときは、時系列で並ぶように、アップして何日か経ってあとで投稿日をいじるという措置を取りたいと思いますのでご承知おきください。


最初は回想シーンが多くなるかもしれないけど、許してね。