たろおの小屋

昼間は「聖職者」を演じる永遠の若造「たろお」のつぶやき。
仕事,家族,後遺症・・・。感謝の日々を綴っています。

再起動編【息子たちへ】

2024-03-28 14:15:41 | 脳出血・失語症
 教師は素晴らしい仕事である。
 子供たちと元気を交換し合って、こちらも若返る。

 私が教師を選んだ理由は
「ドッジボールをしていれば良い職業だから。」
であった。
 文書仕事もあることは職に就いてからわかったが、それでも楽しかった。

「授業はオーケストラ。
一人一人の児童の良さを引き出す舞台。
それを引き出すため見『指導案』という譜面を組んで、
当日はタクトを振るだけで児童が自分の色を奏でる…」
それを理想として走り続けたら、市教育委員会の指導主事になっていた。

 教育委員会という職場に興味をもって、勧められるままに入ったのが間違えだった。
 教育委員会に子供はいない。元気をもらえない。職場は大人だけ。
「いつかは、子供たちが居る教育現場に戻れる。」
と走り続けた。
その時に知ったのは、
「教育委員会からの出口は基本的に管理職しかない。」
と知らされた。
 そして、走り続けた結果…倒れた。

 息子たちよ、学校現場は夢を語れる世界だ。
 私は教員であることを誇りに思っているし、同じ道を選んでくれたことも嬉しい。
「私の人生は間違っていなかった。」
と、家族や、教師を志してくれた教え子たちが証してくれた。

 でも、上を見ると、教育界は暗雲が立ち込めている。
 教育委員会とか管理職とか、そんな上を見上げると、組織の政略に利用される。
「公務員」という冷たい楔で抜け出せなくなる。

 だから、「一生、一教師」である者こそ尊いと思いなさい。
前にいる教え子たちと家族を、笑顔で守り続ける…そういう男を目指そう!
主体的で対話的な深い「授業の道」を究めよう!
そこにこそ「教育の神」がいるのだろう。


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