たろおの小屋

昼間は「聖職者」を演じる永遠の若造「たろお」のつぶやき。
仕事,家族,後遺症・・・。感謝の日々を綴っています。

「いじめ問題」の利用法

2006-12-11 19:31:21 | お仕事
3時間目開始直後、生徒指導主任が飛び込んできました。
「先生のクラスのAさんが、『いじめられている』と泣きながら訴えている」と。
(またか。)

1分1秒の授業時間が惜しい時期なのだが、周りの子にも本人たちにも個別に話を聞いてみた。
確かにAは陰口を言われていた。しかし、加害者とされた子もAに陰口を言われ、それどころか、無視され、仲間外れの状態にもされていたという。もっとも,それに甘んじているほど弱くないから,悪口を言い返していたのだという。
周囲の正統派達も、両者と親しい友人達も「あれはけんかだよ。」と断言している。加害者側に同情する声も多い。

要するに、「けんかで形勢不利になったから権力にすがった」という様相である。先週は校長に訴え、今日は生徒指導主任。担任の私に言っても見抜かれるから、Aの性格や交友関係に詳しくない外堀から固めようとしたのだろう。

「いじめ」と言われると、教師がけんかの片棒すら担がされかねない現状。生徒指導主任など、Aに「カツラをかぶってハゲを隠している」という手紙を回され、濡れ衣を着せられて、「これが友達ならいじめ問題だ!」という個別指導の途中に「Aのいじめ問題」にすげ替えられたらしい。

「いじめ」という言葉が一人歩きしている。明日あたり『少年と狼』の絵本でも読んでやるかな(-"-;)

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