たろおの小屋

昼間は「聖職者」を演じる永遠の若造「たろお」のつぶやき。
仕事のこと,家族のこと,そして脳出血や失語症のこと・・・。

祝・個別面談終了!

2005-10-07 20:21:50 | お仕事
今日まで3日間,個別面談でした。
保護者の中にも緊張する方がいるようですが,
教師はそれ以上に緊張します。(そのはずです(笑))
だって,「お得意様との駆け引き」なわけですから。

露骨に
「こういう点が困る。」
「こうして欲しい!」

なんて言いません。
そんなことをすれば親の方だって,
「そこまで言わなくたって・・・。」
「喧嘩を売っているのか?!」

って言いたくなりますよね。

だから,とにかく褒めます。
褒めて褒めて褒めて・・・
自分でも「本当に良い子なんです。」って思えるようになってから,
「この点だけが向上すれば,最高なんですよね。」
と付け加えます。

でも,それもよっぽどの問題がある場合です。
細かいことは,
「こういうことがあるんですけど,それも○○さんらしさですね。」
と,笑って済ませます。

マスコミが言っているほど,
今の親は怠慢ではありません。
きちんと,子どものことで悩んでいます。
だから,教師が褒めてあげるぐらいで丁度良いと思います。

子どもが褒められれば親は安心します。
安心するから,子どもに優しくなります。
親が優しくしてくれれば,子どもは落ち着きます。
子どもが落ち着けば,私も教えやすくなります

前述のような「深謀遠慮」をして諭さなければならないような親御さんや子どもなんて,本当にごくごく一部です。50人に1~2人,クラスに1人居るか居ないかですね。


ほとんどが談笑で終わるのに,どうして緊張するのか・・・
それは,「禁句」を言わないようにすることに神経を注ぐからです。
例えば,今回危なかった禁句は・・・

「女の子とはいえ,男の子(・・・みたいですね。・・・おっと危ない!・・・)
 ・・・たちにも好かれますよね。活発でさっぱりした性格ですから。」

「すぐに(・・・けんかを始めるんですよね。・・・おっと危ない!・・・)
 ・・・外に出て,体を動かして遊びますよね。本当に元気がよくて・・・。」

「忘れ物(・・・がまだまだ多くて困って・・・。おっと!・・・)
 ・・・もずいぶん減ってきましたね。お家で声をかけてくださっているからですか?」

「けっこう(・・・口の悪い・・・。おっとっと!・・・)
 ・・・元気が良くて,はっきりとしたお子さんが多いですから(笑)」

・・・云々。他にもまだまだあった気がします。


先程,「はる」さんが「表情筋の話」をUPしていましたが,同僚の女性の先生がこんなことを言っていました。
「笑顔と真顔のくり返して,顔の筋肉が・・・。」
若返りのためのエクササイズには,個別面談が良いのかもしれません


「禁句」といえば,こんな本の執筆に関わったこともありました。
初めて「印税」なんていうのももらったりして・・・
もう7年も前になるんですね。
懐かしいなぁ
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2 コメント

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Unknown (はる)
2005-10-10 08:41:38
以前,個人面談で

「それって,“学習障害”って言っていますか?」

って,聞き返した事があって,

「そこまででは・・・」

と言われた事がありました。



その後も気になって気になって,次の学年(担任は替わり)の面談の時に,

「以前にこんな事を言われたのですが,どうですか?」と聞いたら,

「そのような事は全然ありませんよ」

と言っていました



本人も変わったのかもしれませんが,あなたも教師で,自分自身も多少は勉強していても,「うちの子ってそうなの??」と思わせられたという事は,先生の言葉はやはり重いんでしょうね。
返信する
そんなことも・・・ (たろお)
2005-10-10 12:29:45
ありましたねぇ~。

でも,そういう「はる」さんの感想が,

「親から見た教師」

という情報として,ずいぶん勉強になっています。



昔,N先輩に

「教師は家庭をもって半人前。

 子どもができて4分の3人前。

 子どもが小学校に上がったら一人前。」

なんて,結婚祝いの言葉を頂いたことを思い出しました。
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