「やっと来られた…」
平成時代からの念願のお店に訪店が叶った。
「職場の歓送迎会で…」
「仕事終わりの一杯に…」
教員仲間に、
そんな噂を聞いていた。
「私も近いうちに…」
そう思っていた矢先に、
「にしみや旅館が全焼!?」
訪店は夢に消えた……
しかし、
コロナ禍が一区切りした頃に
「にしみや食堂」として復活した。
気付けば
6年以上が経っていた。
今回の訪店で
【はるさん】の注文は
「中華そばと半カレー」。
最初に「半カレー」が出て来た。
「こういう
普通のカレーが食べたかった~」
辛さやスパイスが苦手な彼女。
「おばあちゃんが作ってくれる
万人が納得するカレーが嬉しい。」
確かに、
しっかりと煮込まれおり、
「町内会やPTAバザーで
皆で頬張っていたような
懐かしいカレーだね。」
紅ショウガに
違和感を感じた様子だったが、
私が有り難く頂いた。
半カレーから遅れて数分後、
「中華そば」が並べられた……
(「昭和レトロの『にしみや食堂』(2)」に続く…)